パテックフィリップ 2017年新作・速報

23日より開幕するバーゼル・ワールドだが、その前日の22日がプレス・デイということもあって、いくつかのブランドはすでに情報を公開しており、最も気になるパテックフィリップの新作もすでにオフィシャルサイトで公開されている。

https://www.patek.com/en/collection/new-models-2017

 


画像はパテックフィリップのオフォシャル・サイトより（以下同じ）。


新作中、一番先に目が行ってしまったのは、シンプルリピーターの名機5078のホワイトゴールドケースだ。2016年までのカタログ掲載機種（PTならびにRGケース）がすべてディスコンとなり、新たに登場したこのWGモデル、文字盤はもちろんエナメル仕様だが、色はクリームエナメルと形容されている。しかも、インデックスがローマンからブレゲ数字のアプライドに変更されている。
さらに、38mm径の5078よりも一回り大きく、ケース径40mmという5178という新作も投入されている。
一見、まったく同じデザインだが、この5178が5078と大きく異なるのは、カセドラルゴングが搭載されているという点だ！！

とはいえ、こんな調子で、5131/1Pが出たとか、一個一個書き始めると大変なコトになってしまいそうなので、まずは速報的な情報のみを抜き出してみていくと、発表されている新作は上の画像のモデルだけではなく、そこに載っていない”周年記念的”な限定モデルも存在することがわかる。


まずは、「アクアノート・コレクション誕生20周年」モデルのひとつとして発表された、アクアノート トラベルタイム Ref. 5650G  Patek Philippe Advanced Research　だ。


ホワイトゴール ド仕様で500個限定製作。
アドバンストリサーチ・プロジェクトとは、ガンギ車にシリコンを組み込むという、素材革命に先鞭をつけたパテックフィリップが、その技術発展を段階的に限定作品として発表してきたプロジェクトである。
詳細は以下を参照して欲しい。
http://www.patek.com/jp/コミュニケーション/技術記事/技術革新‐ロン・デコルテ

今回は「Spiromax®髭ぜんまい」と「フレキシブル機構」という2つの技術が組み込まれた、さらなる革新的作品であり、その技術を可視化するため、パテックフィリップとして初とも言える文字盤側から機構を覗かせる先進的なデザインも採用されてる。
カタログ品としては、ケース径42.2 mmという新しいジャンボ・サイズで18金ホワイトゴールド仕様の5168Gモ デルも、「アクアノート・コレクション誕生20周年」モデルとして発表されている。


そして、もうひとつのアニヴァーサリーが、「超薄型自動巻のキャリバー240、誕生40周年」である。
スケルトン＆彫金仕上げのローズゴールド仕様のカラトラバ5180/1Rや、カラトラバ6006G、婦人用カラトラバ・ハイジュエリー4899など、超薄型キャリバーを利点を活かした新作が多数発表されている。


オフィシャルサイトには、はやくも新作動画がUPされているので、ぜひそちらも見ていただきたい。
https://www.patek.com/en/communication/news/baselworld-2017
また、通常は一番情報が遅くなりがちな、ドームクロックやミニアチュールなどの工芸エナメル文字盤の動画が、今年は真っ先に公開されているのも興味深い。


また、2017年の新作を含む「すべてのモデル」というオフィシャルサイト・ページをみることで、今年ディスコンとされた作品が以下のモデルであることが判明した。意外なモデルや、結果として短命に終わったものなだ、かなり多くのモデルがカタログから消えていることがわかる。

5073R-001
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5078R-001
5078P-001
5078P-010


5213G-010

5216R-001
5216P-001

5307P-001
5539G-001
5950R-010

5140P-013

5270G-018
5270G-019

6104G-001

5170G-010
5180/1G-010

5396/1G-010
5396/1R-010

5120G-001
5120J-001

5298P-010

6000G-012
6000R-001 

5719/1G-001

5098R-001

7071R-001
7071R-010
7071G-001
7071G-010
7071G-011
7130G-013

5069R-001
5069G-001
5069G-011
5072G-001




明日以降、いよいよ実機の写真を掲載していく！