ブルガリ×カミネ111周年を記念して3本セットのコレクション「ブルガリ オクト フィニッシモ トリロジー」発表&記念パーティー

 By : KAIROS

 少し前になってしましますが、去る8月下旬、ブルガリ銀座タワーにて、ウォッチメディアオンラインでもおなじみ神戸の高級時計店カミネ111周年を祝う記念イベントが開催されました。そこには多くの著名人が祝福に訪れ、スペシャルゲストを迎えて盛大なイベントが行われました。その時のレポートをお送りします。

 2017年、111周年を迎えるカミネは、ブルガリとウォッチメーキング、アート、カルチャーが融合された時計コレクションを発表することになりました。

 それは、スイス高級時計のもつ素晴らしい世界を、まだ知らぬ広い層に広げたい、という思いから始まったのです。

 「芸術」「人」、「音」、を結びつけたモーメントについて、ブルガリジャパン㈱社長 ウォルター氏との会食の場で、その具体論が多数出ました。

 「スポーティラインならアスリートが適している。では、ミニッツリピーターなら、それに相乗するのは音楽家ではないだろうか。」

 ウォルター氏は、スイスにおける時計作りの聖地・ヴァレ・ド・ジュウで丹精を凝らして手仕上げされる「音で時を知らせる」ミニッツリピーターというものの芸術性をアカデミー賞受賞・数々のノミネート経験を持ち、世界的に活躍される有名な音楽家である坂本龍一氏へ伝え、そして共感を得ることができました。

 そして坂本氏はこのプロジェクトのために、ブルガリ オクト グランソヌリの音からインスピレーションを得た旋律「Time」 を特別に作曲してくれたのです。

 当日の会場では、坂本氏による「Time」のピアノ演奏に続き、かの有名な「戦場のメリークリスマス」も演奏。ゲスト達は、ただただその音色に魅了され、終了後には拍手が鳴りやまない程の感動でした。

 演奏後は、坂本氏の「時」に対する考えと曲のインスピレーションについて、そしてブルガリジャパン㈱ 代表取締役社長 ウォルター氏(写真中央)とスイス時計製造部門の最高責任者 グイド氏(写真右)と共に企画の経緯などを説明してくれました。



 ブルガリ×カミネ111周年を「ワン・ワン・ワン」とした3本セットのコレクションは、「オクト フィニッシモ」の世界で最薄シリーズであるミニッツリピーターを柱とし、スケルトン トゥールビヨン、2017年新作の自動巻きモデル3本を1セットにしたもの。そしてデザインはブルガリ ウォッチ デザイン センターのファブリツィオ氏による世界に1つしかないユニークピース。



 

オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター 【SAP:102913】
ムーブメント: 手巻きムーブメント、BVL 362キャリバー
ミニッツ リピーター、42時間パワーリザーブ
ケース: DLC(ダイヤモンドライクカーボン)加工のチタン製ケース及び
ダイアル、ブラックの針
1時のポジションにピンクゴールド製アワーマーカー
7時のポジションにピンクゴールド製の音符

 

オクト フィニッシモ スケルトン トゥールビヨン 【SAP:102914】
ムーブメント: 手巻きムーブメント、BVL 268キャリバー、
スケルトンのフライング トゥールビヨン ムーブメント
52時間パワーリザーブ
ケース: プラチナ製ケース、ピンクゴールド製針
1時のポジションにのみピンクゴールド製アワーマーカー



 オクト フィニッシモ オートマティック 【SAP:102909】
ムーブメント: マイクロローターによる自動巻ムーブメント
BVL 138キャリバー、60時間パワーリザーブ
ケース: チタン製ケースおよびダイアル、ロジウムプレート針
1時のポジションにピンクゴールド製アワーマーカー

 

 裏ブタには坂本龍一氏のサインがそれぞれの時計に、またサインプレート付きピアノ型のスペシャルBOXで納品されます。加えて、このプロジェクトのために坂本龍一氏が作曲されたCDがセットされます。限定販売 1セット 3517万円(完売)。  左から オートマティック、ミニッツリピーター、スケルトントゥールビヨン

 

 坂本龍一氏の才能とこのプロジェクトとの共鳴はウォッチメーキングにアートとカルチャーという新たな価値観は、これからのウォッチメイキングに大きな影響を与えるでしょう。

 伝統を受け継ぎ、文化や芸術に新しい価値観を見出しながら発展させ、次の世代へ継承していく。100年以上続く、両企業の真の姿をこのイベントで見ることが出来ました。

 カミネ様、111周年おめでとうございます。
そしてこれからもウォッチメイキングの未来をお願い致します!

写真左から ブルガリ ウォッチ デザイン センター シニア・ディレクター:ファブリツィオ氏、ブルガリ・グループ ウォッチ部門マネージング・ディレクター:グイド氏、坂本龍一氏、ブルガリ ジャパン株式会社代表取締役社長:ウォルター氏、株式会社カミネ代表取締役社長:上根氏、GQ JAPAN編集長:鈴木氏

 

カミネ トアロード店
Tel.078-321-0039
Open.10:30-19:30(無休)