ヴァシュロン・コンスタンタン創業270周年記念 コレクション、「ラ・ケットゥ(探求)」 ❶「レ・キャビノティエ・グランドコンプリケーション・ハイジュエリー ‒ ムーンダスト ‒」
From : VACHERON CONSTANTIN (ヴァシュロン・コンスタンタン )自社キャリバーに16の複雑機能、3つの芸術的技巧(ジェムセッティング、エングレービング、ギヨシェ彫り)を融合、天文観測に特化したダブルフェイスウォッチ~「レ・キャビノティエ・グランドコンプリケーション・ハイジュエリー ‒ ムーンダスト」
メゾンの創業270周年を記念し、「レ・キャビノティエ」が贈る新コレクション「ラ・ケットゥ(探求)」。天文機能およびカレンダー機能を含む16の複雑機能、トゥールビヨン、ミニット・リピーターを搭載した自社製ムーブメント、キャリバー2755 GC16に、エングレービング、ジェムセッティング、ギヨシェ彫りなどの装飾芸術によって、惑星の旅を表現するダブルフェイスのユニークピース。
ヴァシュロン・コンスタンタンは、メゾンの創業270周年と卓越性への探求を称え、「レ・キャビノティエ」コレクションから、天文学と古代の冒険心に敬意を表する新シリーズ「ラ・ケットゥ(探求)」を発表します。技術と審美性の大きな挑戦を体現する本シリーズは、複雑機能を備える時計を装飾技法によって高めるメゾンの専門性を物語ります。「レ・キャビノティエ ・グランドコンプリケーション・ハイジュエリー ‒ ムーンダスト ‒」は、このビジョンを具現化したタイムピースです。16の複雑機能を搭載し、18Kホワイトゴールド製ケースに手作業でエングレービングとギヨシェ彫り、ダイヤモンドを施した本作は、地球から月への旅を詩情豊かに描き、時計製造の芸術的技巧と宇宙探査の結び付きを称えるものです。

偉大な天文学者へ敬意を表して
星々と、移ろう季節、交互に訪れる昼と夜。これらはいつの時代も人々の好奇心をかき立て、人類は太古の昔からその現象を体系化しようと試みてきました。初期の天文台が誕生したことで、宇宙と時間の概念はより具体化され、観測可能な周期として説明されるようになりました。

古代より、天文学者たちは、これらのリズムを理論的・科学的に紐解くさまざまな宇宙論を提唱してきました。「レ・キャビノティエ・グランドコンプリケーション・ハイジュエリー ‒ ムーンダスト ‒」は、複数の天文学的複雑機構を搭載し、コペルニクス以降、解き明かされてきた宇宙の偉大な法則を装飾芸術によって表現することで、偉大な天文学者たちに敬意を表します。ケースの両面には、地球から月へと向かう旅の途上で見える太陽系が、2つの姿で描かれています。
自社製キャリバー 2755 GC16
「レ・キャビノティエ・グランドコンプリケーション・ハイジュエリー ‒ ムーンダスト ‒」に搭載したキャリバー2755 GC16には、創業250周年を祝ってメゾンが2005年に製作した「トゥール・ド・リル」の研究開発で培われた成果が活かされています。
自社製手巻きムーブメントのキャリバー2755GC16は、トゥールビヨン・レギュレーターを搭載しています。この機構は、脱進機と調速装置を連続的に回転させることで、地球の重力が機構におよぼす影響を打ち消します。メゾンを象徴するマルタ十字の形をしたキャリッジに収めたトゥールビヨンは、1分で1回転し、スモールセコンド表示としても機能します。

本作には、任意で作動させると時・15分・分を音色で知らせるミニット・リピーターも搭載しています。雑音を最小限に抑えるとともに、機構の摩耗を軽減するため、打鐘を制御する画期的な回転式調速装置を採用しています。この独創的なシステムは2つの錘を備え、求心力を利用して打鐘機構に「エンジンブレーキ」をかける役割を果たします。無音で作動するこの機構は、打鐘の持続時間を調整し、香箱が放出するエネルギーを均一に整えます。これにより、ミニット・リピーターは澄みきった高低がはっきりしている音色を、狂いのないリズムで奏でることができます。

カレンダーと天文機能はタイムピースの両面に配置されています。前面のダイヤルでは、6時位置の開口部からトゥールビヨンが繰り広げる機械仕掛けの優美な動きを眺めることができます。パーペチュアルカレンダーは3つのカウンターを使用し、3時位置に日付、9時位置に曜日、12時位置に月が示されます。カレンダーはグレゴリオ暦の特性を再現し、例外的に閏年ではない2100年まで、一切の調整を必要としません。閏年は1時位置の小窓に表示され、その隣にはミニット・リピーターのトルクを示す針が配されています。ムーブメントのパワーリザーブは、曜日表示針と同軸に取り付けたサーペンタイン針によって、9時位置のカウンターに表示されます。このデザインはチャイム用パワーリザーブ表示との調和を意図しています。
この複雑な機械式ムーブメントは天文学的な時刻表示も備え、ダイヤルの上部左側の縁にあるゲージで均時差を表示します。
地球は、太陽の周りを円形ではなく楕円形を描いて公転しています。そして、地球の自転軸は公転面に対して24°傾いていることから、太陽が天頂を通過する間隔は1年を通して日ごとに異なります。この真の太陽日と、平均値である常用時の1日(24時間)との差は、季節により-16分から 14分の範囲で変動し、「均時差」として表示されます。1年のうちで4回(春分・秋分・夏至・冬至)だけ、この2つの時間が一致します。ダイヤルの下部、トゥールビヨンの左右には、基準とする都市の日の出と日の入りの時刻が表示されます。

時計の裏面は恒星時を記した固定式ディスクを備え、開口部からは、北半球で観測できる星座を描いた回転ディスクが見える仕掛けとなっています。天球上の固定された星(恒星)を基準とすると、地球が360°自転するのにかかる時間(恒星日)は、正確には23時間56分4秒です。地球は自転しながら太陽の周りを公転しているため、特定の恒星に対して元の位置に戻るのにかかる時間は、常用時の1日より4分短くなります。

このタイムピースは星座を刻印したディスクが、恒星時に基づき4分「早く」回転します。時刻は、15分刻みの目盛りを備えた固定式のオープンワークダイヤル上に示されます。日付は時刻表示の円周の反対側に表示されるほか、固定式の外周フランジでも5日刻みの目盛りと中央の大型針によって示されます。また、この針は夏至・冬至・春分・秋分の4つの日付、星座、季節を、一連の同心円上に示します。中央の短めの針は月齢、すなわち前回の新月から経過した日数を示します。
精緻な仕上げを施した839個の部品で構成されるこのムーブメントは、直径33.90mm、厚さ12.15mm。毎時1万8000回振動(2.5Hz)で作動し、約58時間のパワーリザーブを備えます。直径47mmの18Kホワイトゴールド製ケースは、ミニット・リピーターを最良の音質で響かせるために特別に設計しています。技術と小型化の快挙を成し遂げたこの時計は、両面に配したすべての機能に完璧な視認性を実現しています。
3つの芸術的技巧の調和
グランド・コンプリケーションを備えたムーブメントを際立たせるため、ヴァシュロン・コンスタンタンはエングレービング、ジェムセッティング、ギヨシェ彫りを極めたそれぞれの熟練職人を結集させました。天空をテーマとした装飾は、宇宙の偉大な法則と、人類を月へと導いた宇宙への旅を想起させます。
ジェムセッティングは特に複雑で、複数の技法を組み合わせています。ケースの平面部分にはバゲットカット ダイヤモンドをレールセッティングであしらっています。表側のベゼルには2列、裏面のベゼルには1列を配し、さらにラグの上部とフォールディングクラスプにもダイヤモンドが輝きます。ミドルケースとラグに施したスノーセッティングは、直径の異なるブリリアントカット ダイヤモンドをランダムに見えるよう敷き詰めることにより、メタルの見える部分を最小限にしながら、ほぼ継ぎ目なく全体を煌めきで覆っています。
ダイヤモンドはミドルケースのエングレービングと調和し、本作の名の由来となったムーンダストを思わせます。さらに、ラグの間に施したタイユ・ドゥース技法によるエングレービングと、ふんだんにあしらったダイヤモンドが彗星と天の川を思わせます。ジェムセッティングには230時間を費やし、200個(約9カラット)のバゲットカット ダイヤモンドと165個(約0.92カラット)のブリリアントカット ダイヤモンドを使用。0.7~2mmの9種類のサイズのダイヤモンドが、太陽系の中心を旅するかのような輝きを生み出しています。

華麗な装飾に命を吹き込むのが、彫金師の技です。ケースのリュウズ側には雲を通り抜けて地球へと降り注ぐ太陽の光を、反対側には月から見た惑星の様子を描いています。この情景を生み出したタイユ・ドゥース技法は、彫刻技法のドライポイントとビュランを組み合わせたもので、深さ約0.1mmの繊細な切り込みを特徴とします。

9時位置の月の丸みを帯びた表面や、リュウズ側の地球の輪郭は、やや深い約0.5mmの切り込みによって強調されています。ボリュームを彫り上げたのち、彫金師は惑星を中心に表面にポリッシュ仕上げと細かな彫金を施し、奥行きと遠近感を際立たせます。本作のエングレービングを完成させるのには、180時間の緻密な作業を要しました。

表側のダイヤルには、手作業でサンレイパターンのギヨシェ彫りを施し、ブルーのPVD加工に奥行きを与えて宇宙の広大さを表現しています。

さらに、ブラックオパーリンの縁取りを、ダイヤルに加えてパーペチュアルカレンダーの3つのカウンターと日の出・日の入り時刻表示にも施し、ケースにセットしたダイヤモンドの輝きを引き立てています。
[インタビュー]
サンドリン・ドンガイ(プロダクトマーケティング&イノベーションディレクター)
――「レ・キャビノティエ・グランドコンプリケーション・ハイジュエリー ‒ ムーンダスト ‒」の最大の特徴は何ですか?
『このタイムピースは技術と審美性の両面で複雑さを極め、3つの芸術的技巧を融合させています。技術面で特筆すべきは、厚さわずか12.15mmのムーブメントに、800個以上もの部品と、ミニット・リピーターとトゥールビヨンのレギュレーターを含む16の複雑機能を収めた小型化技術の快挙です。トゥールビヨンのキャリッジ、リピーター用のゴング、ハンマーなど、かなりのスペースを占める部品の存在を考えれば、なおのことです。最終的に、ケースサイズは直径47mm、厚さ19mmに仕上げました。これは機構の複雑さと優れた音響を実現する上で最適なサイズです。本作は、「レ・キャビノティエ」部門の挑戦を体現しています。複雑機構の技術革新と、装飾芸術の魅力的な解釈を兼ね備えたタイムピースを生み出すことが、「レ・キャビノティエ」のミッションなのです。』

――本作の芸術的技巧からは何を読み取ることができますか?
『ケース側面のエングレービングやジェムセッティングを見ていると、19世紀の図像学に通じるものがあることに気付くでしょう。当時の人々は宇宙を探求し、旅することを夢見ていました。芸術的技巧は、この時計に個性を授けるために欠くことのできない要素です。ジェムセッティング、エングレービング、ギヨシェ彫りを組み合わせたことで、計時や天文観測のための計器を魅力的な物語へと昇華させました。』
――ヴァシュロン・コンスタンタンの創業270周年を記念するシリーズのテーマに、天文学が選ばれたのはなぜですか?
『天文学は、「古代世界の偉大な征服者たち」、「ヘラクレスの伝説」とともに、「ラ・ケットゥ(探求)」を表現する3つのテーマの1つに選ばれました。それは、天文学が時計製造の歴史と発展を根源から支えてきた科学であり、メゾンの卓越性が確立された分野であるためです。時計製造は天文学の「娘」ともいうべき存在であり、創造の可能性が無限に広がっています。創業以来、ヴァシュロン・コンスタンタンは、カレンダー表示、星々の動き、多彩な「時」の表現を通して天文複雑機構を探求し、一線を画してきました。宇宙の法則を機械的なデータに変換することへの情熱が、時計製造史に残る数々の作品を生み出しています。常用時、太陽時、恒星時と星座の動きをリアルタイムで表示する「レ・キャビノティエ ・グランドコンプリケーション・ハイジュエリー ‒ ムーンダスト ‒」は、この遺産と伝統を継承するにふさわしいタイムピースなのです。』
【技術データ】
グランドコンプリケーション・ハイジュエリー ‒ ムーンダスト ‒
GRAND COMPLICATION HIGH JEWELLERY – MOON DUST
リファレンス: 9717C/000G-289C
ジュネーブ・シール取得
ユニークピース:時計裏面に《Pièce unique》、《Les Cabinotiers》の文字と《AC》 紋章の刻印

ムーブメント: キャリバー2755 GC16(機械式手巻き)
・ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発・製造
・ムーブメントサイズ:径 33.90mm/厚 12.15mm
・パワーリザーブ:約58時間
・2.5Hz(毎時1万8000回振動)
・部品数 839
・石数 42
・16の複雑機能
・表示: 時、分、トゥールビヨン、トゥールビヨン上にスモールセコンド
・パーペチュアルカレンダー
・均時差
・日の出・日の入り時刻
・ミニット・リピーター
・打鐘機構パワーリザーブ表示
・北半球の天空図
・ムーンフェイズ、月齢
・恒星時の時・分、季節、星座
ケース 18Kホワイトゴールド(750/1000)
・手作業によるエングレービング
・バゲットカット ダイヤモンド184個(約8.68カラット、IF-VVS、D-G)
・ブリリアントカット ダイヤモンド165個(約0.92カラット、IF-VVS、D-G)
・ケースサイズ:直径47mm/厚さ19.10mm
・ダブルフェイス
文字盤: 手作業によるギヨシェ彫りを施したブルー文字盤
・ブラックオパーリン仕上げの外周リング
・ブラックオパーリン仕上げとアジュールブルーの微細な同心円を施したカウンター
・18Kホワイトゴールド(750/1000)製アプライド・インデックス
・18Kホワイトゴールド(750/1000)製針
ストラップ: ダークブルーのミシシッピアリゲーターレザー
・アリゲーターレザーのライナー、ハンドステッチ、サドルステッチ
・ラージスクエア・スケール
・クラスプ :18Kホワイトゴールド(750/1000)製フォールディングクラスプにバゲットカット ダイヤモンド16個(約1.02カラット、IF-VVS、D-G)をセット
ケース&アクセサリー 「レ・キャビノティエ」モデル
・コレクター/調整ピン付属
【お問い合わせ】
Vacheron Constantin
0120-63-1755(フリーダイヤル)
[ヴァシュロン・コンスタンタン]
1755年、ヴァシュロン・コンスタンタンの探求の旅はジュネーブで始まりました。創業以来、一度も途切れることなく受け継がれてきたこの探求心は、今日に至るまでメゾンの独自性を形づくる原点となっています。卓越した技術への探求は、複雑機構、計時精度、小型化、独創的な表示、精巧な仕上げ、そして常に革新的であり続けるという確固たる意志によって表現されています。芸術性への探求においては、エレガントなデザインや複雑な装飾の創造を育むだけでなく、芸術や文化、工芸品や職人への長期的な支援へとつながっています。またこの探求心は、人とも結びついています。メゾンは絶えず学びを深め、改善の余地を探ると同時に、知識やサヴォアフェールの継承にも力を注いでいます。
「できる限り最善を尽くす、そう試みることは少なくとも可能である」。1819年に、フランソワ・コンスタンタンが記したこの言葉が表す探求の精神こそが、270年間、メゾンの創造と革新の歴史を導いてきたのです。
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