ヴァシュロン・コンスタンタン創業270周年記念 コレクション、「ラ・ケットゥ(探求)」❷「レ・キャビノティエ コスミカ・デュオ・グランドコンプリケーション」
From : VACHERON CONSTANTIN (ヴァシュロン・コンスタンタン )天文学的機能を中心とする24の複雑機能を持つ自社製新キャリバー2756-B1搭載~反転式ケースのダブルフェイスウォッチ、「レ・キャビノティエ コスミカ・デュオ・グランドコンプリケーション」
メゾンの創業270周年を記念し、「レ・キャビノティエ」が贈る新コレクション「ラ・ケットゥ(探求)」より、天文学的機能を中心に24の複雑機能を備えたユニークピースの反転式ダブルフェイスウォッチ「コスミカ・デュオ・グランドコンプリケーション」、時を独自に解釈する、綿密な美の探求。
1,003個の部品で構成される新しい自社製ムーブメント、キャリバー2756-B1が、宇宙の機械的ビジョンを表現
ヴァシュロン・コンスタンタンは、メゾンの創業270周年と卓越性への探求を称え、「レ・キャビノティエ」コレクションから、天文学と古代の冒険心に敬意を表する新シリーズ「ラ・ケットゥ(探求)」を発表します。
技術的、審美的に大きな挑戦となったこれらのタイムピースの製作は、複雑機能を備える時計を装飾技巧によって高めるメゾンの専門性を物語ります。「コスミカ・デュオ・グランドコンプリケーション」は、画期的な反転システムによって2つの世界を表現するユニークピースです。一方のダイヤルは星空の観測へといざない、もう一方のダイヤルは新キャリバー2756-B1の芸術的な動きで魅了します。このグランド・コンプリケーションウォッチは天文機能に焦点を当てながら、ミニット・リピーターとトゥールビヨンも備えています。

発見の精神
星々と、移ろう季節、交互に訪れる昼と夜。これらはいつの時代も人々の好奇心をかき立て、人類は太古の昔からその現象を体系化しようと試みてきました。初期の天文台が誕生したことで、宇宙と時間の概念はより具体化され、観測可能な周期として説明されるようになりました。
天文観測に捧げる時計
このダブルフェイスのタイムピースは、天文機能、さらにミニット・リピーター、トゥールビヨン・レギュレーターを含む計24の複雑機能を、新キャリバー2756-B1が制御します。このムーブメントは、2020年に発表したキャリバー2756を基に、4年の歳月をかけて開発されました。
ミニット・リピーターとトゥールビヨンを駆動するベースムーブメントにいくつかの調整を施し、2つの追加プレートは、ほぼ全面的に再設計されました。うち1つはパーペチュアルカレンダーと天空図を、もう1つは天文表示を制御します。

ブルーの色合いで全体を仕上げたダイヤルは、主要な時刻表示とカレンダー表示に加え、恒星時を表示します。左右対称の配置を採用したことで、22のパーツで構成される複雑な構造にも関わらず、容易に読み取ることのできるデザインを実現しています。

オフセンターの時・分表示に示される北半球の天空図は、外周に示される恒星日の長さに基づいて、星座の動きを再現しながら回転しています。
恒星を基準点とすると、地球が360度の自転を完了するのにかかる時間(恒星日)は、正確には23時間56分4秒です。地球は自転しながら太陽の周りを公転しているため、特定の恒星に対して元の位置に戻るのにかかる時間は、常用時の1日より4分短くなります。淡く着色された楕円は、着用者の視界にある空をリアルタイムで示します。
このダイヤル構成により、2つのパーペチュアルカレンダー表示のためのスペースが確保されています。5時位置のカウンターは、針によって月と閏年を8年周期で示します。一方、7時位置のカウンターも針で曜日と日付を示します。中央の時刻表示は第2時間帯表示も備え、同軸の針にオープンワークとオレンジの着色が施されています。滞在先の現地時間と居住地の時間は、それぞれ4時位置と8時位置に昼夜表示のカウンターを備えています。6時位置の窓は24のタイムゾーンから選択した都市名と第2時間帯を表示します。
天空の世界を詩情豊かに表現するダイヤルとは趣を変え、28個のパーツで構成されるもう一方のオープンフェイスダイヤルは、ムーブメントの機械的動作を披露します。中央の時針と太陽のシンボルをあしらった分針は、真太陽時を表示します。地球は自転軸に傾きがあり、また楕円の軌道を描いて公転していることから、太陽の見かけの動きに基づく太陽時と、日常社会で使用される常用時(平均太陽時)の間には差が生じます。1年のうちで4回(春分・秋分・夏至・冬至)だけ、この2つの時間が一致します。真太陽時と常用時の差は「均時差」と呼ばれ、日によって-16分23秒から 14分22秒の範囲で変動します。キャリバー2756-B1は連続作動式の均時差を採用し、真太陽時と常用時を時計の両側に表示することで同時の読み取りを可能にしています。

3時位置と9時位置には日の出・日の入り時刻と昼夜の長さを表示し、太陽に関連する表示を網羅しています。6時位置に配したレトログラード針と半円形カウンターは、月齢とムーンフェイズを表示します。この高精度ムーンフェイズ表示は1,000年にわずか1度しか調整を必要としません。
人間工学に基づく新たな反転式ケース
技術の複雑さと特徴的なデザインに加え、反転可能な構造もこの時計の独自性を形づくっています。直径47mm、厚さ20.20mmのホワイトゴールド製ケースは、1,003個もの部品で構成されるムーブメントの複雑さを考えれば、それだけで快挙と言えます。連結式のラグは取り外し可能なストラップ取り付け部を備え、工具を使うことなく固定バーをどちら側からもセットできます。
ケースデザインでは、人間工学の観点から、どちらの面を表にしても快適に着用できるようにすることが求められました。そのためにラグは短く、丸みを帯びた形状を採用しています。このラグは、手首に負担をかけずに時計を正しい位置に固定し、アリゲーターレザーストラップを自在に裏返すことができます。

これにより時計の安定性を保つと同時に、ストラップだけが手首に触れている状態となり、着用時の快適性を実現しています。「コスミカ・デュオ・グランドコンプリケーション」では着用者の希望に応じて、時計を裏返すだけで、常用時表示または真太陽時表示を瞬時に切り替えることが可能です。
機能の操作を簡素化するため、その他のケースデザインも緻密に考え抜かれています。リュウズに統合されたプッシュボタンは第2時間帯の設定に使用します。またケース側面に配置したセレクターにより、時刻設定時に天空図をロックすることができます。ミニット・リピーターのレバーは特別に設計され、ケース側面の中央に置かれています。これにより、どちらの面を使用する場合でも、時計の対称性が保たれます。
美しい音色を奏でるトゥールビヨンウォッチ
「コスミカ・デュオ・グランドコンプリケーション」は、極めて複雑な天文時計でありながら、時を音で奏でるミニット・リピーターも搭載しています。任意で作動させることのできる打鐘機構は、音楽的側面を伴うことから、あらゆる複雑機構の中でも最も繊細な技術のひとつとされます。その開発を担うヴァシュロン・コンスタンタンのエンジニアと熟練の時計師がインスピレーションを得たのは、メゾンが2005年に発表した「トゥール・ド・リル」でした。特筆すべきは、打鐘の制御装置です。ハンマーによる打鐘をコントロールするこの装置は、「トゥール・ド・リル」で初めて採用されました。オープンワークダイヤルの8時位置から眺めることのできるこのシステムは、無音で作動し、時・15分・分を知らせる音の持続時間を完全に制御します。
これにより、ミニット・リピーターは澄みきった高低がはっきりしている音色を、狂いのないリズムで奏でることができます。また、このシステムは特徴的な形状の2つの錘を備えています。
これが求心力を利用して打鐘機構に「エンジンブレーキ」をかける役割を果たし、香箱が放出するエネルギーを均一に整えます。

12時位置のトゥールビヨンには、毎時1万8000回振動(2.5Hz)で動作する脱進調速装置が組み込まれています。調速装置を連続的に回転させることで、地球の重力がテンプの振り角におよぼす影響を打ち消すトゥールビヨンは、高精度ムーブメントの代名詞となっています。トゥールビヨンのキャリッジは、ヴァシュロン・コンスタンタンを象徴するマルタ十字を形づくります。また機構の上にレトログラード・パワーリザーブ表示を備え、より難易度の高い構造を実現しています。
審美性の探求
1つ目のウルトラマリンブルーのダイヤルは、厚さわずか0.25mmの極薄ディスクに描いた天空図が、メタル加工のエングレービングを施したサファイアクリスタルの下で回転します。
地平線は着用者の地理的位置に基づいて定められています。このダイヤルを構成する要素は、そのすべてに精緻な仕上げが施されています。恒星時のアワーサークルは、マザーオブパールのインサートがブルーに着色されています。オパーリン仕上げのダイヤルは、外縁に円形サテン仕上げが施されています。日付表示のカウンターは円形サテン仕上げを施し、微細な同心円を描いた中心部を組み合わせています。ホワイトゴールド製のアワーマーカーにはラッカー仕上げが施され、天空図の縁にはコインエッジの模様が刻まれています。
そして、反対面のダイヤルでは趣が一変します。スケルトン加工のキャリバー2756-B1の複雑性を強調すると同時に視認性を確保し、パワーリザーブ、ムーンフェイズ、昼夜表示、日の出・日の入り時刻は、ブルーに着色したマザーオブパールの控えめなインサートに記されています。

このインサートは2層構造で、立体感を生み出しています。また、レトログラード・ムーンフェイズ表示の軽やかさとムーブメントの奥行きを強調するため、18Kゴールドで作られた5つのドーム型の月が、ダイヤル下部に配したサファイアクリスタルの弧の上にセットされています。ダイヤルの外周には、オパーリン仕上げと円形サテン仕上げが施されています。 オープンワークダイヤルからは、ムーブメントの仕上げの美しさと、ガルバニック処理により生み出されたシャンパンカラーの部品がそれを引き立てる様子を堪能できます。プレートには円形仕上げが、受けには手作業による面取りとコート・ド・ジュネーブ装飾、円形仕上げが施されています。
さらに、ロッカーにはサンバースト仕上げ、歯車には円形仕上げ、レバーにはミラーポリッシュ仕上げが施されています。サンドブラスト仕上げとペルラージュ仕上げが施された表面が交互に違いを織りなすことで、この時計の技術的側面を一層際立たせています。
[インタビュー]
クリスチャン・セルモニ(スタイル&ヘリテージディレクター)
――ヴァシュロン・コンスタンタンは天文学に対してこれまでどのようなアプローチを取ってきましたか?
『天文学や天体物理学といった科学によって、人間は何世紀にもわたって宇宙の神秘を解き明かしてきました。遥か彼方の銀河を発見し、星々が誕生する仕組みを解明し、さらにはブラックホールの存在を検証することも可能になりました。これらはいつの時代にも時計師の想像力をかき立ててきました。メゾンはその情熱を受け継ぎ、天文学的複雑機構における専門性を培ってきました。それはまさに、「できる限り最善を尽くす、そう試みることは少なくとも可能である」というメゾンのモットーを体現するものです。ヴァシュロン・コンスタンタンは、科学的精神が著しく発展した啓蒙時代に創業しました。この知識は創業当時から既に確立されており、世代を超えて受け継がれてきました。メゾン創立からわずか30年後、ヴァシュロン・コンスタンタンの時計に初めて天文表示が登場しました。創業者の息子アブラアン・ヴァシュロンのもとで、1875年に製作されたこの懐中時計は、フローラル模様のダイヤルにコンプリートカレンダーを備えていました。以来、こうした機能を搭載したモデルが数えきれないほど製作されました。その中には、20世紀前半にエジプト国王フアード1世とファルーク1世のために作られた、極めて複雑な時計も含まれています。近年では、2005年にメゾンの創業250周年を記念して製作された時計の技術革新を活かし、2015年の「リファレンス57260」、2024年の「ザ・バークレー・グランドコンプリケーション」、2025年の「ソラリア・ウルトラ・グランドコンプリケーション」など、メゾンの時計師たちは卓越した成果を生み出しています。この3つの時計はいずれも複数の複雑機能を備え、その中には希少な、あるいは全く新しいカレンダーと天文機能を組み込んでいます。』

――反転可能なダブルフェイスウォッチとは、どのようなものですか?
『このタイムピースの特筆すべき点のひとつが、反転式デザインです。ヴァシュロン・コンスタンタンがダブルフェイスの腕時計を発表するのは初めてではありません。グランドコンプリケーションにおけるメゾンの専門性を考慮すれば、時計の両面を使用し、すべての機能を読み取りやすく調和の取れた形で配置させることは不可欠です。しかし、こうした時計の裏面は、動く天空図を用いて「時」の詩情を表現することが多く、通常は隠されており、その情景を楽しむには時計を外す必要があります。「コスミカ・デュオ・グランドコンプリケーション」では異なるアプローチを選択し、デザイナーは連結式のラグと取り外し可能なストラップを備えた反転式ケースを開発しました。これにより、機能の新たなレイアウトと、それぞれのダイヤルにまったく異なるデザインを採用することが可能となったのです。』
【技術データ】
コスミカ・デュオ・グランドコンプリケーション
COSMICA DUO – GRAND COMPLICATION
リファレンス: 9780C/000G-087C
ジュネーブ・シール取得
ユニークピース ※ラグの間に《Pièce unique》、《Les Cabinotiers》の文字と《AC》紋章の刻印

ムーブメント:キャリバー2756-B1(機械式手巻き)
・ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発・製造
・ムーブメントサイズ:径 33.30mm/厚 12.45mm
・パワーリザーブ:約60時間
・2.5Hz(毎時1万8000回振動)
・部品数: 1,003
・石数: 112
・24の複雑機能
・ オフセンターの時・分表示
・昼夜表示
・第2時間帯表示
・24時間表示
・第2時間帯 昼夜表示
・パーペチュアルカレンダー
・北半球の天空図(地平線帯表示付き)
・ 恒星時の時・分
・ミニット・リピーター
・連続作動均時差(時・分)
・日の出・日の入り時刻
・昼夜の長さ
・レトログラード高精度ムーンフェイズ・月齢
・トゥールビヨン
・パワーリザーブ表示
ケース:18Kホワイトゴールド、反転式
・ケースサイズ:直径 47mm/厚さ 20.20mm
・ダブルフェイス
文字盤(サイド1)
・外縁に円形サテン仕上げを施したブルーオパーリン仕上げの文字盤
・ブルーマザーオブパールのインサート
・オパーリン仕上げと円形サテン仕上げを施した微細な同心円を描いた中心部
・ラッカー仕上げを施した18Kホワイトゴールド製アプライド・インデックス
・18Kゴールド製針
文字盤(サイド2):
・ブルーの外縁に円形サテン仕上げとオパーリン仕上げを施したオープンワークダイヤル
・ブルーマザーオブパールカウンター
・18Kイエローゴールド製の月
・ラッカー仕上げを施した18Kホワイトゴールド製アプライド・インデックス
・18Kゴールド製針

ストラップ:ダークブルーのミシシッピアリゲーターレザー
・アリゲーターレザーのライナー、ハンドステッチ、サドルステッチ
・ラージスクエア・スケール
・クラスプ 18Kホワイトゴールド製フォールディングクラスプ
ケース&アクセサリー:「レ・キャビノティエ」モデル
・コレクター/調整ピン付属
【お問い合わせ】
Vacheron Constantin
0120-63-1755(フリーダイヤル)
[ヴァシュロン・コンスタンタン]
1755年、ヴァシュロン・コンスタンタンの探求の旅はジュネーブで始まりました。創業以来、一度も途切れることなく受け継がれてきたこの探求心は、今日に至るまでメゾンの独自性を形づくる原点となっています。卓越した技術への探求は、複雑機構、計時精度、小型化、独創的な表示、精巧な仕上げ、そして常に革新的であり続けるという確固たる意志によって表現されています。芸術性への探求においては、エレガントなデザインや複雑な装飾の創造を育むだけでなく、芸術や文化、工芸品や職人への長期的な支援へとつながっています。またこの探求心は、人とも結びついています。メゾンは絶えず学びを深め、改善の余地を探ると同時に、知識やサヴォアフェールの継承にも力を注いでいます。
「できる限り最善を尽くす、そう試みることは少なくとも可能である」。1819年に、フランソワ・コンスタンタンが記したこの言葉が表す探求の精神こそが、270年間、メゾンの創造と革新の歴史を導いてきたのです。
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