ボヴェ GPHGグランプリを取ったメゾンによるSIHH 2019 の新作たち+実機画像

 From : BOVET (ボヴェ )


ボヴェ 1822
SIHH 2019


リサイタル 26 ブレインストーム® チャプター ワン
サファイア“ライティングスロープ”型ケース、フライングトゥールビヨン
3Dムーンフェイズ、ビッグデイト、10日間パワーリザーブ


2016年、ボヴェは天文学をテーマとした特別なコレクションのデビュー作として、シューティングスター トゥールビヨンを発表しました。その後、2017年にはアステリウム、また2018年にはグランドリサイタルを続けて発表しました。この3部作は、作品個々の技術的特徴の域を越えて、時の計測を新しい形で表現する方法を探究しています。これらの作品を特徴づけているライティングスロープ状に傾斜したケースは、創造性を体現すると同時に、作品の引き立て役となっています。ボヴェのオーナー、ラフィ氏自らがデザインしたこの“ライティングスロープ”型ケースは、6時位置に向かってベゼルが低くなるよう傾斜しています。
この創意工夫溢れるアイディアによって、ドームやローラー、ディスク、立体的な針と言った様々なタイプの表示を多角的にレイアウトすることが可能になり、直感性やエルゴノミクス、また優雅さがより高まっています。さらに、立体的なデザインによって、表示する情報の視認性は最優先されることとなり、ムーブメントの内部へと導かれるコレクターたちの目線は、あらゆる細部に宿る卓越性を目の当たりにすることになります。

もっとも最近ではグランドリサイタルが受賞したジュネーヴ時計グランプリの最優秀賞“金の針賞”を含む、3部作の作品に授けられた数々の賞を見てもわかるように、コレクターや専門家たちは、ボヴェの“ライティングスロープ”型ケースが起こした様式的革命を称賛しています。このようにラフィ氏は、ライティングスロープ型ケースに搭載することを前提に開発された4つの複雑機構を同時に発表することで、一貫性をもってコレクターたちの期待を満たすことに成功しています。そのうちの一つが、リサイタル 26 ブレインストーム ® チャプター ワンです。



この比類のないタイムピースは、数多くの革新を通して、“ライティングスロープ”型ケースが提案する計時の解釈に関する前例のない可能性の幅広さを窺わせています。ブレインストーム®のチャプターを飾る最初の作品として、ラフィ氏はサファイア製のモデルが相応しいと考えました。その澄んだ透明性から選ばれるサファイアは、ダイヤモンドの次に硬い素材であると同時に、あまり知られていない要素として、チタニウムよりも軽いという特長も有しています。この独創的なチョイスによって、ボヴェの技術士たちが直面しなければならなかった大きな課題の一つが、すぐさま明らかとなりました。

サファイア製ケースは、既に40年近く前から知られている一方で、素材そのものの硬度が原因で加工やポリッシュする上で制約があり、現在に至るまでそのデザインは、比較的シンプルなものにとどまっていました。“ライティングスロープ”型ケースのアシメトリカルなミドルケース側面、ベゼル、そして風防ガラスの形状が、これまで解決策の無かった難題を、技術者たちに突きつけました。



ミドルケースと風防ガラスが最終的につくり上げる一つのエレメントは、このコレクションならではのケースの原型を綿密に踏襲しています。ケースバックは、機械で打ち抜かれたグレード5 チタニウム製のベゼルおよび4つのラグで構成されています。言うまでもありませんが、このベゼルには、明らかにするに値する秘密を豊富に抱えるムーブメントの裏面をたっぷりと鑑賞できるよう、サファイアガラスが嵌められています。
全体の透明性およびエルゴノミクスの最適化のため、ボヴェの時計師たちは、従来のようにミドルケースにではなく、ケースバック側にムーブメントを組み込むことにしました。この考え方は、今作に引けを取らない2016年発表の「トゥールビヨン オタンタ セイ」の構造でも採用し、すでに成功を収めていたのです。

三次元にわたってパノラミックな眺めを提供するこのショーケース用に選ばれたムーブメントは、2015年にコレクションに加わった、特許取得済みの両面フライングトゥールビヨンによって制御されています。発表から4年経ち、様々な進化を遂げたこの調速機には現在、伝統的なひげぜんまいを用いることでより優れた等時性を確保する可変慣性テンプが採用されています。
ひげぜんまい製造は、世界で10本の指に満たないメーカーのみが習得している技術です。この新しいキャリバーでは、動きのある複雑機構を複数搭載しているにも関わらず、10日間のパワーリザーブが一つの香箱によって供給されています。計370日間のパワーリザーブを誇った1900年製の懐中時計で絶対的な記録を保持していることからもわかるように、ボヴェの時計師たちが長年にわたって得意としてきたロングパワーリザーブに関する専門知識は、彼らがムーブメントの心臓部の摩耗を最小限に抑えようと常に意識しているという事実が物語っています。職人技法を用いることに加え、一つひとつのディテールに細心の注意が払われていることこそが、消費するエネルギーを彼らが管理できている主な理由です。彼らのこの行動が、マニュファクチュールの技術部門に原動力を与えている哲学を集約しています。その哲学は「エネルギーは、追加するよりも節約する。そうすることでパワーリザーブが増える」という考え方に基づいたものです。長くなりがちな巻き上げ時間に対する解決策は、ゼンマイを完全に巻き上げるために必要なリューズの回転数を半減することに成功した、二つの特許を有するディファレンシャル・スフィリカル・システムによって講じられています。



称賛に値する計時精度という強固な基礎を有している強みを確保したブレインストーム®は、時および分を12時位置にオフセット配置して表示します。このセクションが、ケースのひと際目を引くドーム部分で最も高い位置であることから、時計師たちは、特別に高いハンドフィッティングをつくりました。キャリッジホイールにねじ留めされたマーカーとともに、キャリッジブリッジのアームの内2本が120度の間を空けて、メインのダイヤルの外縁部に目盛が振られた秒セクターを指し示しながら、連続的に進行します。チタニウムでめっきされたキャリッジブリッジの装飾には、一人の職人が二日間の作業を費やす必要があることも特筆すべき点です。


ケースの透明性をより際立たせるために、目盛がプリントされたカムと三日月型のインディケーターでエネルギー残量を指し示す、パワーリザーブ表示が4時位置に設けられています。

シンメトリーを成すよう8時位置に配された丸い窓には、ビッグデイトがミステリアスに表示されます。この機構全体は、コレクターの目の前で明らかになっています。より細かいディテールまで鑑賞できるよう、サファイア製のユニットディスクが必要な透明性をもたらしています。

12時位置には、たっぷりとした時分表示ダイヤルから浮き上がるように、立体的なムーンフェイズ表示があります。そのドームの反りは、ダイヤルのカーブに巧妙に対抗しています。より高いリアリズムを追求し、月を表すドームの表面にはエングレービングが施され、低いセクションにはスーパールミノバ®が塗布されています。空は、最上級の方法で表現されています。ボヴェのダイヤル職人たちは、2枚のアヴェンチュリンガラスの円形プレートを、半球状のムーンフェイズ表示上の曲面に設置することに成功したのです!これにより、ムーンフェイズは印象的なリアリズムを伴って、2つの丸い開口部分からドーム越しに読み取れるようになりました。



コレクターの皆様は、二つのタイプのダイヤルをお選びいただけます。一つ目のダイヤルは、ひと際目を引くブルークォーツ製のドームで、その透明性は、コレクターがムーブメントの様々なレイヤーを連続して観賞できるようにしてくれます。また、二つ目のダイヤルを構成する凹型らせんのそれぞれのブレードの間の余白部分にも、同様の透明性を発見することができます。こちらのダイヤルは、アルミニウムのブロックを加工したのち、熟練のダイヤル職人の手作業で装飾が施されています。お望みであれば、装飾工房のエングレーバーによるハンドエングレービングを、ダイヤルにあしらうこともできます。一枚一枚のブレードは細く、顕著に凹状になっているため、この部分にエングレービングを施すには最上のスキルを要します。また、コレクターの好みに合わせて、複数のダイヤルカラーが用意されることになります。この他にも、例えば、らせんのシェイプを愛車の車輪リムのデザインをモチーフにするといった、カスタマイゼーションにも対応しています。

この時計の複数の複雑機構や前例のない構造は、とりわけ魅力的であり、ケースにサファイアを用いるのにもってこいのモデルであることは間違いありません。ケースを回転させると、最高の秘密が隠されている、ムーブメントの側面が露わになります。この角度から眺めると、ムーブメントの並外れた構造をじっくり鑑賞することができます。



ボヴェのオフィスおよび工場で、完全自社開発および製造されたこのムーブメントは、階段状構造を採用しており、その連続した斜面にすべての動的パーツやそうでないパーツが組み込まれています。この比類なき選択は、多様な角度から見て豊富なアドバンテージをもたらしています。まず、エルゴノミクス向上に寄与しているミドルケースのV型の側面を、最適な形で満たすことができるようになり、高級時計製造の世界におけるクラフツマンシップの中でも最も厳しい条件を設定しているメゾンにふさわしい審美性が生まれます。視認性も向上しています。それぞれの表示機構は、ベゼルの斜面と垂直に通る軸上に組み込まれており、これにより手首に着用している状態で、読み取りの際の角度がベストなものとなるようになっています。



この特異な構造は、職人たちに前例のない困難の数々を与えました。マイクロエンジニアや装飾職人、ダイヤル職人、そして時計師たちは互いに協力し、今作リサイタル 26が突きつけてきた多くの課題を乗り越えたのです。ラフィ氏は、時計製造界の新たな功績となった今作を“ブレインストーム®”と命名することで、この作品づくりに携わった職人たちにオマージュを捧げています。全員で発見した数々のソリューションや、一つのプロジェクトが実現するまでに辿った多くの稀有な状況を打開してきた天才的発想を想起させる、そんなモデル名です。

では、この作品の残りの名前である“チャプター ワン”は何を意味するのでしょうか?パスカル・ラフィ氏の豊かなイマジネーションは、前例のない“ライティングスロープ”型ケースに秘められた可能性の幅広さを見せつけるために、まだまだ多くの領域を探検する必要がある、というのがヒントです。






リサイタル 26 ブレインストーム® チャプター ワン

技術仕様


品番 R260001 – P2019、ブラックアルミニウム ダイヤル
ケース
タイプ ディミエ “ライティングスロープ”型ケース
直径 48 mm
厚さ 15.50 mm
素材 サファイア製ケースにチタニウム製ラグおよびケースバック
ストラップ フルスキン・アリゲーター
バックル 18Kホワイトゴールド製尾錠
防水性 30m

ムーブメント
キャリバー 17DM04-SMP
タイプ 手巻ムーブメント
直径 38.50 mm (17 1/3’’’)
振動数 18,000回/時
パワーリザーブ 10日間
機能 時、分、トゥールビヨン上の秒表示、ビッグデイト、パワーリザーブインディケーター、半球状のムーンフェイズ表示

ダイヤル プロペラ型ダイヤル、異なるカラーリング

保証期間 5年間

特許 スフィリカル・ワインディング・システム
三次元に噛み合う歯が刻まれたマルチギアリング
両面トゥールビヨン



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ボヴェ 1822
SIHH 2019

ヴィルトゥオーソ IX
第二時間帯表示、10日間パワーリザーブ、ビッグデイト、フライングトゥールビヨン


ボヴェのオーナーであるパスカル・ラフィ氏が新しいタイムピースについて考えるとき、彼は自身の現代的解釈とメゾンの歴史的遺産の間に一貫性および調和があるか、徹底的に問い続けます。

ラフィ氏がそうしたように、19世紀初頭にボヴェ兄弟が実践していた時計製造の仕事を見てみると、彼らが伝統的な時計づくりおよびアカデミーの装飾芸術を完全に習得していたことがすぐにわかります。しかしながら、彼らが同時に極めて現代的かつ革新的なビジョンを、技術およびスタイルどちらの面においても示していたこともわかります。

もし芸術および時計製造両分野の専門家が、多様性の見られるボヴェ兄弟の作品を高く評価としたならば、それはアカデミーの伝統と革新的かつ現代的なビジョンの共通点が、常に品質にあったからでしょう。信頼性、等時性、エレガンス、品位、これらにおける妥協のない品質。このような絶妙なバランスを達成することこそが、パスカル・ラフィ氏がトゥールビヨン アマデオ® フルリエ ヴィルトゥオーソ IXをデザインするにあたり、自らに課したミッションだったのです。

完全に新しく開発されたキャリバーは、径46.3mmのフルリエ アマデオ® コンバーティブル ケースに搭載されます。メゾンの真のアイコンとも言えるアマデオ® システムは、工具を用いることなく時計をリバーシブルな腕時計からポケットウォッチ、そしてテーブルクロックへと変形させます。それに加えて、ヴィルトゥオーソXIのケースはシークレット・オープン機構を備えています。リューズを押すだけで、ケースバックが開く仕組みになっています。すでに実証されたエルゴノミクスを誇るフルリエ ケースと組み合わさることで、このタイムピースは日常の着用に適したものとなります。

同じように、この時計の技術的特徴や複雑機構は、コレクターにとって時間と共に、また同時に旅行の際にも役立つものとなることでしょう。




ダイヤル上では、分針のみがセンターに配されています。時針は2時位置にオフセットされています。第2時間帯を表示する時針は10時位置に配され、両面表示が可能になっている背後の根拠が明らかになっています。この24時間針は第二時間帯を表示します。現地時刻と第二時間帯は、1本の分針を共有するため、この分針は丁度良くセンターに配置されています。第二時間帯表示には、その時表示しているタイムゾーンに対応する都市名を表示する機能も加えられています。ケース側面にあしらわれた二つのコレクターによって、タイムゾーンの調整および選択が容易にできるようになっています。さらにこれらのコレクターは、表示しているタイムゾーンに応じた夏時間調整や通常時間にも対応できるようになっています。


この時計の複雑機構の組み合わせの中に、ビッグデイト表示も合理的に組み込まれています。十と一の位を分けることなく、一つの大きな開口窓に日付が表示されます。メゾンの職人たちの発明の才が、日付表示機構に必要なスペースを最小限に抑えつつ、表示部分をできる限り大きくすることを可能にしています。日付表示は、現地時刻に対応しているため、ダイヤルの右部にわかりやすく配置されています。

パワーリザーブインディケーターは8時位置に鎮座し、ビッグデイト表示と反映し合うレイアウトで、ダイヤル全体に好バランスをもたらしています。ヴィルトゥオーソ IXには、10日を超えるパワーリザーブが備わっており、その残量表示はなおさら重要な情報となります。

リバーシブルであるというこの時計を裏返すと、全く新しい顔を見せてくれます。こちら側にはダイヤルがありません。サファイアクリスタルがムーブメントの鑑賞を可能にしています。こちらの面では、時分表示はセンターに配置されています。オープンワーク加工されたブリッジは、19世紀に製造されていたボヴェのムーブメントのアイコニックな構造を想起させます。ブリッジ類の表面には、輝きに満ちた“ブリ・ド・ヴェール”モチーフの装飾が施されています。エングレービング、面取り、そして全体に装飾があしらわれた後、ブリッジはブルーCVD処理でコーティングされ、ロジウム加工されたプラチナと美しいコントラストを描きます。この色の組み合わせは、元よりボヴェ兄弟が好んだ配色で、彼らはミラーポリッシュまたは精巧なエングレービング装飾を施した表面に用いることで、真にアヴァンギャルドな時の表現を追求していました。

同じくこちらの面で、ディテールに関して観察眼を有している人であれば、珍しい機構を明らかにする丸い開口部が12時位置にあることに気づくでしょう。これは、二つの特許を取得済みの球状のディファレンシャル・ワインディング機構です。ヴィルトゥオーソ IXは、このシステムによって一つの香箱から10日間のパワーリザーブを確保しています。この機構は、ボヴェの技術士および時計師たちがパワーリザーブ確保に関する技術をいかに完璧にマスターしたのかを、はっきりと示しています。
このような精巧な機構に欠点があるとすれば、ゼンマイを巻き上げるのに要する時間の長さでしょう。しかし、ディファレンシャル・スフィリカル・システムがこの問題を見事に解決しています。巻き上げ機構のトルクを増やすことなく、ゼンマイを完全に巻き上げるのに必要なリューズ回転数を半減することに成功したのです。

最適な等時性実現のため、ムーブメントは、特許取得済みの両面フライングトゥールビヨンを調速機構として搭載しています。この革新的な構造では、トゥールビヨンが固定されているポイントが、トゥールビヨン軸の中央にあります。ひげぜんまいおよび脱進機の両側への配分がレバーアーム効果を大幅に低減し、等時性を向上させます。可変慣性テンプは、マニュファクチュール・ボヴェの工房内で製造された伝統的なひげぜんまいをベースに作られています。これは、世界で10本の指に満たない時計師のみが習得した技術であり、これにより、品質検査においても、テンワとひげぜんまいのペアリングにおいても、ボヴェは最高の結果を得ることができるのです。技術的および審美的にパーツを洗練させていく工程として、トゥールビヨン・キャリッジは、装飾およびアームに丸みをつける作業を行うために、このパートのみで2日間を要します。その後ファセット加工されたサファイアが取り付けられます。

この時計の本当の顔であるダイヤルは、当然のこととして、最も目に入る部品でしょう。ヴィルトゥオーソ IXでは、メゾンのダイヤル職人がふたたび自分たちの複合的な才能の水準の高さを見せつけています。ダイヤルのベース部分には、壮麗な扇モチーフの美しいギョーシェ装飾が施されています。その後、8層にもなる半透明のラッカーが重ねて塗られ、表面が磨き上げられます。フランケ・ダイヤルはブルーおよびハイライトトーンの光を帯び、19世紀のエナメル細工の豊かさを彷彿とさせます。視認性とエレガンスを両立するよう、時表示リングおよび秒表示の目盛には、サーキュラーサテンおよびロジウム仕上げがあしらわれています。

ホワイトゴールド、レッドゴールド、またはプラチナ製ケースでつくられるヴィルトゥオーソ IXは、2世紀におよぶ職人たちによる妥協のない時計製造の歴史と、時計製造芸術をもっとも気高い形で表現した、頂点となる作品です。この伝統は、今作が4つの特許取得を果たしていることからもわかるように、数々の革新によって裏打ちされています。ボヴェ兄弟の成し遂げた多くの偉業にならって、これらの革新も、着け心地の良さ、信頼性、計時精度、エレガンス、そして美しさのために考えられています。

なぜなら、ボヴェでは1822年からずっと、革新は伝統でもあるからです。






ヴィルトゥオーソ IX

技術仕様


品番 AIVIX001, 18Kレッドゴールド
AIVIX002, 18Kホワイトゴールド
AIVIX004, プラチナ
ケース
タイプ アマデオ® コンバーティブル システム
直径 46.30mm
厚さ 16mm
素材 18Kレッド または ホワイトゴールド または プラチナ
ストラップ フルスキン・アリゲーター
バックル 18Kレッド または ホワイトゴールド製尾錠
チェーン 18Kレッド または ホワイトゴールド
防水性 30m

ムーブメント
キャリバー 17BM04-DFR
タイプ 手巻
直径 16’’’
振動数 18,000回/時
パワーリザーブ 10 日間
トゥールビヨン 1 ミニット フライングトゥールビヨン
機能 オフセンター配置の時表示、分表示、トゥールビヨン上の秒表示、
ビッグデイト、パワーリザーブインディケーター、24時間針および 24都市ディスクによる第二時間帯表示、リバースド・ハンド・フィッ
ティング(時、分)

ダイヤル ブルー フランケ 、ハンドエングレーブおよび
ブルーに着色されたブリッジ

保証期間 5年

特許 アマデオ® コンバーティブル ケース
スフィリカル・ワインディング機構
三次元に噛み合う歯が刻まれたマルチギアリング
両面トゥールビヨン


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ボヴェ 1822
SIHH 2019

リサイタル 21
永久カレンダー および レトログラードデイト





2016年、ボヴェは天文学をテーマとした特別なコレクションのデビュー作として、シューティングスター トゥールビヨンを発表しました。その後、2017年にはアステリウム、また2018年にはグランドリサイタルを続けて発表しました。この3部作は、作品個々の技術的特徴の域を越えて、時の計測を新しい形で表現する方法を探究しています。これらの作品を特徴づけているライティングスロープ状に傾斜したケースは、創造性を体現すると同時に、作品の引き立て役となっています。ボヴェのオーナー、ラフィ氏自らがデザインしたこの“ライティングスロープ”型ケースは、6時位置に向かってベゼルが低くなるよう傾斜しています。この創意工夫溢れるアイディアによって、ドームやローラー、ディスク、立体的な針と言った様々なタイプの表示を多角的にレイアウトすることが可能になり、直感性やエルゴノミクス、また優雅さがより高まっています。さらに、立体的なデザインによって、表示する情報の視認性は最優先されることとなり、ムーブメントの内部へと導かれるコレクターたちの目線は、あらゆる細部に宿る卓越性を目の当たりにすることになります。



もっとも最近ではグランドリサイタルが受賞したジュネーヴ時計グランプリの最優秀賞“金の針賞”を含む、3部作の作品に授けられた数々の賞を見てもわかるように、コレクターや専門家たちは、ボヴェの“ライティングスロープ”型ケースが起こした様式的革命を称賛しています。このようにラフィ氏は、ライティングスロープ型ケースに搭載することを前提に開発された4つの複雑機構を同時に発表することで、一貫性をもってコレクターたちの期待を満たすことに成功しています。そのうちの一つが、レトログラード式永久カレンダーを搭載したリサイタル21です。

壮麗なグランドリサイタル トゥールビヨンが搭載する永久カレンダーが、ディミエ コレクションにも採用されることになったのです。こうしてリサイタル21は、コレクションに新たな地位を築くこととなりました。







有益な情報を読み取りやすく表示し、それらの情報を日常の使用にふさわしい直感的な方法で調整できるようにするために払われる配慮こそが、それぞれの作品のデザインの中心にあり、これはリサイタル21でも例外ではありません。時針および分針を時計の中央に配することで、永久カレンダーの情報を表示するスペースがダイヤルの周辺部にもたらされます。時分針のすぐ外側に設けられたレトログラード式のインデックスによって表示される日付表示は例外として、曜日や月表示は、それぞれ12時位置および6時位置に配された縦型の開口部にディスクを用いて表示されます。一方で閏年サイクルは、3時位置の丸型の開口部に表示されます。着用者が視認出来る表示情報の全体的なデザインは、9時位置にオフセット配置された秒針によってバランスが取られ、完成されています。さらに、より信頼性を高めるとともに機械の寿命を延ばすために、ボヴェの職人たちは、レトログラード機構が0に戻るジャンプを行う際の動きを緩やかにする仕組みを開発しました。これは、月の初日のみ確認することのできる、特別なディテールです。

この時計のオーナーは、時計を裏返すと、特許取得を果たした両面同軸秒表示機構とパワーリザーブインディケーターの存在に気づきます。フルに巻き上げた状態で、驚きの5日間の残量を示します。こうして保証された高い性能は、ひげぜんまいによって最適化される、完全自社開発・製造の独自の香箱によって確保されています。



驚異的なパワーリザーブという後ろ盾のあるこの永久カレンダー機構は、オーナーに比類の無い安心感をもたらします。それぞれの表示の調整を要する頻度が、大幅に減るのです。さらに着用者の使い心地を向上させるために、ラフィ氏とメゾンの職人たちは、巧妙なシステムを考案しました。曜日、日付、月表示機構それぞれに連動するコレクターを設け、伝統的な方法でそれぞれの情報を個別に調整することができます。それに加えこの機構では、曜日のコレクターを押せば、同時に日付も調整され、即ち永久カレンダー機構全体が調整されます。つまり、しばらく止まっていた時計をオーナーが調整したい場合は、正しい日付が表示されるまでこのコレクターボタンを押すだけで、全体が連動して調整されるのです。



もっとも厳格な基準に沿って手作業で装飾が施されるムーブメントと同様に、ダイヤルにもボヴェの職人たちの高度な技術が見事に表現されています。センターおよび秒表示のダイヤルは、2015年の採用以来高い人気を誇る、象徴的なブルーのサーキュラーブラッシュ仕上げとなっています。このダイヤルは、精巧にブラッシュ仕上げを施した後、職人が8層ものラッカーのレイヤーをあしらい、その後磨き上げられることで輝きと特徴的な奥行きが与えられ、完成します。ライティングスロープ型ケースならではのユニークなボリュームをさりげなく活かすために、ダイヤル職人と時計職人たちは互いに協力し、秒針が時分表示ダイヤルの下を通るように設計し、巧みな針の舞に加え、時の進行の真の尊さを表現しています。

ロジウムプレート加工されたカレンダー表示の周囲の面には、オーナーの希望に応じて、メゾンのエングレーバーの手作業によるサーキュラー・コート・ドゥ・ジュネーヴ装飾またはフルリザン装飾が施されます。
レトログラード式永久カレンダー表示を備えるリサイタル 21は、プラチナまたはレッドゴールド製ケースで用意されます。どんなに厳しい審美眼を持つコレクターでも、芸術的高級時計製造におけるもっとも厳格な基準に沿ってつくられたこの作品に感服すると同時に、その極めて複雑な機構がいとも簡単に操作できることに驚くことでしょう。ボヴェの職人たちは、1822年からずっと、この最高の水準を維持しています。




リサイタル 21

技術仕様


品番 R210001、18KRG、サーキュラー・コート・ドゥ・ジュネーヴ ダイヤル
R210002、チタニウム、サーキュラー・コート・ドゥ・ジュネーヴ ダイヤル R210003、18KRG、フルリザン モチーフ ダイヤル
R210004、チタニウム、フルリザン モチーフ ダイヤル
ケース
タイプ ディミエ “ライティングスロープ”型ケース
直径 44.40 mm
厚さ 15.50 mm
素材 18K レッドゴールド または チタニウム
ストラップ フルスキン・アリゲーター
バックル 18K レッド または ホワイトゴールド製尾錠
防水性 30m

ムーブメント
キャリバー 13DM05-QPR
タイプ 手巻
直径 13½ ’’’に 16’’’のモジュール
振動数 21,600回/時
パワーリザーブ 5 日間
機能 時、分、サブセコンド、曜日、レトログラード式日付、月、閏年
パワーリザーブインディケーター
ダイヤル ブルー サーキュラーブラッシュ仕上げにサーキュラー・コート・ドゥ・ジュネーヴ または フルリザン装飾
保証 5 年
特許 特許取得済みの同軸秒表示機構