IWC 「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “トリビュート・トゥ・3705"」を発表~先駆者から革新者へ、90年代に思いを馳せたアイコンの復活

 From : IWC (アイダブリューシー)






IWC 「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “トリビュート・トゥ・3705"」~先駆者から革新者へ、90年代に思いを馳せたアイコンの復活



「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “トリビュート・トゥ・3705”」は、1994年にIWCシャフハウゼン初のパイロットウォッチとして発表されたブラックの酸化ジルコニウムセラミック製の「ブラック・フリーガー」をオマージュした、1000本の限定生産となる特別なタイムピースです。問合せ:IWCカスタマーセンター(0120-05-1868)




90年代のアイコニックなクラシックモデルRef.3705の第2世代
1994年に登場した伝説のセラミック製「フリーガークロノグラフ(パイロット・ウォッチ)」(Ref. 3705)にオマージュを捧げる限定モデル、「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “トリビュート・トゥ・3705”」。初代モデルの鮮烈な魅力をすべて継承しながら、現代的な革新をも携えた“ネオ・ヴィンテージ”デザインが特徴です。

すべての素材が固有の性質を持ち、それぞれに特有の利点があります。腕時計に必要な機能的且つ審美的要件を満たすための革新的な素材の探求は、エンジニアリングに対するIWCのアプローチにおいて核をなす要素となっています。IWCはその歴史の中で、ケース素材の制作に関し独自の専門性を獲得してきました。

94年のオリジナルモデル(「Ref. 3705」)は、ケース素材にブラックの酸化ジルコニウムセラミックを使用した先駆的なタイムピースでした。この素材は非常に硬く、極めて割れにくいうえ、腐食にも強いという利点を持つ、IWCによる初のブラックセラミック製パイロット・ウォッチで、「ブラック・フリーガー」と呼ばれました。当時、この耐傷性のケース素材を使用するのは非常に難しく、これは他の時計メーカーに先駆けた実験的な試みでした。わずか1000本の限定生産であったことから、今ではクラシックなカルトウォッチとして、IWCのタイムピースの中でも最も希少なモデルの一つとなっています。

しかし、その高度な革新性とピュアなデザインにもかかわらず、当時このモデルは注目されませんでした。わずか1000本ほどしか生産されなかった「ブラック・フリーガー」の魅力が時計愛好家によって再発見されたのは、それから四半世紀がたってからのことでした。今では、その上品でネオヴィンテージの魅力によって、Ref. 3705はIWCの近年の歴史の中でも人気の高いコレクターアイテムとなっています。


“トリビュート・トゥ・3705”
このユニークなオリジナルモデル(「Ref. 3705」)をたたえ、その特長をさらに一歩先へ進めたることで、「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “トリビュート・トゥ・3705”」は誕生しました。革新的な素材を追求したオリジナルモデルと同様、トリビュートモデルも革新的な素材を使用し、ケース、クロノグラフプッシャー、ピンバックルにすべてセラタニウム®を採用しています。
IWCが開発したこの新素材は、チタニウムのような軽さと強さを持ちながら、同時に初代モデルのセラミック製ケースのような、硬度と耐傷性をも備えています。

 

セラタニウム®とは
シャフハウゼン発の最新の革新的な素材が、セラタニウム®(セラミック化されたチタニウム)です。この新素材はチタニウムに匹敵する軽さと堅牢性を持ちながら、セラミックと同様の硬度と耐傷性を備えています。
セラタニウム®は、IWCのために特別に製造された特殊なチタニウム合金をベースとしています。すべての部品が、この素材を削り、旋盤加工し、ドリルで穴を開けることによって制作されます。その後、それらを炉で焼成します。この工程で変化が起こり、素材の表面がセラミック化します。焼成によって、傑出した硬度などセラミック特有の性質が備わるだけでなく、魅力的なマットブラックの色合いが生まれます。



IWCが開発したこの素材により、いかなる形のコーティングも施すことなく、全体をブラックで統一した時計の制作が初めて可能になりました。
DLCコーティングとは違い、この表面は素材と分かちがたく結合しています。そのため、時計が何かにぶつかった時などに緩みが生じたり、表面が剥がれたりすることがありません。セラタニウム®によって初めて、プッシュボタンやピンバックルなどの部品をコーティングなしのジェットブラックのデザインで制作できるようになりました。



堅牢なムーブメントの歴史
クロノグラフ・ムーブメントは、最も人気があり使用頻度の高い複雑機構の一つですが、それには十分な理由があります。クロノグラフがもたらすスポーティなエレガンスさは、ほかの複雑機構には真似ができないからです。 

IWCシャフハウゼンは、クロノグラフウォッチの製造において、豊かな物語に彩られた独自の歴史を誇ります。IWCによる最初のクロノグラフモデル「ポルシェデザイン・クロノグラフ 1」(Ref. 3700)は、1980年に制作されました。以来、IWCは、数々のアイコニックなクロノグラフウォッチをラインナップに加えてその歴史を紡いできました。69380 キャリバーを搭載するこの最新モデル「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “トリビュート・トゥ・3705”」もまた、例外ではありません。


キャリバー69000シリーズ
高精度かつ強靭な高性能クロノグラフが求められる、あらゆるIWC時計シリーズでIWCのキャリバー69000シリーズが採用されています。クラシカルなコラムホイール式のクロノグラフは、ペラトン巻き機構に似た双方向巻上げ式の爪巻上げ機構からエネルギーを受け取ります。「9時」位置にアワー・カウンター、「12時」位置にミニッツ・カウンター、そして 「6時」位置にスモールセコンド と、3つのサブダイヤルが文字盤上に配置されています。このシリーズのキャリバーは振動数が4Hz(1時間あたりの振動数が28,800回)でパワーリザーブは46時間です。


文字盤デザイン
文字盤デザインもオリジナルモデルのRef. 3750を踏襲しています。最大12時間まで計測可能なストップウォッチ機能を搭載し、計測された時間は9時位置と12時位置の2つの積算計、6時位置のスモールセコンドに表示されます。IWC自社製キャリバー69380が正確な計時を保証します。このスポーティなタイムピースにはブラックのカーフスキン・ストラップが付属します。




【仕様】
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “トリビュート・トゥ・3705”
Ref.IW387905
セラタニウム® ケース, 自動巻き, 直径 41.0 mm.
限定 :1000 本
価格:1,405,000円(税別)。1,545,500円(税込)

[ケース]セラタニウム® ケース
直径 :1.0 mm
厚さ :15.3 mm
ねじ込み式リューズ、防水性 6 気圧
ガラスで急激な気圧変化にも対応
両面反射防止加工を施したドーム型サファイアガラス

[ムーブメント]
69380 キャリバー:IWC自社製キャリバー、自動巻き
パワーリザーブ:46 時間
振動数 :28800.0 回/時 (4.0 Hz)
部品数:231 個
石数:33 石
コート・ド・ジュネーブ装飾、ペルラージュ装飾
機能:ストップウォッチ機能(時・分・秒)、耐磁性軟鉄製インナーケース、日付・曜日表示、秒針停止機能付きスモールセコンド

[文字盤]
ブラック 夜光性




[ストラップ]
ブラックのカーフスキン・ストラップ
ストラップ幅 20.0 mm



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このモデルにご興味をお持ちになった方、もしくは、より深く知りたい方は、デビッド・セイファー(IWCミュージアム キュレイター)氏とヴァルター・ホルバース(IWC製品管理技術部アソシエート・ディレクター)氏が「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ」の初代モデルと新モデルとについて語ったIWCのHP掲載の対談記事(エリザベス・グリュンダー氏執筆)をお読みください。
https://www.iwc.com/ja/articles/journal/tribute3705.html







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