オーバル トゥールビヨン、 与えられた趣き

 From : PARMIGIANI FLEURIER (パルミジャーニ・フルリエ )

オーバル トゥールビヨン

与えられた趣き

円、スクエアなど、いくつかの形は固定されている一方で、オーバルは目的に応じて変容可能です。現代においても、古えにおいても、オーバルはその構成において力強く独特であり、緻密でありながら大胆です。時計製造の世界で、パルミジャーニ・フルリエは極めて魅力的なタイムピースを製造する秘法を心得ています。シンプルな形状の構造が、 2 つのラウンド型のセクション(交点)から 1 つのタンジェントを導き出し、プロポーションの調和という観点からも申し分なくオーバルから女性的な印象を消し去りました。

3 パーツのローズゴールド製ケースと 2 面構成のベゼルがオーバル トゥールビヨンのデザインに活力をもたらします。丸みを帯びた外面は分解されて、ストレートラインがカーブに取って代わり、そうして生み出された様々なアングルからは、豊かな輝きが迸ります。ブランドを象徴するラグも同様に、面取りされた表面がその端末に沈み、ある種の緊張感を表現しています。このタイムピースでは、オーバルという形状に独自のスタイルを強調する男性的な趣が与えられました。

伝統的な「コート・ド・ジュネーブ」を纏うダイヤルは、パルミジャーニ・フルリエの秘法ともいえるアビスブルーカラーに彩られています。この独特な風情を醸し出すダークブルーは、パルミジャーニ・フルリエが毎年必ず新作に採用する特別な色彩です。この鮮やかな色彩を生みだすことは、ダイヤル職人にとって絶え間ない挑戦です。なぜなら、ゴールドプレートをガルバニック槽で電解処理する際、わずか一秒でも遅れるとブルーからブラウンへと変調してしまうからです。その為、確実なタイミングで引き上げなくてはなりません。そうして得られた色調は、さらに独自の機械によって定着させます。



歴史的な名品からインスピレーションを得たオーバル パントグラフのラインに、新たに加わったオーバル トゥールビヨン。そのモデルは、それ自体が伝統を引き継ぎ、複雑で洗練された時計製造の趣向を内包しています。搭載されるのはミシェル・パルミジャーニが設計したマニュファクチュール製ムーブメント、PF500 です。このパワーリザーブ表示付きの 30 秒トゥールビヨン ムーブメントは、マニュファクチュールがマスターしている時計製造技術とともに、「コート・ド・ジュネーブ」装飾や手作業により面取りされたブリッジなど、極めて高いクオリティの仕上げが施されています。

ミドルケースのローズゴールドとダイヤルのアビスブルー、そして大胆なパワーリザーブを備える快活なトゥールビヨンが、オーバルの独創的な形状を得て力強い個性を発揮しています。

Movement
PF500
Winding: Manual
Total dimensions: 13''' × 10 ½''' – 29.3 × 23.6 mm
Thickness: 5.55 mm
Frequency: 3 Hz – 21’600 A/h
Power-reserve: One week
No of components: 237
No of jewels: 30

Functions
Hours, minutes, seconds
Tourbillon
Power reserve

Dial
Material: 18ct rose gold
Colour: Abyss
Finishing: Côtes de Genève
Hands: Delta-shaped with luminescent coating

Case
Dimensions: 45 × 37.3 mm
Thickness: 12.25 mm
Material: 18ct white gold
Water-resistance: 30 m
Glass: Anti-reflective sapphire

Bracelet
Brand: Hermès
Material: Alligator

Buckle
Type: Ardillon

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