ジラール・ペルゴが「ロレアート アブソルート クロノグラフ アストンマーティン F1 エディション」を発表~情熱と性能の橋渡し

 From : GIRARD-PERREGAUX (ジラール・ペルゴ )


新しい「ロレアート アブソルート クロノグラフ アストンマーティン F1 エディション」~情熱と性能の橋渡し


昨年、ジラール・ペルゴが、英国の超高級高性能車メーカーであるアストンマーティンおよびアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ 1™ チーム(AMF1)の公式ウォッチ パートナーとなることが発表されました。ジラール・ペルゴとアストンマーティンは、提携を開始して以来、スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン アストンマーティン エディションおよびロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディションという 2 つの時計の製作で協力しました。この度、ジラール・ペルゴは、AMF1 チームと初めての共同作業を行い、業界初の 2 つの特徴を備えた新たなモデル、ロレアート アブソルート クロノグラフ AM F1 エディションを生み出しました。この画期的な時計は、2 つの世界、すなわちマイクロメカニクスとフォーミュラ 1TM の極限の性能を結び付けます。



性能の限界に挑む
競争の激しい F1 の世界では、わずか数分の 1 秒が成功と失敗の差を意味する場合があります。空気力学とエンジン出力のほかにも重量が極めて重要であるため、どのチームも、貴重な軽量化を約束する新たな革新的素材を絶えず研究しています。今回のプロジェクトの場合、AMF1 チームは、軽量素材についての並外れた理解を高級時計の世界にもたらしました。

新しいロレアート アブソルート クロノグラフ AM F1 エディションは、最先端の 44 mm ケースを採用しています。ケースの構成成分として、チタン粉末と 2021 年シーズンに使用された 2 台の F1 レーシングカーから取り出したカーボンエレメントを、時計業界で初めて組み合わせています。個々の構成要素は、ハイテク製造工程を用いて 1 つにされ、着色された樹脂と混ぜ合わされます。こうして生まれる素材は、スティールよりも柔軟性に優れています。それぞれの時計は、固有の視覚的特徴を備え、市場の他のいかなるタイムピースとも異なって見える唯一無二の存在です。



ジラール・ペルゴの CEO、パトリック・プルニエはこう述べます。
「アストンマーティンとの共同作業は、最初から楽しいものでした。フォーミュラ 1™ カーに私たちの名前を入れたことも一例ですが、それだけにとどまらず、さまざまなプロジェクトで協力し合った成果として、2 つのまったく異なる時計が生み出されました。共同作業は、いくつかの革新的で興味深いアイデアにつながり、最終的に新しい刺激的な製品が誕生しました。さらに、双方の社員の間で素晴らしい友情も育まれました。以前に共同製作されたモデルでは、スタイルとエレガンスが強調されましたが、今回の最新作では、性能により重点を置き、ブランドの F1 部門と密接に協力しようと努めました。」



アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ 1™ チームのチーム代表、マイク・クラックはこう付け加えます。
「私たちは、一丸となって成功させようという決意を抱いています。その望みを実現させるには、私たちの性能パッケージのあらゆる要素を分析する必要があります。そこには、自動車の製作に用いる素材を管理し、素材の重量と強度を測定することが含まれます。すべては、ラップタイムをさらに 1/1,000 秒削る余地を見出すためです。ジラール・ペルゴは、私たちにとって貴重なパートナーです。私たちは、知識を共有して結集するために協力し合い、お互いのブランド価値を高めてきました。新しいロレアート アブソルート クロノグラフ AMF1 は、この共同作業の最初の例であり、私たちが一緒に素晴らしい仕事を成し遂げられることを示しています。」



2 つの世界初、1 つの並外れた時計
ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ AM F1 エディションは、業界初の極めて革新的な 44 mm チタン/カーボン製ケースに収められています。しかし、マニュファクチュールの創造力は、このモデルのもう 1 つの「世界初」であるストラップにも及びます。アストンマーティン レーシンググリーンをまとった GP ラバー合金は、FKM ラバー(FKM)と 2021 年シーズンに使用された 2 台のフォーミュラ 1™ レーシングカーから取り出したカーボンエレメントで作られています。この先駆的な構成を生み出す工程は、高度な技術と専用の装置を必要とします。さらに、このようなハイテク ストラップでは、使用される素材の適合性に関する広範な研究が必要です。こうして生み出されるストラップは、従来のラバーと比べて柔軟性と耐久性に優れています。この時計の場合、ストラップの表面はファブリック調で仕上げられ、外観を引き立てています。バックルには微調整システムが備わり、それによって装着者は、ストラップと手首の一体感を微調整することができます。




アストンマーティンは常にスタイルと性能の代名詞
109 年前にサーキットで生まれたアストンマーティンは、常にレースとのつながりを誇りにしてきました。
長年にわたり、さまざまな種類の国際競技に参加し、多くの成功を収めてきました。けれども、性能がブランドの DNA に欠かせない要素ではあるものの、アストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー 、独自性を体現する象徴的な世界的ブランドとしても認められています。
アストンマーティンは、最新技術と伝統のクラフトマンシップと美しいスタイルを融合することで、Vantage、DB11、DBS、DBX、さらにはブランド初のハイパーカーであるアストンマーティン Valkyrie などの極めて評価の高い多彩なラグジュアリーモデルを生み出しています。
今回のコラボレーションを記念する新しいジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ AMF1 エディションでは、いくつかのデザインに英国の名高い超高級ブランドの製品からの影響が見られます。
時計の文字盤には、「アストンマーティン レーシンググリーン」のサンレイ仕上げが施され、1921 年のアストンマーティン「AM」バッジにまでさかのぼるモチーフのクロスハッチング技法で装飾されています。



多くのスポーツカーは、重量を軽減すると同時に構造剛性をもたらす中空構造の部品を採用しています。さらに、いくつかのアストンマーティン車に見られる開口部は、冷却を促進します。この新しい時計に備わる透かし細工の針は、そのデザインにスポーツ性が染み込んでいます。クロノグラフ針を際立たせるライムの彩りは、AMF1 カーのデザインを反映したものです。センターのクロノグラフ針のカウンターウェイトは、多くのアストンマーティンのロードカーに広く使われているサイドストレークを模しています。このように自動車の影響がひと目でわかる部分がある一方で、いくつかのディテールは非常に控え目で、アストンマーティンの愛好家や目の肥えた人しか気づかないかもしれません。

リアエンジンパワー
ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ AM F1 エディションは非常に魅力的とはいえ、信頼できる動力源も成功の前提条件です。ケースバックには、ロレアート アブソルート クロノグラフにおいて初めてサファイアクリスタルが装着されています。これにより装着者は、自社製の自動巻きムーブメント、キャリバー GP03300-1058 を見ることができます。



限定生産
アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ 1™ チームは、英国の象徴的なサーキットに近いシルバーストーンを拠点としています。そのことを念頭に置いて、ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ AM F1 エディションは、306 本の限定生産となります。この数字は、2022 年のイギリスグランプリの決勝において、ドライバーのランス・ストロールとセバスチャン・ベッテルが目指す総走行距離(5.891 km x 52 周 )です。このモデルは、すべてのジラール・ペルゴ正規販売店を通じて、世界中ですぐに購入することができます。





【技術仕様】
ロレアート アブソルート クロノグラフ アストンマーティン F1 エディション
リファレンス:81060-41-3071-1CX
306 本の限定生産、シリアルナンバーなし

[ケース]
素材:チタン/カーボン製ケース、2021 年シーズンに使用された
2 台のフォーミュラ 1 ™ レーシングカーから取り出したカーボンを使用
直径:44.00 mm
厚さ:15.15 mm
風防:無反射加工サファイアクリスタル
裏蓋:サファイアクリスタル、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ 1™ チームのホワイトデカール
文字盤:クロスハッチング技法を用いた「アストンマーティン レーシンググリーン」の
サンレイ仕上げ、蓄光塗料付き(緑色発光)インデックス
針:スケルトン加工、「バトン」型、蓄光塗料付き(緑色発光)
防水:100 m(10 ATM)

[ムーブメント]
リファレンス:GP03300-1058 機械式自動巻きムーブメント
直径:25.95 mm
厚さ:6.50 mm
振動数:28,800 振動/時(4 Hz)
部品数:419
石数:63
パワーリザーブ:約 46 時間
機能:クロノグラフ、時、分、スモールセコンド、日付

[ストラップ]
アストンマーティン レーシンググリーンの GP ラバー合金 – ラバーと 2021 年シーズンに使用された 2 台のフォーミュラ 1™ レーシングカーから取り出したカーボンの組み合わせ、ファブリック調仕上げ、グリーンのステッチ入り
バックル:微調整システム付きフォールディング、ブラック PVD 加工を施したチタン製

価格:3,311,000円(税込)



[アストンマーティン]
アストンマーティンのビジョンは、この上なく夢中にさせる高性能車を生み出す、世界で最も魅力的な超高級英国ブランドになることです。アストンマーティンは、ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって 1913 年に設立され、スタイル、ラグジュアリー、高性能、独自性を体現する象徴的な世界的ブランドとして認められています。アストンマーティンは、最新技術と伝統のクラフトマンシップと美しいスタイルを融合することで、Vantage、DB11、DBS、DBX、さらにはブランド初のハイパーカーであるアストンマーティン Valkyrie などの極めて評価の高い多彩なラグジュアリーモデルを生み出しています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界 56 か国で販売しています。そのスポーツカーはゲイドンで製造され、高級 SUV の DBX シリーズは、ウェールズのセント・アサンで誇りをもって製造されています。ラゴンダは 1899 年、アストンマーティンは 1913 年に設立されました。この 2 つのブランドは、1947 年にデイヴィッド・ブラウン卿が買収して統合されました。現在、同社は、アストンマーティン・ラゴンダ・グローバル・ホールディングス plc としてロンドン証券取引所に上場されています。2020 年にローレンス・ストロールが同社の取締役会会長に就任し、それに伴う大規模な新規投資によってアストンマーティンは、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ 1™ チームでモータースポーツの頂点に復帰し、英国を象徴するブランドの新たな時代が始まりました。


[アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ 1 ™チーム]
2021 年、アストンマーティンは、最後の参戦から 60 年以上ぶりにグランプリレースに復帰しました。世界で最も象徴的なエンブレムをガレージの上に掲げ、情熱的な男女を中心として成長しているこのチームは、豊かなヘリテージと新たな観点を兼ね備えています。シルバーストーンを拠点とするチームは、共同戦略パートナーと一緒に、他チームと順位を競い合い、第一線で戦うことで、カーレースに新しいエネルギーをもたらします。このチームでは、同じ目標を持つあらゆる職業の人々が復帰までの道のりを共にするために集まり、力を発揮する舞台を与えられて成長しています。その使命は、モータースポーツの世界的な舞台で、チームの核心であるテクノロジーと改革を示しながら、変わりゆく現在の世界の共感を呼ぶ価値を表現して、新しいファン層を獲得することです。  
www.astonmartinf1.com    




[ジラール・ペルゴ]
1791 年創業のジラール・ペルゴは、今なお活動を続けている高級時計マニュファクチュールとしては最古の部類に属し、目の肥えた人々から高い評価を得ています。ジラール・ペルゴの歴史を彩る比類ない作品の数々は、美しさと機能性を巧みに融合しています。例えば、羨望の的となっている 1975 年生まれのロレアートや、ブリッジを単なる技術的な要素から時計に不可欠な一部に変えることで「見えないもの」を見えるようにした時計界初の伝説の「スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨン」などです。時計の革新の先導者としてのジラール・ペルゴの地位は、何百という取得済みの特許や、数々の賞を受賞した歴史によって裏づけられています。ジラール・ペルゴは、必要な時計の全技法を習得し、無視しえない正統派の雰囲気を時計に与えることで、2 世紀以上にわたってマニュファクチュールとしての地位を守ってきた、数少ない時計メーカーの一つです。ジラール・ペルゴは伝統を尊重しながらも、たえず未来を見据えており、新技術と最先端素材を採用しながら、定番の形に新風を吹き込んでいます。
2022 年現在、ジラール・ペルゴと姉妹メゾンのユリス・ナルダンは、高級時計マニュファクチュールの独立したグループを創設しました。