ジラール・ペルゴ「ネオ ブリッジ アストンマーティン エディション」発表~ノウハウの共有による製品

 From : GIRARD-PERREGAUX (ジラール・ペルゴ )




ジラール・ペルゴ「ネオ ブリッジ アストンマーティン エディション」


ジラール・ペルゴと公式パートナーのアストンマーティンが協力し、きわめて古い歴史を有する機械式時計の傑作「ブリッジ」に新しい解釈を吹き込む、壮観な新しいタイムピースをつくりました。
名高いブリッジ コレクションに新たに加わることになった、このネオ ブリッジ アストンマーティン エディションは、通常は隠されている機能的な部品を、あえて前面に誇示しています。担当デザイナーはアストンマーティンの次世代スポーツカーにインスピレーションを得て、世界初のスーパーツアラー、DB12 の影響を受けた結果、新しいウォッチは、この車の彫刻のような輪郭と鋭いラインを反映したものとなっています。




美しさとエンジニアリングの融合
2021 年、ジラール・ペルゴは英国の超高級ブランドであるアストンマーティンの公式ウォッチパートナーになることを発表しました。両社とも伝統豊かな企業で、2 社合計で 300 年以上の歴史を有し、どちらも超高級製品の世界で事業を展開しています。さらに、この羨望の的となっている英国のブランドとスイスのマニュファクチュールは、優れたデザインと妥協を排したエンジニアリングの代名詞となっており、完璧にマッチしています。このリーダー 2 社のコラボレーションから、両ブランドの名前が誇らしく刻まれた、真に比類ないタイムピースがいくつか誕生しています。

このたび、アストンマーティンとジラール・ペルゴは、長期的なコラボレーションにおける 5 個目の共同ブランドのタイムピースを発表することになりました。その名も、ネオ ブリッジ アストンマーティンエディション。デザインと時計製造の専門知識の点で、性能の限界を押し広げようとする、両社の情熱に突き動かされたモデルです。現代的で、美しさとエンジニアリングを見事に融合させ、息をのむパフォーマンスを発揮します。

アストンマーティン・ラゴンダの執行副社長兼チーフ・クリエイティブオフィサーのマレク・ライヒマン氏は、次のように述べています。
『公式時計パートナーとなったジラール・ペルゴと最初に関係を持ったとき以来、私たちが精度と性能設計に関して共通の情熱を抱いていることは明らかでした。デザインの細部や仕様に関するアイデアのやり取りは、オープンに、また自然に行われ、共通のコラボレーション精神を通じて、文字どおり共同で、私たちの名前が記された時計がつくられました。』
『最新モデルであるネオ ブリッジ アストンマーティン エディションでは、両社からのデザイナーを含む共同製作チームが、ムーブメントデザインに関する従来の時計の慣習に挑みました。構造的な剛性、性能、美しさには、相当な配慮を払いました。できあがった結果に喜んでおります。』



ジラール・ペルゴの CEO、パトリック・プルニエは言います。
『これは、単に私たちの時計にアストンマーティンの名前を入れるというだけの話ではありませんでした。アストンマーティンの人々には、この時計の設計に積極的な役割を果たしていただき、使用する材料やムーブメントのデザインにも、興味を持って参加していただきました。ネオ ブリッジ アストンマーティン エディションは、2 社の共同作業の相乗効果によって生まれた、すばらしい成果です。』


アストンマーティンについて
アストンマーティンのビジョンは、この上なく夢中にさせる高性能車を生み出す、世界で最も魅力的な超高級英国ブランドになることです。
アストンマーティンは、ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって 1913 年に設立され、スタイル、ラグジュアリー、高性能、独自性を体現する象徴的な世界的ブランドとして認められています。最新テクノロジー、昔ながらのクラフトマンシップ、そして美しいスタイリングを融合することで、アストンマーティンは評論家の絶賛する多くのラグジュアリーモデルを生み出しています。たとえば、ヴァンテージ、DB11、DBS、DBX、そして初のハイパーカーであるアストンマーティンヴァルキリーなどです。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界 56 か国で販売しています。そのスポーツカーはゲイドンで製造され、高級 SUV のDBX シリーズは、ウェールズのセント・アサンで誇りをもって製造されています。
ラゴンダは 1899 年、アストンマーティンは 1913 年に設立されました。この 2 つのブランドは、1947年にデイヴィッド・ブラウン卿が買収して統合されました。現在、同社は、アストンマーティン・ラゴンダ・グローバル・ホールディングス plc としてロンドン証券取引所に上場されています。
2020 年にローレンス・ストロールが同社の取締役会会長に就任し、それに伴う大規模な新規投資によってアストンマーティンは、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ 1™ チームでモータースポーツの頂点に復帰し、英国を象徴するブランドの新たな時代が始まりました。
www.astonmartin.com/media



未来を見据えて
ネオ ブリッジ アストンマーティン エディションは、はるか昔からこのスイスの時計メーカーの遺伝子に組み込まれてきたブリッジ コレクションの一連のモデルに加わった最新作です。1867 年、コンスタン・ジラールは 3 つの並行したブリッジを備えた懐中時計をスケッチしました。ブリッジはムーブメントの構造の一部をなす重要な部品ですが、通常とは異なり、この時計のブリッジは目立ちながらも洗練された、有名なデザイン要素となりました。しかし、ジラール・ペルゴは、この伝統に誇りを持ちながらも、過去に安住することなく、真摯に未来に向き合い、示唆に富んだスタイル、最先端材料、創意工夫に富んだ機構を融合させています。このことは、新しいネオ ブリッジアストンマーティン エディションにも明確に見られます。


共通する姿勢
アストンマーティンとジラール・ペルゴは、ラグジュアリーに関して同じ姿勢で臨んでいます。両社とも、デザインの一貫性が重要であることを理解しながら、同時に進化を追求しているのです。この共通の理念を支えているのは、機械部品は強烈なエモーションを掻き立てるものでなくてはならないという信念です。



ネオ ブリッジ アストンマーティン エディションは、以前のコラボレーションで生まれたデザインのアイデアのいくつかを不滅のものとしながらも、考え抜かれたディテールに満ちた、新しい新鮮な外観を備えています。このモデルでは、従来型の文字盤を排し、逆さになったムーブメント、キャリバーGP0840000-2164 が見えます。この構成により、通常は時計の裏面に見える部品を表面に配置しています。ブリッジ コレクションの精神を受け継ぎ、このモデルでも機能的な部品が全体的な視覚的魅力を高めています。輪列とテンプを支えているのはネオ タイプのブリッジで、多くの部品がまるで会話をするかのように連動しながら時を告げる様子には、引き込まれるように見入ってしまうことでしょう。ジラール・ペルゴの伝統にのっとり、ムーブメントの部品の配置は左右対称で、調和のとれた外観となっています。


一貫したデザイン
時と分を告げるバトン型のインデックスは、スケルトン加工されています。自動車業界では軽量化のために余分な材料を削ることにヒントを得て、このウォッチでは従来型の文字盤を排しています。
針には蓄光塗料を塗布し、薄暗い場所ではグリーンに発光します。グリーンは、今後ともアストンマーティンと永遠に関連の深い色であり続けるでしょう。文字盤を囲むリングに取り付けられたサスペンデッドインデックスは、外側に突き出ており、やはり蓄光塗料によって暗くなるとグリーンに光ります。針とインデックスのデザインは、従来のダブルブランドのウォッチのスタイルを受け継いでいます。

各インデックスの中間では、鮮明なグリーンのマークが前述のリングに刻まれており、各分を際立たせています。アストンマーティン グリーンで仕上げられた 2 本のネオ ブリッジは、デザイン面では、19 世紀のコンスタン・ジラールの作品に現代的な形で敬意を表したものですが、ブリッジの色の面では、ハイパフォーマンスカーの豊かな伝統を有するアストンマーティンにオマージュを捧げています。


重要なのはパワー
アストンマーティンとジラール・ペルゴの名前を冠するどの作品でも明らかなことですが、性能の前提条件となるのはパワーです。「時計の燃料タンク」とも言うべき香箱は、1 時 30 分位置に配置されています。香箱を支えるブラックのブリッジには、透かし彫り加工を施し、このスイスのマニュファクチュールの名前を刻みました。この時計は自動巻きで、マイクロローターと呼ばれる小型のローターを使って、手首の自然な動きをエネルギーに変換しています。小さな寸法のマイクロローターは、ムーブメントをスリムな形にするのに役立っており、厚さは5.45 mm しかありません。

また、ムーブメントを眺めるのに邪魔にならないという利点もあります。このウォッチの場合、マイクロローターには英国のラグジュアリーブランドの名前が彫り刻まれており、香箱を飾るマニュファクチュールの名前と同程度に重要に扱われています。共同製作チームが香箱とマイクロローターをデザインする際にインスピレーションの源となったのは、アストンマーティン DB12 のシャープなラインと大きな開口のスポークホイールの奥に見えるブレーキでした。


色との戯れ
色は、形状を際立たせるのに役立ち、立体的なフォルムに光と影、エモーションとパッションを吹き込みます。ネオ ブリッジ アストンマーティン エディションをよく見ると、ブラッシュ仕上げのグレー、活気あふれるルビー、思索へと誘うブラック、シルバーカラーの歯車が組み合わさり、時を告げ知らせると同時に、魂を揺さぶります。注目すべきは、光の当たり具合によって、アストンマーティングリーン ネオ ブリッジは異なる色調に見えるこ
とです。立体的な魅力的な外観を損なわずに、ブリッジに色を与えることは、技術的に大変なことでした。



直径 45 mm の軽いケースはチタン製で、仕上げにブラック DLC をまとっています。すべてをスタイリッシュに見せるブラック DLC は、時計の表示にメリハリをつける役割を果たし、ムーブメントの可動部品と静止部品の輝きを引き立てています。

DB12 が腕元に
世界初のスーパーツアラー、アストンマーティンDB12 の曲線的なシルエットをよく見ると、その意図は明らかです。それは、長距離でも快適に走れるようにしながら、同時に、毎瞬間をスリリングで記憶に残る体験にすることです。ネオ ブリッジアストンマーティン エディションも同じ考え方を共有しています。どの輪郭も、どの面も、熟考の結果であり、性能と最高の着用体験が得られることを目指しています。多様な素材を組み合わせることで、魂に火をつけ、触覚によって着用者を誘惑します。たとえば、ストラップはファブリック調のブラックラバーで、グリーンのステッチによって活気を帯びています。チタン製 DLC トリプルフォールディングバックルは、手首を見事にやさしく包み込むだけでなく、外観的にも強い印象を与えます。



稀少性の確保
限られた人々しか所有できないアストンマーティン車の稀少性に対応するように、ネオ ブリッジ アストンマーティン エディションもわずか 250 本の限定生産となり、めったに目にする機会がないものとなります。このモデルは 2023 年 12 月ごろに発売され、世界中のジラール・ペルゴ正規販売店で販売予定です。



【技術仕様】
ネオ ブリッジ アストンマーティン エディション
リファレンス:84000-21-3236-5CX
希望小売価格:¥4,961,000(税込)
参考価格:36,000 スイスフラン /37,700 米国ドル / 32,100 英国ポンド /39,800 ユーロ
限定:250 個限定、通し番号なし(One of 250)

[ケース]
素材:DLC チタン
サイズ:45.00 mm
厚さ:12.18 mm
風防:無反射加工サファイアクリスタル「ボックス」
ケースバック:サファイアクリスタル、ホワイトのアストンマーティン ロゴ デカール付き
ダイヤル:蓄光塗料(グリーンに発光)を塗布したサスペンデッドインデックスを備えたリング
針:スケルトン加工、「バトン」型、蓄光塗料付き(グリーンに発光)
防水性:30 m(3 気圧)
[ムーブメント]
リファレンス:GP084000-2164(機械式自動巻きムーブメント)
直径:32.00 mm (141/4’’’)
厚さ:5.45 mm
振動数:21,600 振動/時(3 Hz)
部品数:208
石数:29
パワーリザーブ:約 48 時間
機能:時、分
[ストラップ]
素材:ブラックラバー ストラップ、ファブリック仕上げにグリーンのステッチ入り
バックル:チタン製 DLC 加工トリプル
フォールディングバックル



[ジラール・ペルゴ]
ジラール・ペルゴは、1791 年以降、永遠に捉えどころのない時のリズムを受け入れてきました。ラ・ショー・ド・フォンの中心に位置するジュラ山脈に抱かれた高級時計のパイオニアであり、すべての製造を自社内で行い、類稀な時計製造の技術を何世代にもわたって守り続けることで 2 世紀以上その地位を堅持してきた独立系マニュファクチュールです。美と優れた技術への情熱に加えて、このノウハウの維持は、ジラール・ペルゴの変わらぬ革新力のカギとなってきました。
美しさと機能性の完璧なバランスを追求する高級時計愛好家であればすぐに、ロレアートのブランドを象徴する八角形のベゼルや「スリー・ゴールドブリッジ」を備えた伝説のトゥールビヨンといった特徴に目が行くことでしょう。時計業界の基準作りから高度な精密工学によって目に見えないものを見えるようにする技術まで、ジラール・ペルゴは、数々の業界初となるモデルを生み出すことで絶えず時間の流れを変えてきました。時計に関する革新の先導者というこの地位は、1884年に登録された 3 つの矢印型ブリッジのムーブメントのようなオリジナルのデザインに関する100 件以上の特許、そして 2013 年の「金の針」賞や 1889年のパリ万国博覧会で授与された金賞といった実績によって盤石なものとなっています。
ジラール・ペルゴは、その伝統に根差し、常に前を向こうとする本能に導かれ、新しい技術を受け入れて最先端の素材を活用し、ブランドを象徴する形状を見直すことさらなるで喜びをもたらすような独創的な方法を模索してきました。この目標に向かって、徒に組織を拡大することなく人間らしい規模を保ち、2022 年には姉妹メゾンのユリス・ナルダンと共に高級時計マニュファクチュールで構成される独立系集団の一部となりました。
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