ジラール・ペルゴ 「ロレアート42mm」 ピンクゴールド&オニキス~フォルムと壮麗な色彩のシンフォニー

 From : GIRARD-PERREGAUX (ジラール・ペルゴ )




ジラール・ペルゴ ロレアート42mm ピンクゴールド&オニキス ~ フォルムと壮麗な色彩のシンフォニー


初代のロレアートを発売したのは 1975年のことで、多くのデザイン愛好家や時計コレクターの心をつかみました。それから長い年月が経ち、時代ごとにさまざまな時計が登場しては消えてゆきました。最終的に残ったのは ほんの一握りのモデルで、ロレアートはそのうちのひとつです。今回、そのロレアート ファミリーの新作として、ピンクゴールド製ケースに手仕上げのブラックオニキスの文字盤を組み合わせ、自社製ムーブメントを搭載したジラール・ペルゴ ロレアート 42mm を発表します。


不朽のデザイン
デザインについて言えば 1970 年代は特別な時代です。時代に左右されない美学と優れた機能性を併せ持つ当時のさまざまなアイテムには高い創造性が感じられます。デザインの卓越性は極めて独創的ないくつかの時計のスタイルにも現れており、今でもこの時代の明確なビジョンを持つデザイン的手法は高く評価されています。そしてこの時期に複数の一流ブランドからブレスレットが一体型になったスティール製ケースの時計が発売されましたが、何年も変わらずにその魅力を発揮できたのはごくわずかでした。1975 年に発売したジラール・ペルゴのロレアートは時代を超えて今なお高い人気を誇っています。

ロレアートのデザインは当初から多くの異なるフォルムを取り入れ、独創的でありながら全体としてまとまりのあるものとなっていました。ベゼルはすべてリングの上に配置された八角形で、それがさらに、角度を付けたトノー型ケースの上に収まっています。ケースは幾何学的ですっきりとしたラインでありながらどこか柔らかみを帯び、自然によって形作られる、尖ったところのない滑らかな岩を思わせます。全体を通してポリッシュ仕上げとサテン仕上げが互いを優美に引き立てます。2 つの仕上げをどちらもくっきりと施すことで最大限の効果を引き出しました。最後に、人間工学に基づいて手首にぴったりと沿って快適なフィット感をもたらす一体型ブレスレットがその外観を締めくくります。それは、遠くからでも瞬時にそれとわかるロレアートの独特な輪郭を作り上げているコントラス トの効いたフォルムのアサンブラージュです。



1975年の発売当時、初代モデルはまだ「クォーツ クロノメーター」と呼ばれていました。しかし、当時のジラール・ペルゴにとって最も重要な市場であったイタリアでは、時計通の間でたちまち「ジ ラール・ペルゴ時計学校の卒業生(ロレアートはイタリア語で卒業 )」として知られるようになりました。愛情のこもったこの呼び名は、このモデルの賞を獲得するほどの成功と並外れた精度に対する高い評価を示すものでもありました。最終的にはジラール・ペルゴ自身もこの呼び名を採用します。そして同時に、卒業生の頭に載せられる月桂樹の冠のように八角形のベゼルをケースに配するようになりました。

ロレアートのデザインには長年の間に小さな変更を加えましたが、常に1975年の初代モデルの本質は受け継がれてきました。2017 年、ジラール・ペルゴは第5世代となるロレアートを発表しました。新しいロレアート 42mm ピンクゴールド & オニキスにはそのデザインを採用しています。

時代に左右されない完成されたデザインの模範となるような 1970年代を象徴する建築物、自動車、家具がいくつかあります。ジラール・ペルゴは、自社でデザインを手掛けたロレアートも間違いなく この特別なクラブの一員として認められるものと確信しています。



スイスが誇るノウハウ
1791年の創業以来、イノベーションは常にジラール・ペルゴの企業文化の中心に据えられてきました。1970年代には、スイスのブランドとして、かつてない高精度の未来を約束する技術であったクォーツ計時の先頭に立っていました。実際、ジラール・ペルゴが設定した32,768 Hz という振動数は、その後、クォーツ式時計の世界標準として採用されました。

1975年の初代ロレアートに COSC認証を取得した自社製クォーツ ムーブメント、キャリバー 705を搭載したことは恐らく必然的であったのでしょう。この時期、伝統的なスイスの時計製造業界ではほとんどが衰退の道を辿り、電池式時計への移行にうまく対応できていませんでした。

クォーツ時計は多くのお客様にとって魅力的であったとはいえ、ジラール・ペルゴは 230 年以上にわたって、ほかのほとんどの時計ブランドが成し得なかった自社製機械式ムーブメントの製造も続けてきました。1995年に入り機械式時計の製造が復活の兆しを見せ始めると、ジラール・ペルゴは自社製自動巻きキャリバーを組み込んだロレアート8010 を発表しました。現在、ロレアート34mmにはクォーツ ムーブメントを、それよりケース サイズが大きいすべてのモデルには機械式ムーブメントを搭載しています。




ファミリーに新作登場
今回、ジラール・ペルゴはファミリーに加わる新作のロレアート 42mm ピンクゴールド & オニキスを発表いたします。ケースは 18K ピンクゴールド製で、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げをミックスしたロレアートの伝統を受け継いだモデルです。同じピンクゴールド製のブレスレットが、時計と身に着ける人を結び付けるかのようにしっくりと手首に馴染みます。ケースの気品あるカラーに手仕上げの壮麗なブラックオニキスの文字盤を組み合わせました。ラグジ ュアリーなこの素材には手作業で成形および研磨が行われ、熟練職人の専門技術が注ぎ込まれています。オニキスから薄型の文字盤を作るには15種類もの作業を要しますが、それだけに、実に精妙で鏡のような表面に仕上がります。針、バトン型インデックス、そして 12 時位置のGPロゴは共に暖かみのあるゴールドの色調となっています。深みのあるブラックオニキスにピンクゴールドのアクセントを合せることで、ロレアートの名前と結び付いた独特のコントラストを生み出しました。



オート・オルロジェリー(高級機械式時計)の代名詞とされるだけあって、この特別なモデルに組み込まれた自動巻きムーブメントが数えきれないほどのディテールを備えていることも何ら驚くことはありません。地板にはペルラージュ仕上げで装飾されし、中には面取り、鏡面仕上げ、サテン仕上 げ、コリマソナージュ(渦巻模様)サンレイ仕上げなど、さまざまなエングレービングを施した部品もあります。ブリッジにはストレートのコート・ド・ジュネーブ装飾が、ピンクゴールド製ローターには円形のコート・ド・ジュネーブ装飾をそれぞれ施しています。このムーブメン トのパワーリザーブは約54時間です。



ロレアートの自社製ムーブメントの製造には、特に時間のかかる繊細な仕上げを含めて膨大な作業が必要です。さらに、丹念な職人技はピンクゴールド製のケースとブレスレットにまで及びます。製造工程の段階はそれぞれ熟練の時計職人に委ねられます。



その熱心さ、正確さ、一貫性がロレアートの 代名詞である妥協のない基準を達成する鍵となっています。ひとつの時計を作り上げるのに膨大な時間が費やされますが、急いては卓越性を存分に発揮することは難しいものです。このモデルは「限定エディション」でこそありませんが、時間と手間をかけた製品という意味においては限定品といえます。

ロレアート 42mm ピンクゴールド & オニキスは 9 月より世界各国のすべてのジラール・ペルゴ正規販売店で発売予定です。




【技術仕様】
ロレアート 42MM

リファレンス:81010-52-3118-1CC(アリゲーター ストラップ バージョン)
希望小売価格:¥4,004,000(税込)

リファレンス:81010-52-3118-1CM(ピンクゴールド ブレスレット バージョン)
希望小売価格:¥6,479,000(税込)


ケース
素材:ピンクゴールド、ポリッシュ/サテン仕上げ
直径:42.00 mm
厚さ:10.68 mm
風防:無反射加工サファイアクリスタル
裏蓋:サファイアクリスタル
文字盤:ポリッシュ仕上げのブラックオニキス、ピンクゴールド製 GP ロゴ、「バトン型」ピンクゴ ールド製インデックス
針:「バトン型」、ゴールドプレート
防水:50 m(5 ATM)

ムーブメント
リファレンス:GP01800-1404
機械式自動巻ムーブメント、ピンクゴールド製ローター
直径:30.00 mm(13¼’’’)
厚さ:3.97 mm
振動数:28,800 振動/時(4 Hz)
部品数:191
機能:時、分、センターセコンド、日付

ストラップ
素材:ピンクゴールド、ポリッシュ/サテン仕上げ(ピンクゴールド製ブレスレット バージョン)
素材:ブラック アリゲーター ストラップ(アリゲーター ストラップ バージョン)
バックル:ピンクゴールド、トリプルフォールディング(アリゲーター ストラップ バージョン)


【お問い合せ】




[ジラール・ペルゴ]
1791 年創業のジラール・ペルゴは、今なお活動を続けている高級時計マニュファクチュールとしては最古の部類に属し、目の肥えた人々から高い評価を得ています。ジラール・ペルゴの歴史を彩る比類ない作品の数々は、美しさと機能性を巧みに融合しています。例えば、羨望の的となっている 1975 年生まれのロレアートや、ブリッジを単なる技術的な要素から時計に不可欠な一部に変えることで「見えないもの」を見えるようにした時計界初の伝説の「スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨン」などです。時計の革新の先導者としてのジラール・ペルゴの地位は、何百という取得済みの特許や、数々の賞を受賞した歴史によって裏づけられています。ジラール・ペルゴは、必要な時計の全技法を習得し、無視しえない正統派の雰囲気を時計に与えることで、2 世紀以上にわたってマニュファクチュールとしての地位を守ってきた、数少ない時計メーカーの一つです。ジラール・ペルゴは伝統を尊重しながらも、たえず未来を見据えており、新技術と最先端素材を採用しながら、定番の形に新風を吹き込んでいます。
2022年現在、ジラール・ペルゴと姉妹メゾンのユリス・ナルダンは、高級時計マニュファクチュールの独立したグループを創設しました。