オリスが コールソン航空とのパートナシップによるビッグクラウン プロパイロット「コールソン リミテッド エディション」を発売

 From : ORIS (オリス)




オリス「コールソン リミテッド エディション」~オリスのコールソン航空とのパートナシップは革新技術と環境保全がテーマ



オリスの新しい企画は、航空消防隊コールソンとの協賛で、時計業界初の3Dプリンターを使った革新的な製法によるカーボンケースを用いたモデルです。



上から見る景色
オリスは、地球とそこに住む人々により良い変革をもたらすため、多角的に活動を続けています。独立企業として気候中立の認定をうけ、より良い世界のために先駆けとなって活動する団体を支援してきました。

この度、オリスは航空消防活動の世界的リーダーであるコールソン航空とパートナシップを組むことを大変誇りに思います。カナダに本拠地を置く、世界中の山火事や原野火災に飛行機とパイロットを派遣する、家族経営の独立組織です。
北半球の夏は主にアメリカ合衆国、南半球の夏はオーストラリアと南アフリカに分かれて活動します。活動の目指すところは、地上の消火活動を支援して火を消すことと、命と環境を守ることです。
コールソン航空は1960年にクリフ・コールソンにより、木材会社として創業しました。クリフの息子ウェインの代になってからの過去40年間に、当社が培った技術を活用して、一刻を争う緊急事態に対応するための革新技術を開発して航空消火分野に活動を拡大してきたのです。



現在ウェインは、二人の息子ブライトンとフォスターと共に、オリスと同じく「より効果的な、より良い方法」を探求しています。
オリスとコールソン航空は協働して、炎を連想する鮮やかなオレンジのダイアルとカーボンファイバー製ケースのコールソンリミテッドエディションをデザインしました。以下、その特徴をご覧に入れます。


ケースについて
コールソン リミテッドエディションには、これまでにない3Dプリント技術でカーボンファイバーを加工したケースを採用しました。

この度のパートナーシップにふさわしいものとして、オリスはビッグクラウンプロパイロットをベースに両社の革新性と果敢な姿勢を象徴するモデルを作りました。
何より特徴的なのは炎のような鮮やかなオレンジのダイアルで、コールソンの勇敢なパイロットたちが挑む過酷な環境を象徴するものです。



そのダイアルをセットするカーボンファイバーケースは、初めて腕時計に採用される、特許技術の3Dプリント製です。
スイスの名門、スイス連邦工科大学が開発した、カーボンファイバーと、航空宇宙産業PEKKと同時に開発した高質ポリマーを織り込んだ超軽量かつ超硬質素材を使っています。その工程はとても精密で、これまでのカーボンファイバー製の時計ケースにはなかった、パターンの固定が可能になりました。


軽量なハイテク素材のケースに、グレーPVDを施したチタンのベゼルとねじ込み式リューズ、ケースバックをセット、ストラップはブラックテキスタイルです。ムーブメントも含めて、総重量は僅か65グラムです。
中身はオリスの革新的な高耐磁性、5日間パワーリザーブの自動巻、キャリバー400で、1000本限定のご提供です。


ブライトン・コールソン & フォスター・コールソン インタヴュー
以下、コールソン家のブライトンとフォスターが、極めて重要で、往々にして危険な航空消火活動について語ります。
――自己紹介してください。
ブライトン(以下B):私はブライトン、コールソン航空を含むコールソングループの共同代表です。技術開発、品質管理、ファイアマッピング、情報システム部門を監督しています。
フォスター(以下F):私はフォスター、コールソングループの共同代表です。家族経営ビジネスの3代目です。

――活動についてお話しください。
F:カナダのブリティッシュコロンビアに拠点を置く民間企業です。 約40年間で、16万時間を超える安全飛行を記録しています。現在従業員数450名で、世界中の原野火災に飛行機を派遣して消火にあたる航空消防部門で有名です。自社開発技術で、365日24時間複数の大陸で同時に消火活動を行うことが出来ます。
B:世界で唯一の24時間操業民間航空消防組織です。より効果的な消火を目指して先進技術開発に注力しています。消火時間を1分でも短縮すれば環境や生命への火事の影響に大きな差が出ます。


●ブライトン・コールソン「消火時間を1分でも短縮すれば環境や生命への火事の影響に大きな差が出ます」

――使う飛行機は?
B:当社は民間唯一の固定翼とタイプ1ヘリコプターの両方を使う航空消防会社です。今は、特性のハーキュリーズC-130s、シコルスキーS-61ヘリコプター、ボーイング チヌークCH-47ヘリタンカー、シクルスキー ブラックホークUH-60ヘリコプター、そして自社開発のRADS-XXLテクノロジー搭載のボーイング737ファイアライナーを使っています。

――原野火災はテレビでしか知りません。
B:気候の変化によって世界の気温が上がり、乾燥が進む地域もあります。高温と乾燥が重なると原野火災が起きます。それによる環境や住宅街の被害は算出不能なほどです。過去になかった場所の火災も起こっています。

――殆どの火災は自然発生ですか?
F:そうとは限りません。落雷もありますが、人間の不始末が原因の場合が多いのです。LAの火災は90%以上が人の不始末や漏電などが原因で、毎年何百万エーカーもの土地が燃えています。



――一番の課題は?
B:敵である火を良く知りたい。でも、航空科学において原野火災の予測可能性の理解が驚くほど少ないのです。

――今後取り組む技術開発は?
F:サンディエゴ大学とスーパーコンピュータで火災予測を研究しています。上空8万フィートで熱探知カメラを使います。

――活動の資金源とコストは?
B:自社資金で各国政府にサービスを提供して、年間費用は数十億ドル規模です。

――危険は?
F:上空3万6千フィートで人を運ぶボーイング737を、燃える住宅地の200フィート上空で飛ばすのです。高度な危険を伴います。

――オリスとの協賛については?
B:オーストラリアが出発点です。パイロットウォッチの歴史を持ち、私たちと思いを共有するオリスとの協賛は誇らしい。毎年起こる原野火災の被害を軽減する助けになります。
F:この時計はかっこよくて、ストーリーを語るだけでなく、ケースに採用された革新技術が当社の基本的価値観に合います。当社の仕事では、現場到着時間だけでなく、消火時間も大変重要ですから。





【仕様】
ビッグクラウン プロパイロット
コールソン リミテッドエディション
[概要]
1000本限定のこのモデルは、航空消防組織、コールソン航空との協賛で開発しました。腕時計初の革新的3Dプリント技術によるカーボンファイバーケースを採用しています。

[詳細]
ケース :マルチピース カーボンファイバーケース、グレーPVD加工チタンベゼル
サイズ :1mm
ダイアル :オレンジ
ルミナスマテリアル :スーパールミノバ塗布インデックス、スーパールミノバ充填センター針
風防 :サファイア 両面ドーム仕上げ 内面無反射コーティング
ケースバック :チタン ねじ込み式 シースルーサファイア、特別刻印
オペレーティングディバイス :グレーPVDチタン製ねじ込み式リューズ
ストラップ :ブラックテキスタイル グレーPVD加工フォールディングクラスプ
防水 :10気圧 (100m)
ムーブメント ナンバー :オリス キャリバー400
機能: 時分秒針、6時位置にデイト表示、デイトコレクター、ファインタイミングディバイス、ストップセコンド

精度 :日差-3/ 5秒(COSC許容範囲)
付加機能 :高耐磁性
ワインディング :自動巻
パワーリザーブ :120時間
保証 :マイオリス登録で10年間に保証延長。オーバーホール推奨10年ごと。防水チェック推奨5年ごと。
価格 :税込638,000円
発売時期 :2022年11月




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