cal.23.0

 By : Daiwatokeiten
スイスで時計産業が始まった頃、
当時は時計職人が会社から部品供給を受け、
自宅で組み立てるのが主流でしたが、
Auguste Agassizの甥Ernest Francillonが一貫生産体制を考案し、
Les Longinesと呼ばれる場所に土地を購入して1867年に自社工場を開設しました。



後に地名から社名が付けられ、
1911年頃には1100名もの従業員を雇っていたほどの
一大時計メーカーとなったのが LONGINES でした。
このポストカードに描かれてるLonginesは
それから6年後の1917年。
こんな感じだったんですね。
まぁ 今現在と大して変わっていない気もしますが・・・。



今ではETAのムーブを使って時計製作をしていLonginesですが、
かつては自社でムーブを製作し、
高精度・高品質な時計を生産していました。


Old Longinesの中でも手巻きム-ブとして代表的なCal.10.68Zという機械があり、
この時計はそのCal.10.68ZをベースにしたCal.23.0が搭載されています。



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とっても薄型なので、腕にフィットして着け心地が良いのが特徴です。
現行品ではあまり見かけない文字板のデザインも
ケースの大きさも、アンティークウォッチならでは。




近年、大きめサイズの時計が流行っていましたが、
2年ほど前からジュネーブサロンやバーゼルワールドでも
ケースサイズが30㎜サイズの時計が発表されています。
おまけに文字板のデザインまで、アンティークウォッチテイストが増え始めていますね。

外国人に比べて、どうしても腕が細めの方が多い日本人には
しっくりと馴染むサイズ感だと思います。