Grönefeld 速報 (CARRÉ DES HORLOGERS)

 By : CC Fan
SIHHの小規模メゾンが集まるCARRÉ DES HORLOGERS(カレ・ド・オロロジ:時計の広間)よりグロネフェルド(Grönefeld)の新作を紹介いたします。

グロネフェルドはオランダ人の兄弟、バート(Bart)とティム(Tim)の二人によって率いられている独立系ブランドで、作品数は少ないながら、二度のGPHG 各賞受賞など輝かしい実績を持っています。

各ピースはとても興味深く、私もまだ完全に理解には至っていないため、理解した後、改めて紹介したいと思います。

先ずは実機写真をどうぞ。



大きなステップ秒針が特徴のワンヘルツ(ONE HERTZ)です。
詳細は追って掲載いたしますが、腕時計では唯一ではないかと言われる独立香箱式のステップセコンド機構を搭載します。



完全に仕上げられたムーブメントです。
縁取りを施したブリッジなど独特の意匠を持ちます。
おそらく、相当に手間がかかっていると考えられます。



パララックス トゥールビヨン(PARALLAX TOURBILLON)です。
トールビヨンケージの天真を支えるブリッジが1本で、フライングトゥールビヨン構造のため、テンワを遮る要素が最小限でトゥールビヨンの動きを充分に堪能することができます。



ムーブメントはワンヘルツと同じ意匠で仕上げられています。



個人的に注目していたコンスタントフォース搭載の1941 ルモントワール(1941 REMONTOIRE)です。
差動歯車をベースにしたと見られる、8秒ルモントワール機構を搭載しています。
9時位置にあるのはルモントワール動作時の衝撃を緩衝するためのダンパーで、8秒ごとのルモントワール動作時に回転します。



ムーブメントはブリッジが少なめで、ルモントワール機構を観察できるようになっています。



ビスポークサービスも可能ということで、ギョーシェとエナメルを使った文字盤もありました。

どのピースも非常に面白いので、詳細は追って報告いたします。

関連 Web Site (メーカー・代理店)

Grönefeld | The Horological Brothers
https://www.gronefeld.com/

Les Artisans
http://www.lesartisans.jp/