ウオッチコーディネーター検定試験

 By : KAIROS
皆さんこんにちは
今回は商品ではなく、時計業界の取り組について書きたいと思います。

皆さんはウオッチコーディネーター資格(以下、CWC)という検定があることをご存知でしょうか?
世の中には色々な資格がありますが、日本の時計業界にもこのような資格があります。但し、この資格がないと時計を販売してはいけない、語ってはいけないというものではなく、あくまでも基準として一定のレベルを満たしているという尺度になります。

この取り組みは2011年から一般社団法人 日本時計輸入協会によって運営されており、今年で6年目!。受験者数も年々増えているそうです。その前に日本時計輸入協会?そんな協会があったんだ?という方は下記リンクからご覧ください。
http://tokei.or.jp/index.html
そうそうたるブランドや小売店などが名を連ねています。

さて話を戻しますが、なぜこのCWCという取り組みを始めたのか問い合わせてみたところ、
「時計と時に関する正しい知識を」ということで、時計を購入するお客様に安心して満足いく買い物をしていただきたいという思いから始まったそうです。それ以前は時計の歴史や構造、販売方法等々が1つにまとまった教科書的な物がありませんでした。それを店舗や時計関係者のお手本となるべく一冊の本にまとめ、基準の一つとして検定試験が行われています。
更に6年目を迎えた今年は、上級ウオッチコーディネーター検定(以下、上級CWC)という、CWC資格保持者のみが受けられる、更に難易度が高い資格制度が始まりました。私もこの上級CWCのテキストを拝見いたしましたが、300ページ(汗)...でしたが、実に面白い。商品編と販売編と2部構成になっており、そんなことまで・・・という事が網羅されていました。一見、実際に販売する方々にはそこまで必要ないだろと思うのですが、そこは頭の中の引出しに入れておき、いざお客様から質問された時に答えられるようにしておかなくてはいけません。それでこそ安心して満足いく買い物に繋がるのだろうと個人的には思います。

関係者や特に販売する方々は、実は色々と勉強して努力しているのです!

という事で早速取材、取材。
東京と大阪会場があり、東京会場にお邪魔しました。

場所は神保町にある一ツ橋ホール、晴天に恵まれてよかった~けど寒かった~。

会場に入るとフロアが分かれており、7Fが上級CWC検定、8FがCWC検定でした。
今年の受験者数を聞いてみると、東京・大阪を合わせてCWCは約480名、上級CWCは162名が受験するとか。

会場の様子(8F)



7F


まだまだ会場の部屋は色々あるのですが、試験前なので早々に切り上げ退出。
見ているだけでこちらが緊張してきました。

タイムテーブルの写真を(上級CWC)


13時~17時15分まで試験時間。
通常は15時までなのだそうですが、上級CWCは17時15分。。。長い。。。
おじさん(私)になるとそんなに集中力が続かない、その前に悲しいかな記憶力もない。。。
受験者の方々の努力が伝わってきますね。

次世代の時計販売員、リーダー、関係者等の育成と努力についてのレポートでした。

その他にもCWCでは、色々と取り組みを行っているそうです。
検定については今年は終了ですが、また来年あります。
ご興味のある方はこちらをどうぞ。
http://tokei.or.jp/cwc/index.html