ルイ・エラールのエクセレンスシリーズに、ドンツェのエナメル文字盤を採用した限定モデル「エクセレンス エナメル グラン フー」が登場

 By : KITAMURA(a-ls)


高級時計にインスピレーションを受けながらも、価格的には手の届きやすい時計づくりを特色としている、ルイ・エラール。
先日も、独立時計師、ヴィアネイ・ハルター・デザイン監修の限定モデルを手ごろな価格で発表するなど、なかなかに興味深いプロジェクトを立ち上げているが、
(参考 → https://watch-media-online.com/blogs/3852/ )
今回新たに、工芸性をフィーチャーしたコレクションライン、アーティスティッククラフトラインを立ち上げた。
高級機に限られるような工芸技法を、より現実的なプライスラインで提案するプロジェクトのようだが、その第一弾は、エナメル文字盤の代表的メーカー、ドンツェ・カドランからの供給による、エクセレンス エナメル グラン フー(Excellence Enamel Grand Feu)の発売を発表した!



グランフー・エナメル文字盤を搭載して、50万円台を実現した限定時計の登場。まだ実機は見れていないが、ドンツェがサプライヤーということであれば、その完成度は折り紙付きなのではないかと思う。

早速そのプレスリリースの全文を掲載!






ルイ・エラール(Louis Erard)エクセレンスシリーズにアーティスティッククラフトラインが加わり、スイスの伝統的な芸術的手法を取り入れたExcellence Enamel Grand Feu(エクセレンス エナメル グラン フー)を発売

 
Louis Erardエクセレンスシリーズにアーティスティック クラフト ラインが加わり、3月下旬より発売いたします。その第一弾として工芸的価値のあるエナメルダイヤルを用いたExcellence Enamel Grand Feu(エクセレンス エナメル グラン フー)を発売します。



昨年発売したExcellence Triptych(エクセレンス トリプティック)シリーズをベースにしたこのモデルには、 スイス ル・ロックルのDonzé Cadrans社*(ドンツェ・カドラン社)が伝統的な技法を用い製作したエナメルダイヤルが装着されます。



エナメル本来の乳白色の文字盤にコーポレートカラーであるブルーのインデックス、「もみの木」をかたどったブルースチール製の針が優雅な時の流れを刻んでいきます。 スイス伝統技法を用い製作されたこの時計には、世界限定99本のうちの一つであるという刻印が入ります。 今後もこのラインには従来のLouis Erardでは見られなかった素材や手法を用い、手に入れる喜びを皆様にお届けしていきます。




【商品詳細】  
品名:Excellence Enamel Grand Feu (エクセレンス エナメル グラン フー)
品番:LE34237AA54BVA38
価格:¥594,000 (税込価格)

ケース:ステンレススチール(シースルーバック)
ケースサイズ:42㎜
ストラップ:カーフブラウンヌバック
ムーブメント:SW261-1 (自動巻きスモールセコンド)
世界限定99本
発売時期:2021年3月下旬より




しっとりとした温かみのある乳白色のダイヤルはエナメルそのものの質感です。さらに盤上を動く針はジュウ渓谷の「もみの木」をモチーフにしており伝統的な技法で青焼きされたブルースチールを採用。インデックスはローマ数字でレールウェイタイプのミニッツインデックスが更にこの時計がスイスの伝統的工芸品の手法を用いて作られていることを物語っています。





ストラップはブラウンカラーのヌバックでクイックチェンジシステムを採用。別売りの4色のカラーストラップでご自身に合うカラーコーディネートが楽しめます。 また裏蓋にはこのスイス伝統工芸の手法を用いた時計が99本の限定であることが刻印されます。





柔らかい銅板から打ちぬかれた文字盤のベースに足を取り付けた後に酸性液につけ酸化させます。盤上に水で混ぜたエナメルパウダーをのせ窯にいれ焼成します。ベースに銅板を使用するのはエナメル本来の柔らかい白を出すためです。



800度以上の温度での焼成→エナメルパウダー塗布を6回から8回繰り返します。窯にいれた際に上がる炎がGrand Feu(偉大な炎)の名前の由来です。



焼きあがった文字盤は割れないようにゆっくり冷やし、インデックスのプリント、整形、穴あけを行い完成。歩留まりが悪く、すべての工程に熟練の職人の手を経ることから月に生産される数は極めて少量です。


Donzé Cadrans社(ドンツェ・カドラン社)
1972年にフランシス・ドンツェが設立したエナメルダイヤル専業会社。アンティークウォッチのエナメルダイヤル修復を通して技術を磨き、時計メーカーからのオーダーを受けて、高級モデル用のダイヤルも製造。現在のDonzé Cadransでは、シンプルな「グラン・フー」、芸術作品のような「クロワゾネ」、彫金とエナメルを組み合わせる「シャンルベ」、そしてギヨシェ彫りの上から透明エナメルを施す「フランケ」という4種類のエナメル技法を使って文字盤を製作しています。 
(参考 →https://watch-media-online.com/news/2597/ )






【お問合せ】
全国のルイ・エラール正規取扱店