Manufacture Royale event at BEAU-RIVAGE Geneve

 By : CC Fan
SIHH期間中にあわせてジュネーブ市街で行われていた時計ブランドのイベントからマニュファクチュール・ロワイヤル(Manufacture Royale)の新作情報をお伝えいたします。
既にお伝えしたCabestan(カベスタン)のイベントと同じ、高級ホテルのボー リヴァージュ ジュネーブ(BEAU-RIVAGE Geneve)にて行われていました。



6秒周期と60秒周期という前代未聞の"異速度"ダブルトゥールビヨンを備えるミクロメガス・レヴォリーション(1770 Micromegas Revolution)には"ウルトラ・リミテッド"な限定ピースが登場しました。



ムーブメント地板そのものに色を付けた限定ピースで、ブラック・パープル・ブルーです。
ストラップもムーブメントの色に合わせたものが組み合わされます。
各色3本の限定とのことです。



ブラックです。
ノーマルピースではデザインのようになっていた凹部分に1/3のリミテッドナンバーが入っています。



こちらは去年のイベントで公開された非限定バージョンの再掲です。



次に、パープルです。



そしてブルーです。

久しぶりに見ましたが、やはり6秒と60秒の異速度トゥールビヨンは度肝を抜かれます。
以前に伺ったトルク・スタビライザーの技術的な詳細を伺いたかったのですが、現在特許の審査中でまだ詳細は明かせないとのことで残念です。



文字盤側に可視化された大きなテンワが特徴的なオート・ヴォルティージュ(1770 Haute Voltige)の新バリエーションドラゴン(DORAGON)です。
テンワが赤く染められているのが特徴で、同様の試みはクリストフ・クラーレ(CHRISTOPHE CLARET)の新作マエストロ(Maestro)でも行われていますが、製法が違いこちらはアルミニウム製のテンワにアノダイズド(陽極酸化被膜)処理によって色を付けているそうです(クラーレはベリリウムカッパーにPVD)。
テンワから自社製で作ることができるマニュファクチュール・ロワイヤルならではのバリエーションです。
文字盤は緑色で、赤と緑のドラゴンと言えば"龍"を想像しますが、龍ではなく伝説的な騎兵隊"ドラゴン"とのことです。



こちらがiPadで見せていただいた"ドラゴン"の肖像画です。
緑と赤の軍服を着ており、これが今回のピースのイメージソースとなったそうです。

今まで色を付ける部分は地板までで、機能部品、特にテンワなど細かい調整が必要な部分はほとんど金属の素の色でしたが、今後はこのように差別化のために色を付ける例は増えてくると思います。



最後にアンドロジーン(ANDROGYNE)のスケルトンフライングトゥールビヨンムーブメントを1770のラウンドケースに収めたピースです。
詳細は未チェックでしたが、この組み合わせは実は初のようです。



別のバリエーションも…



展示会は"CROWNOLOGY LAB"として、マニュファクチュール・ロワイヤルとルイ・モネ(LOUIS MOINET)が共同で行っていました。
ルイ・モネは全く未チェックでしたが、マニュファクチュール・ロワイヤルのグーテン(David Gouten)氏のご厚意でご紹介いただいたので別途レポートいたします。

関連 Web Site (メーカー・代理店)

Manufacture Royale
http://www.manufacture-royale.com/

Noble Styling Inc.
http://noblestyling.com/