【速報】レデラーから 3つのクロノメーター規格に準拠する「トリプルサーティファイド オブザバトリークロノメーター」発表

 By : CC Fan

今月末に開催されるジュネーブウォッチデイズ、行くと決め、準備をしているとなんだかんだ楽しくなってくるものですが、その中でも「これは見たい」というものが発表されたので速報でお伝えします。







レデラーのトリプル サーティファイド オブザバトリークロノメーター(Triple-Certified Observatory Chronometer)です!

「クロノメーター」脱進機に相応しい精度証明を公的機関に求める、ということでクロノメーター規格を取得…ですが、「トリプル」とついているように、グラスヒュッテクロノメーター、フランスのブザンソン天文台のクロノメーター、そしてスイスジュネーブ州によるクロノメーター、の3つの認証を通しています。

元々の「クロノメーター」規格は同じでも、それぞれの検定ごとに見ている方向性が違い、ブザンソンは精度を重視し、グラスヒュッテはムーブメントの安定度のテストを、ジュネーブは伝統的な長期安定性を見ているので、3つを通す意味はある、としています。

「高精度というなら公的なクロノメーター通しましょうよ」とは思っていたので、非常に良い方向と思います。

また、見た目も「高精度機」然として非常に好みです。



繊細な造形のミニッツハンドは分単位に加え、内側に設けられた追加インデックスによって10秒単位での読み取りを可能とします。
この10秒はルモントワールの脱進タイミングと一致しているため、この針の「最少分解能」をそのまま表していることになります(10秒ステップ運針する)。



子午線を表すVサインは天文台クロノメーターとの連続性を感じさせます。

視認性を最優先したダイヤルはハンドエングレーブによるシルバーダイヤル。



スモールセコンドには3つの認証機関の緯度と経度が記されています。



古のクロノメーターテンワと…



ムーブメントは44mmケースのCICと同じのようですが、スモールセコンドを1つにする、針を軽くするなど、「精度全振り」を感じさせます。



安全装置が見えるルモントワール3番車とルモントワールスプリング…



ジュネーブが楽しみ!!



テキストが抽出できないのでスペックはスクショで…
東西南北+それぞれの中間の8方位に準じた8本限定、とのこと。
それ以外のスペックはCICに準ずるでしょうか。