ヴァシュロン・コンスタンタンがヘリテージ・レディス展を開催~2世紀に渡りヴァシュロン・コンスタンタンが創作した女性用時計を展示

 From : VACHERON CONSTANTIN (ヴァシュロン・コンスタンタン )



2世紀に渡りヴァシュロン・コンスタンタンが創作した女性用時計を展示


18世紀の変わり目からヴァシュロン・コンスタンタンの創意あふれる時計づくりの世界を優雅に彩ってきた女性向けの時計。さまざまな芸術的な潮流を忠実に映し出すこの時計づくりの豊かな遺産を紹介するために、ヴァシュロン・コンスタンタンは、所蔵するヘリテージ コレクションから女性用モデルをセレクト。オートクチュールの世界に敬意を表して、ヴァシュロン・コンスタンタンのブティックにてこれらの時計を展示します。


ヴァシュロン・コンスタンタンが敬意を表すオートクチュールは、厳密なコードをもち、厳しい規律が守られ、想像力に富んだ世界であり、それは時計と非常に近いものがあります。メゾンがプライベートに保存するヘリテージ コレクションから選んだ時計は、このオートクチュールとの緊密な関係をあらためて浮き彫りにします。ヴァシュロン・コンスタンタン直営ブティックにて1カ月間展示される時計の数々は、ヴァシュロン・コンスタンタンが2世紀以上に渡って女性用の時計の創作に取り組んできたことを証明しています。


(※以下、ブランドからのプレスリリースを掲載します。一部、昨年12月13日に掲載したNewsと重複する部分がありますがご了解ください)


オートクチュールとオートオルロジュリー(高級時計製造)は、密接な関係があります。
オートクチュールのメゾンは、20世紀の半ば以来、アトリエでの服づくりからファッションショーに至るすべての活動をコード化する一連のルールに支配されてきました。当然ながらこの徹底的に厳格な規律に刺激を受けた各メゾンの想像力がオートクチュールのスタイルやラグジュアリー、クオリティといったすべての世界を形成しています。
ヴァシュロン・コンスタンタンなど、これに対するオートオルロジュリーでも同じようにしていくつもの教えが固く守られています。これによって、職人技や知識の融合から生まれるその時計が確かなオートオルロジュリーになるのです。ヴァシュロン・コンスタンタンがオートクチュールと共有している点は、独創的な創作に専ら意を注いで申し分のないクオリティを実現することや、メティエ・ダールならではの職人技への取り組みです。
そしてまた、女性の分野に触れなくては、この密接な関係を想起させるのは困難です。女性の分野は、オートクチュールの表現にとって特別な場であり、ヴァシュロン・コンスタンタンでは、2世紀以上に及ぶアーティスティックな感性を体現する場でもあるのです。


●アフタヌーンティータイム - イエローゴールドとシャンルヴェ・エナメルの女性用ペンダントウォッチ(1834年製造)


フェミニンなオートオルロジュリー
女性たちは、歴史の非常に早い時期から時計製造に関心を抱いてきました。
多くは時計というオブジェで自身の装飾を引き立てるのが目的で、中には特異なものもありましたが、一般的には通常はジュエリーとしての時計でした。とはいえ、これらの品の実用性が無視されていたわけではなく、女性向けのリピーター・ウォッチやカレンダー・ウォッチがたくさん作られていたことがその証拠です。
しかも20世紀前半に腕時計が普及する以前に腕に時計を初めて着けたのは女性でした。ヴァシュロン・コンスタンタンは、18世紀の変わり目に初めて作られた女性用の懐中時計から、現在のエレガントなレディス・ウォッチに至るまで、あらゆる時期に足跡を残してきました。完璧に体にフィットする素晴らしいオートクチュールのように、これらの時計はすべて夢や情熱を掻き立てます。


ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ:今なお生き続け、インスピレーションをもたらす至宝
ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ・コレクションには、1300点以上にものぼる時計が含まれ、レディス・ウォッチの分野における創作にも並外れた勢いがあったことを物語っています。歴史に残る最初のものは1815年に遡ります。
このイエローゴールド製の懐中時計は、ケースバンドに繊細な花を象った彫金が施され、ガーネットがそのモチーフを引き立てるデザインに特徴があり、メゾンが早くから女性向けに特別な注意を払っていたことを示しています。

●イエローゴールドとエナメルの女性用ブローチウォッチ、ダイヤモンドおよびパウンス装飾の彫金によるレリーフのアップリケ(1901年製造)

機能的な時計や儀礼用の時計であれ、ジュエリー・ウォッチやスポーツ・ウォッチを問わず、ヴァシュロン・コンスタンタンが女性用として創作した時計は、常に芸術的な潮流を取り込むことができ、その時々の衣装のトレンドや、女性の社会的地位の変化、彼女たちの望みや、さらには自由奔放な気持ちに合わせることができました。こうしたレディス・ウォッチは、1800年代からヴァシュロン・コンスタンタンの最も熟達した時計づくりに絶えず影響を与えてきたのです。


2世紀に及ぶ創作の軌跡を1回の展示会で振り返る
ヴァシュロン・コンスタンタンは、女性に向けた時計づくりの2世紀を描き出すためにヘリテージ・コレクションからいくつかの時計をシーン毎に選びました。特別なイベントのために服をデザインする偉大なクチュリエと同じようにして、ヴァシュロン・コンスタンタンは、良きセンスの持ち主にとって「アクセサリー」の時計は不可欠なオブジェという点を考慮しながら、そのほか「ガラディナー(夜会)」や「アフタヌーンティータイム」、「ランチタイム」や「カクテルパーティー」と、それぞれのシーンでまとうファッションに合った時計を選びました。


ガラディナー(夜会) 
ここに選び出した時計には、繊細を極める宝石のセッティング技術が用いられています。また興味深いのは、腕時計が誕生した当時、プラチナやゴールドのブレスレットを柔軟に作り、時計がブレスレットに埋もれないように工夫され、快適な装着感をもたらすようにしていた点です。アールデコの時期には、フォルムを誇張したさまざまなデザインが幅広く登場しました。オーバル(楕円)、レクタングラー(貯方形)、あるいはコーナーが鋭角もしくは丸みを帯びたスクエア(正方形)、などです。また多くは、腕にぴったりフィットするように細長く伸び、湾曲していました。これらのモデルの一部は、ヴァシュロン・コンスタンタンを象徴する特徴的なデザインになり、混乱と旺盛な創作が渦巻く時代の1970年代に、新しいフォルムの考案に発想をも
たらし続けました。

女性用腕時計 REF.INV.11897 1929年
プラチナのトノー型(樽型)女性用腕時計、クローズドセットのブリリアントカット ダイヤモンド、ビーズセットのブリリアントカット ダイヤモンドを配した可動ラグ、クローズドセットのアンティークカット ダイヤモンド。

●ガラディナー(夜会) - ダイヤモンドをあしらい彫金を施したトノー型ケースの女性用腕時計(1929年製造)

18Kゴールドの女性用腕時計 REF.INV.10512 1960年
ホワイトゴールドによるバラフライ形の女性用腕時計、クローズドセットのバゲットカット サファイア、クロウセットのブリリアントカット ダイヤモンド、ステッチを模した連鎖パーツを配したメッシュのブレスレット。(下の画像右)





アフタヌーンティータイム
クォーターリピーターウォッチは、19世紀初頭から裕福な顧客から非常に需要が多い時計でした。この複雑時計は、夜間など暗い時間に時刻を知るために使われ、会話のきっかけをつくる効果的な時計だったことなどが知られています。ヴァシュロン・コンスタンタンは、当時すでにリピーターウォッチを製造するスペシャリトと考えられ、早い時期から女性用の複雑時計の需要に応えていました。ヘリテージ コレクションでの最初の例は、1812年に遡ります。

女性用ペンダントウォッチ REF.INV.10678 1834年
イエローゴールドとシャンルヴェ技法の多色エナメル、ケースバンドに手彫りの彫金による花と葉のモチーフ、ギヨシェ彫りでタペストリーふうの模様をあしらったシルバーのダイヤル。

女性用ペンダントウォッチ REF.INV.10188 1899年
18Kイエローゴールド女性用ペンダント兼ブローチウォッチ、ケースバックにブルーエナメル、ユリの花をモチーフにした装飾とダイヤモンド、エナメル仕上げのダイヤルに11個のブル ーのアラビア数字インデックス、6時位置にスモールセコンド、外周にレイルウェイ スタイルのミニッツトラック。



ランチタイム
ヴァシュロン・コンスタンタンは、狂騒の20年代にまずアールデコのトレンドに合わせて幾何学的構成を取り入れ、無駄のない控え目なラインによって製品に特徴的なデザインを与えました。人々はいわゆる「近代」と呼ばれる時代に突入しました。アクセサリーが服装のコーディネートで重要なものになり、シークレット ウォッチが人気を集めました。ヴァシュロン・コンス
タンタンは、1942年に初めてモントル・ビジュ展に出展して以来、文化や女性の要望に応え、常にデザインを革新してきたことで注目を浴びてきました。もちろん、品を重んじる特別なイヴニングにおいて、時間の確認は非常に無礼な行為と考えられ、とくに女性の場合はそうでした。

女性用シークレット ウォッチ REF.INV.11529 1946年
イエローゴールドの腕時計、盛り上がったリンクにポリッシュ仕上げを施したブレスレット。

女性用腕時計 REF.INV.10289 1959
18Kイエローゴールドのレクタングラー型女性用腕時計、ゴールドの「ラダー(梯子)」状のモチーフと捩じったチェーンのモチーフが組み合わさったブレスレット、シルバートーン・ダイヤルに「クル・ド・パリ」モチーフのインデックス4個とペイントによる8本のバーインデックス。




カクテルパーティー
時計を腕に着けるようになると、懐中時計のムーブメントを小型化した初期の腕時計のムーブメントは、衝撃や湿気、温度変化に起因する新たな問題に直面しました。20世紀を通じて技術革新の多くは腕時計ムーブメントの改良への取り組みによって成されました。さまざまな形状の腕時計への需要が増したことにより、ウォッチメゾンは、腕時計のさらに小さなサイ
ズに合わせて小型化したムーブメントを好んで開発するようになりました。1915年にヴァシュロン・コンスタンタンは、超小型ムーブメント(21.5×6.5 mm)を発表しました。「バゲット」と呼ばれるこのムーブメントは、ほとんどジュエリーウォッチに用いられました。その後この「バゲット」と称す7リーニュのキャリバーは、衝撃からテンプを保護する特許の機構が用いられました。

8角形の女性用ウォッチ REF.INV.11955 1972年
ホワイトゴールドの腕時計、クロウセットによるファセットを施した風防、ラピスラズリのダイ
ヤル、メッシュのブレスレット。

女性用腕時計 REF.INV.11805 1905年
18Kイエローゴールドの女性用腕時計、ベゼルにエナメルによる花モチーフのフリーズ装飾、
ホワイトエナメルのダイヤルにブルーエナメルのアラビア数字、外周にグレーとイエローのパ
ール状ミニッツトラック。





アクセサリー
1879年にフェルディナン ヴェルジェがヴァシュロン・コンスタンタンのフランスにおける独占的な販売代理人になりました。フェルディナンとの協力関係は、彼の息子が父のビジネスを継ぐ1920年まで続きました。以降もヴァシュロン・コンスタンタンはヴェルジェ フレールとの密接な関係性を1938年まで築くことになります。この時期にメゾンは、小型のバゲット ムーブメントを活かして、ジョルジュやアルベール ヴェルジェのために多くのモデルを創作しました。
特許のシャッターウォッチ「ジャルージ」や「カブティブ」と呼ばれるバッグ型時計、そしてシャトレーヌ タイプのブローチウォッチなどです。その後は、時計をアクセサリー化する新たな方法を生むこのようなアートは影を潜めていきました。

「シャッター」タイプのパースウォッチ REF.INV.10490 1928年
イエローゴールド、幾何学模様の彫金装飾


「サプライズ」ウォッチ REF.INV.10251 1929年
プラチナのレクタングラー型シャッター付き「サプライズ」ウォッチ、ケース側面に22個のダイヤモンド、シルバートーン ダイヤル。





【ヴァシュロン・コンスタンタン ヘリテージ・レディース展】
VACHERON CONSTANTIN’S HERITAGE LADIES EXHIBITION

[スケジュール]
◆ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 銀座店
【日程】2021年8月19日(木)~ 9月8日(水)
【営業時間】10時~20時(定休日なし)
【場所】ヴァシュロン・コンスタンタン 銀座ブティック 2階
東京都中央区銀座 7-8-8 Tel: 03-3569-1755
【お問い合わせ】0120-63-1755

◆ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 大丸心斎橋店
【日程】2021年9月11日(土)~ 9月20日(月)
【営業時間】10時~20時 (定休日なし)
【場所】大丸心斎橋店 本館6階
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 Tel: 06-6271-1231(代表)
【お問い合わせ】0120-63-1755

◆ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 新宿伊勢丹店
【日程】2021年9月24日(金)~ 9月29日(水)
【営業時間】10時~20時(定休日なし)
【場所】伊勢丹新宿店 本館5階
東京都新宿区新宿3-14-1 Tel: 03-3352-1111(代表)
【お問い合わせ】0120-63-1755

◆ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 阪急梅田本店
【日程】2021年10月2日(土)~ 10月6日(水)
【営業時間】10時~20時(定休日なし)
【場所】阪急梅田本店 6階
大阪府大阪市北区角田町8-7 Tel: 06-6361-1381(代表)
【お問い合わせ】0120-63-1755
※今後の状況により、営業時間変更または臨時休業を実施する場合がございます。



【お問い合わせ】
Vacheron Constantin
0120-63-1755(フリーダイヤル)




[ヴァシュロン・コンスタンタン]
1755年に創業したヴァシュロン・コンスタンタンは、265年以上にわたり一度も時計づくりを中断したことがない、時計製造の分野で世界最古のマニュファクチュールです。何世代にも渡る名工たちによって培われた時計づくりの卓越した技術と洗練されたスタイルを途切れなく代々継承し、そこに根差す輝かしい遺産を守り続けてきました。メゾンが創作する時計は、控えめで気品豊かなスタイルに高級時計の素晴らしい価値が体現されています。その一つ一つに、最高峰の職人技と仕上げを維持しながら、ヴァシュロン・コンスタンタンならではの技法や美意識が表現されています。
ヴァシュロン・コンスタンタンを代表するコレクション「パトリモニー」や「トラディショナル」、「メティエ・ダール」、「オーヴァーシーズ」、「フィフティーシックス」、「ヒストリーク」、そして「エジェリー」などでは、つねに比類ない伝統と革新の精神が一体になっています。さらにメゾンでは、時計に精通した顧客の方々の難しい要望に応え、“レ・キャビノティエ”部門を通じて特注によるユニークピースの提案も行っています。
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