オーデマ ピゲ最後の「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」が 310万スイスフランで落札

 From : AUDEMARS PIGUET (オーデマ ピゲ )



オーデマ ピゲ最後の「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」が 310万スイスフランで落札



2021年11月8日、ル・ブラッシュ:スイスのオートオルロジュリー マニュファクチュール、オーデマ ピゲは、DMD(通称:デュシェンヌ型筋ジストロフィー)の医療研究支援の為に、2年に1度開催されるオンリーウォッチ チャリティオークションにユニークピースを出品しました。
このモデルは、2021年末に最後を迎える「最後のロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」と位置付けられる。15202リファレンスでキャリバー2121を搭載。1972年当時として最も薄い自動巻きムーブメントを搭載して発表された名作です。
新しいグレーの色味とプチタペストリーの組み合わせを筆頭に、ロイヤル オークのデザインコードを随所に搭載し、5402A初期モデルのロゴやAPモノグラムなどの要素を忠実に再現。一方で、ケースやブレスレットにはチタン、また新しいパラディウム性の金属ガラスなどを用いるなど、未来的な要素も共存させています。


ユニークピースの「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」はサンドブラスト加工のチタンと金属ガラスなどを用いています。
©オーデマ ピゲ提供


『このユニーク・ピースを通じて、
再びオンリーウォッチに参加でき、
また、DMDの医療研究支援に貢献できることを
光栄に思います。』
オーデマ ピゲグローバルCEO フランソワ-アンリ・ベナミアス


ユニークな組み合わせ
ブランド史上初めて、チタンと金属ガラスを用いたこのモデル。急激に冷却されることで、パラディウム性の合金は他のガラスと似て、高い強度も備え、着用による摩耗耐久性が増す。手仕上げによって非常にユニークな光を放つのも特徴。手仕上げで磨かれた金属ガラスは、ベゼル、サファイアケースバックのフレーム、ブレスレットのスタッズなどに用いられ、チタンケースとブレスレットリンクとの美しいコントラストを生んでいます。サンドブラスト加工と鏡面仕上げを併用したチタンケースとブレスレットも絶妙なニュアンスを作りだしています。
チタンブレスレットにサンドブラスト加工を用いるのは、ブランド史上初。
金属ガラスのサファイアケースバックのフレームには、「ユニーク・ピース」と「Pd500(パラジウム含有率50%以上の証)」が印字されています。



過去にインスパイアされたダイヤル
新しいグレーの色味を用いながらも、ダイヤルの大部分のデザインコードは1972年のオリジナルのロイヤル オーク 5402Aシリーズを忠実に再現。プリントされたロゴやオートマティックの表記が12時位置に、またAPモノグラムが6時位置に。さらに、初代モデルと同様に6時位置のアワーマーカー下には「Swiss」と印字。
ダイヤルのグレーの色味とケースやブレスレットの色味が相まって、独特のモノクロの印象と褪せない魅力を放っています。


キャリバー2121:新しい時代に向けて
今回のオンリー・ウォッチは、1972年から搭載され続けてきたキャリバー2121の終焉を示す、最後のモデルです。僅か3.05ミリの厚みは、セントラルローターとデイト機能を搭載したムーブメントとしては、当時として最薄でした。



この伝説的なムーブメントは、ブランドの長い歴史における数々の薄型のムーブメントを象徴する1つです。1875年創業当初からディテールへの飽くなき探求をし続けてきたオーデマ ピゲは、極小/極薄の機構を様々なモデルに搭載してきました。1938年には、1.64ミリのキャリバー9ML(手巻き)や、1953年にはキャリバー2003を発表。また、1967年には数社と共同開発したキャリバー2120を開発。2.45ミリのムーブメントは当時としては最も薄いセントラルローター付きの自動巻きムーブメントとなりました。それを元にデイト機能を搭載して改良されて1970年に登場したのが、この伝説のキャリバー2121です。
このユニーク・ピースの「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」をもってキャリバー2121という一時代の終焉を迎えるとともに、2022年の50周年に向けての新たな第一歩を歩むことになります。



“Born in Le Brassus, raised around the world.”
「ル・ブラッシュの自然が生み出し、人とともに生きていく」




【仕様】
ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シンOnly Watch / 39ミリ
15202XT.GG.1240XT.99

[機能]
時・分・デイト表示

[ケース]
ポリッシュ仕上げの面取りが施されたサンドブラスト仕上げのチタンケース、反射防止加工サファイアクリスタルガラスとケースバック、ポリッシュ仕上げのバルク金属ガラス製ベゼル、サンドブラスト仕上げのチタン製リューズ、5気圧防水
ケース:径39ミリ/厚:8.1ミリ

[ダイヤル]
「プチタペストリー」模様のグレーダイヤル、初代ロイヤル オーク5402 Aシリーズと同じオリジナル書体とモノグラム、蓄光処理を施したホワイトゴールド製アプライドアワーマーカーと針

[ストラップ]
表面にサンドブラスト仕上げ、裏面にサテン仕上げが施されたチタンブレスレット、ポリッシュ仕上げのバルク金属ガラス製スタッズ、バルク金属ガラスのプレートのチタンフォールディングバックル

[ムーブメント]
自動巻キャリバー 2121
外径 :28.4ミリ(12½リーニュ)
厚さ :3.05 ミリ
石数 :36
部品数 :247
パワーリザーブ :約40時間
振動数 :2.75 Hz (19,800振動/時)





【お問い合わせ】
オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000