オーデマ ピゲ、初のブラックセラミックに身を包んだ 41ミリロイヤル オーク クロノグラフを発表

 From : AUDEMARS PIGUET (オーデマ ピゲ )

プレスリリースが配信される際の代理店からのメールに、いまだ『ロイヤル オークは、引き続き入手困難な状況が続いておりますため、ご掲載頂ける際にはその旨の一文を入れていただけますと幸いです。』というお断りが添えられるほど、入手までのハードルの高いロイヤル オークではあるが、中でも人気の高いブラック セラミックケースの新作が50周年記念モデルとして発売される。
引き続き入手困難な状況は変わらないと思うが、取り急ぎ、オフィシャルな情報を掲載する。



オーデマ ピゲ、初のブラックセラミックに身を包んだ 41ミリロイヤル オーク クロノグラフを発表

オーデマ ピゲは、今回初のブラックセラミック 41ミリ ロイヤル オーク クロノグラフを発売します。マニュファクチュールのロイヤル オーク50周年を記念したモデルで、コレクションの最新のダイヤルデザインをアピール、“50周年”記念ローターを使用しています。


●この41ミリロイヤル オーク クロノグラフは初のオールブラックセラミックで、ロイヤル オーク50周年の記念モデル。オールブラックのタイムピースにアクセントを添えるピンクゴールドがエレガントなコントラストを演出。 ©オーデマ ピゲ提供


ブラックセラミックの粋な表現
この最新の41ミリロイヤル オーク クロノグラフはブラックセラミックのケースに包まれ、ダイヤルにピンクゴールドをアクセントとして組み合わせています。このような美しさをかもし出すセラミックですが、加工が非常に難しい素材です。複雑な製造プロセスが必要であり、マニュファクチュールは手作業による仕上げ技術を駆使しています。その組成は酸化ジルコンパウダーに特殊なバインダーを加えるものですが、セラミックの正確な組成は企業秘密とされています。素材は約1400°Cで焼結された後に、全体が均一に仕上がった最終的なカラーが現れます。

ブラックセラミックはコンテンポラリーな感じがしますが、マニュファクチュールの伝統のクラフツマンシップから生まれたものです。一つ一つのセラミックの部品はまずプレポリッシュ、プレサテンブラッシュで準備をします。それから手作業でポリッシュ面取り、オーデマ ピゲのトレードマークでもあるサテンブラッシュとポリッシュを組み合わせながら仕上げます。こうして仕上げられた素材は非常に耐久性が高く、傷がつきにくく、光を美しく反射します。



ブラックダイヤルにはグランドタペストリー 模様が並び、ピンクゴールドカラーのカウンターがカラーコントラストを演出。このピンクゴールドカラーはさらに、アプライドアワーマーカー、ロイヤル オーク針、そしてオーデマ ピゲのシグネチャーロゴにも統一されています。


さらに進化するデザイン
ロイヤル オークの50周年を記念したこの新しい41ミリロイヤル オーク クロノグラフはブラックセラミックに身を包み、さらに新たに進化したダイヤルデザインをアピールしています。クラフツマンたちは蓄光処理を施したファセットのアワーマーカーと針(どちらもロイヤル オークのデザインコード)のデザインを保ちながら、コレクションの中で異なったサイズや素材で展開されている他のモデルとの統一性を持たせました。

さらにロゴも見直しされました。12時位置のAPモノグラムロゴと印刷の“AUDEMARS PIGUET”に代わり、ゴールドの浮き出すようなオーデマ ピゲ シグネチャーロゴが輝きます。新しいロイヤル オーク"アニバーサリー"モデルを飾るこのエンボスのシグネチャーは、当初CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ コレクションのためにデザインされたものです。このシグネチャーは、立体印刷に似た化学工程のガルバニック加工により得られるもので、24Kゴールドの薄いレイヤーでできています。一つ一つの文字は髪の毛ほどの細さのリンクでつながっており、手作業により目に見えないほどの微小な脚でダイヤルに植えられています。

スモールセコンド表示をやや大きくすることにより、3つのカウンターは同じサイズになり視認性が向上しました。センターのスイープセコンド針のカウンターウェイトは、細長い台形のオープンワークという新しいスタイル。

ブラックセラミックのブレスレットは魅力的な進化を遂げました。コマにリンクを固定するピンはブレスレット側面ではなく内部に固定され、見えなくなりました。 この新バージョンの41ミリ ロイヤル オーク クロノグラフには、ブラックカラーの22Kゴールド アニバーサリー オープンワークローターが使われ,“50周年”のロゴとオーデマ ピゲのシグネチャーが彫り込まれています。今回、ローターの色をケースの色と揃えてブラックにしていますが、これはコンプリケーションタイムピースに匹敵するレベルの仕上げです。ケースと同様、ローターもサテン仕上げとポリッシュ面取りを組み合わせて仕上げてあります。


完全な一体型クロノグラフ
このタイムピースに搭載されているのは、最新世代自社製クロノグラフ ムーブメント、自動巻きキャリバー4401。軸歯車とフライバック機能を備えたクロノグラフは完全にムーブメントに一体化されています。通常のクロノグラフと違い、フライバック機能ではストップ、リセット、再スタートのアクションを一度に行うことができます。軸歯車は垂直クラッチシステムと共に機能し、クロノグラフのスタートやストップ時に、秒針はブレることなく正確に作動します。さらにプッシュピースを押した時の感触がなめらかです。特許保持のゼロリセットメカニズムにより、各カウンターの針を瞬時にゼロリセットすることができます。ムーブメントにはコート・ド・ジュネーブ、サーキュラーグレイン、サーキュラーサテン、ポリッシュ面取りなど洗練された仕上げが施され、全てサファイアケースバックから見ることができます。




セラミックの先駆者
オーデマ ピゲのセラミックとの最初の出会いは1986年頃、マニュファクチュールがレディース バンブー コレクションを発売した時のことです。このシリーズではダイヤモンドセットゴールドとレッド、ホワイトまたはブラックセラミックというバイカラーブレスレットを使っていました。

セラミック素材は2000年代に再び登場しますが、全く異なるスタイルで使われています。マニュファクチュールの革新的スピリットにより、ロイヤル オーク オフショア、そしてロイヤル オーク コンセプトでも最先端の素材をセラミック部品と組み合わせています。

ブラックセラミックの洗練されたスタイルは、2017年にロイヤル オークコレクションへの初のオールブラックセラミック ロイヤル オークパーペチュアルカレンダー(ケース41ミリ)の登場でさらに注目されました。マニュファクチュールでは初めて、オールセラミックのブレスレットが実現し、コレクションのスタイルと仕上げの技術を新たな次元に引き上げたのです。一年後にはホワイトセラミックのバージョンが続きました。その後、ブラックセラミックのロイヤル オーク コンプリケーションモデルが続きます。ロイヤル オークトゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク (2018年)、ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク (2019年)、ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン (2019年)、そしてロイヤル オーク ダブルバランスホイール オープンワーク(2020年)、ロイヤル オーク オートマティック34ミリ(2021年)が発売されました。
オーデマ ピゲはセラミック素材の研究を続けながらコレクションを充実させ、今回初のオールセラミック ロイヤル オーククロノグラフを発表しました。



“Born in Le Brassus, raised around the world.”
⟪ル・ブラッシュの自然が生み出し、人とともに生きていく⟫


[仕様]
ロイヤル オーク クロノグラフ / 41 ミリ
26240CE.OO.1225CE.01

[機能]
フライバッククロノグラフ、時、分、スモールセコンド、デイト。

[ケース]
ブラックセラミックケース、反射防止加工のサファイアクリスタルとチタンサファイアケースバック、ブラックセラミックのプッシュピースとネジ込み式リューズ、5気圧防水。

[ダイヤル]
「グランドタペストリー」模様のブラックダイヤル、ブラックカウンター、蓄光処理を施したピンクゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤル オーク針。

[ブレスレット]ブラックセラミック ブレスレット、チタンAPフォールディングバックル。

[ムーブメント仕様]
自動巻きキャリバー 4401
・外径: 32ミリ(14リーニュ)
・厚さ: 6.8ミリ
・部品数: 381
・石数: 40
・パワーリザーブ :約70時間
・振動数: 4 Hz (28,800振動/時)

価格:¥8,855,000(税込)
発売日:2022年9月以降順次入荷予定




[オーデマ ピゲ]
オーデマ ピゲは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史ある高級時計ブランドです。1875年以来ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを生み出そうと新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続ける才能ある職人たちを、何世代にもわたり育んできました。スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットが込められた、デザインや技術の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。感性という言語を通して、世界中の時計愛好家と情熱や職人技を共有するオーデマ ピゲは、創造的な実践を行うさまざまな異分野と豊かな交流を楽しみ、素晴らしいコミュニティを築いてきました。ル・ブラッシュの自然が生み出し、人とともに生きていく。Born in Le Brassus, raised around the world. — www.audemarspiguet.com