パルミジャーニ・フルリエが世界初の機構となる「トンダPF ミニッツ ラトラパンテ」を発表~PGケースの「トンダPFGMTラトラパンテ」新作と合わせて最速の実機画像つき

 From : PARMIGIANI FLEURIER (パルミジャーニ・フルリエ )



昨年のWatches&Wandresで発表され話題となった『トンダPF GMTラトラパンテ』に続く、またも世界初となる新作『トンダPFミニッツラトラパンテ』は、複雑機構の刷新と操作性を両立させた、まさにメゾンの精神を体現する時計です。このモデルでは、GMTの時針と同じく、分針にも現代のニーズに対応した機能性を持たせています。


『トンダPFGMTラトラパンテ』~直感的なイノベーション



『トンダPFGMTラトラパンテ』は、直感的なイノベーションを推進することで、時計の「複雑機構」の意味を再解釈した世界初のモデルとして、2022年にセンセーションを巻き起こしました。その延長線上にあるのが、今回発表される新たな世界初モデル『トンダPFミニッツラトラパンテ』です。ウォッチメイキングにおけるもっともスタンダードな機能のひとつを見直し、絶対的な革新へと進化させるという発想から生まれました。大前提は、ダイバーズウォッチの目盛りベゼルで測っていた機能を、ムーブメント本体が担うこと。結果生まれたものは、操作性、視認性、そして起動のシンプルさが格段に向上しました。



『トンダPFGMTラトラパンテ』は、ローカルタイムとホームタイムを一時間単位で区別することができますが、この新たな機能では、5分または1分単位で分を表示する機能が追加されました。ダイヤルには、時針と二本の分針が重ね合わされています。一本目の分針は、ロジウム加工されたゴールド製で、時針と連動したリアルタイムを表示します。二本目は、通常はロジウムプレートの針の下に隠れている18Kローズゴールド製の針で、5分または1分の単位をオンデマンドで計算することができます。

8時位置のプッシャーで5分、10時位置のプッシャーで1分と、どちらの場合もプッシャーを押すと、ローズゴールドの針が目的に合った単位でジャンプします。ロジウムプレートの針と18Kローズゴールドの針の位置が重なると、計測する時間が経過したことになります。針は、スプリットセコンド機能と同様に、リューズ一体型のプッシャーで元の位置に戻されます。この機能により、分単位の計測を必要とするシーンやイベント時に、一定の時間にわたってオンデマンドで分数の微調整を行うことができます。



『トンダPFミニッツラトラパンテ』は、パルミジャーニ・フルリエの創造の精神を受け継いでいます。すっきりと無駄のないプロポーションに、品のある造形美と質の高い仕上げと、内に秘める複雑さとの対比が特徴的です。
直感的で効率的、そして極めて高い操作性が、まさにブランドの精神と調和する複雑機構。
テーラーが布のドレープを仕立てるように、マニュファクチュールの手によってシルエットが構築される『トンダPFミニッツラトラパンテ』。シンプリシティを極めたこの時計は、身につける人の美意識と一体化するようにデザインされています。

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Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。


GMTラトラパンテ同様、「その発想はなかった」といえるアイディアを実現しました。
プッシャーを二つに増やし、5分の粗調整と1分の微調整を備え、操作の確実性のために二つのプッシャーの操作重さなども検討したそうです。


ムーブメントはパルミジャーニが誇るマイクロロータームーブメント。
ラトラパンテ関連の機能は文字盤側に配置されているため、こちらからは普通のマイクロロータームーブに見えます。




このPFというロゴは今回のコレクションのために作ったと思い込んでいたのですが、これ自体はミシェル・パルミジャーニがムーブメントなどに刻印するためにデザインしたものだそうで、「黄金比」が使われています。





【仕様】
トンダPFミニッツラトラパンテ
PFC904-1020001-100182
価格:3,990,000円(税抜)/4,389,000円(税込)

[機能]
時、分、スプリットミニッツ

[キャリバー]
PF051‒自社製自動巻きムーブメント、スプリットミニッツ機能、ローズゴールド製マイクロローター
パワーリザーブ:48時間
振動数:21,600振動/時(3Hz)
石数:35
部品数:271
直径:32 mm
厚さ:4.9 mm
装飾:コート・ド・ジュネーブ、ペルラージュ
ローター:22Kローズゴールド製マイクロローター バーリーコーン(麦の穂)パターンのギョーシェ

[ケース]
ポリッシュ/サテン仕上げのステンレススティール、プラチナ950製ローレット加工ベゼル
直径:40 mm
厚さ:10.7 mm
リューズ:Ø 5.5mm、18Kローズゴールド製プッシャー
ガラス: ARunic反射防止加工のサファイアクリスタル
ケースバック:サファイアクリスタル
ケースバックの刻印:シリアルナンバー、“PARMIGIANI FLEURIER”
防水:60 m

[ダイヤル]
カラー:サンドグレー
仕上げ:バーリーコーンのギョーシェ
インデックス:ハンドアプライド、ロジウム加工の18Kゴールド

[針]
時分針:ロジウム加工の18Kゴールド、デルタ型スケルトン
スプリットミニッツ針:18Kローズゴールド、デルタ型スケルトン

[ブレスレット]
素材:ポリッシュ/サテン仕上げのステンレススティール
バックル:フォールディングクラスプ、ステンレススティール



トンダPF GMTラトラパンテ ローズゴールド~ピュアなる存在感

世界初の機構を搭載した『トンダPFGMTラトラパンテ』は、純潔とミニマリズムを革新的なメカニズムと組み合わせることで、時計複雑機構というジャンルを一新した、2022年にもっとも注目された発表のひとつとなりました。2023年には、このアイコニックなタイムピースに18Kローズゴールドが加わり、ミラノブルーのダイヤルに精密なバーリーコーン(麦の穂)パターンのギョーシェが刻まれたモデルが登場します。



『トンダPFGMTラトラパンテ』は、一見すると簡素な印象で、大きなダイヤルの上を時針と分針が優雅に流れるように回っているように見えます。しかし、この伝統的なダイヤルの下には、ロジウムプレートとローズゴールドの二本の重なり合う時針を動かす複雑機構が搭載されています。7時位置のプッシャーを押すと、ローカルタイムを表示する18Kローズゴールドの針が一時間ジャンプすることで、ロジウム加工されたゴールドの針が現れホームタイムを表示します。デュアルタイム表示が不要になったら、リューズ一体型のプッシャーを押せば、18Kローズゴールドの針がロジウムプレートゴールドの針の上に、クロノグラフのスプリットセコンド針と同じように戻ります。



『トンダPFGMTラトラパンテ』は、世界各地を飛び回るグローブトロッターにぴったりなツールです。スマートでエレガントな時計には、ホームタイムとローカルタイムの時と分だけが表示され、余計なものは一切ありません。

優れた視認性
時計史上類を見ないこの独創的な操作方法は、高度で革新的なメカニズムの統合によって実現されました。この直感的な複雑機構を搭載することにより、ある時には不要な時間表示をダイヤルからなくすことができます。そして、情報量を最小限に抑え、高い視認性を可能にし、ひとつひとつのディテールに込められた品質とこだわりを際立たせるのです。



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Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。



ケースと文字盤が変わることでステンレススティールとは違った印象になります。


重厚にして存在感を感じさせる一本






【仕様】
トンダPF GMTラトラパンテ
PFC905-2020001-200182
価格:8,540,000円(税抜)/9,394,000円(税込)

[機能]
時、分、スプリットGM

[キャリバー]
PF051‒自社製自動巻きムーブメント
スプリットGMT、ローズゴールド製マイクロローター
パワーリザーブ】48時間
振動数:21,600振動/時(3Hz)
石数:31
部品数:215
直径:32 mm
厚さ:4.9 mm
装飾:コート・ド・ジュネーブ、ペルラージュ
ローター:22Kローズゴールド製マイクロローター、バーリーコーン(麦の穂)パターンのギョーシェ

[ケース]
ポリッシュ/サテン仕上げのローズゴールド、ローレット加工ベゼル
直径:40 mm
厚さ:10.7 mm
リューズ:Ø 5.5mm、「バックホーム」プッシャー付き
ガラス: ARunic反射防止加工のサファイアクリスタル
ケースバック:サファイアクリスタル
ケースバックの刻印:シリアルナンバー、“PARMIGIANI FLEURIER”
防水:60 m

[ダイヤル]
カラー:ミラノブルー
仕上げ:バーリーコーンのギョーシェ
インデックス:ハンドアプライド、18Kローズゴールド

[針]
ローカルタイム時分針:18Kローズゴールド、デルタ型スケルトン
ホームタイム時針:ロジウム加工の18Kゴールド、デルタ型スケルトン

[ブレスレット]
素材:ポリッシュ/サテン仕上げの18Kローズゴールド
バックル:フォールディングクラスプ、18Kローズゴールド



【お問い合わせ】
パルミジャーニ・フルリエ
03-5413-5745



[Watches & Wonders 2023 パルミジャーニ・フルリエ~純粋であることの真髄]
パルミジャーニ・フルリエは、純粋と革新性の二軸を追求することで、ウォッチメイキングに変化をもたらしています。「純粋」であることは、パルミジャーニ・フルリエのブランドコンセプトであり、創造物のシンプリシティに代表される「ピュリスム」と、精神の明瞭さや雑念の無い状態を示す哲学的な意味の「ピュリティ」を含みます。パルミジャーニ・フルリエが生み出すものは、メインストリームとは対照的で、希少性、意味、フォルム、中身について語ります。それは、2023年のウォッチズ&ワンダーズで発表されるすべての新作コレクションにも共通しています。世界初となるモデルと、プラチナ製の三部作で新たな境地を開拓しつつも、ブランドの精神と本質的な特徴である純粋さ、奥ゆかしさ、ミニマリストな洗練を保っています。そしてそれは、生涯のパートナーとなる時計をつくるため、革新し続けたいという思いに突き動かされています。パルミジャーニ・フルリエは、純粋へのこだわりを創造プロセスの中核に据えながら、機構の見直しによる操作性の向上という、たったひとつの目標を目指しています。
「パルミジャーニ・フルリエの創造的アプローチは、ピュアであるというコンセプトによって導かれています。将来の設計開発のアイデアから最終的なディテールまで、フォルムと機構の両面において純粋さが存在していなくてはなりません。私たちにとってこれは、ブランドのスタイルを定義する絶対的な条件なのです。」グイド・テレー(パルミジャーニ・フルリエCEO)