チャペック 「アンタークティックS」を発表~日出ずる国から光の世界へ

 From : Czapek (チャペック)





成功を収めたアンタークティックSの発表から1年後、チャペックは、その洗練された38.5mmケースに2つの新しいダイヤルを追加し、スポーティでシックな魅力を発揮します。



チャペックのスピリットに沿って、新しいダイヤルには、独特なカラー、魅力的なテクスチャーとディテールが備わっています。伝統的な工芸品とマテリアルに現代的なひねりを加え、テクスチャーへの新しいアプローチにより、各ダイヤルは独特の方法で光をとらえるように設計されており、絶えず変化する色の遊びを通して動きと活力の感覚を生み出します。

「小さいサイズのアンタークティックSは、創造性への扉を開くものです」と、チャペックのCEOであるザビエル・デ・ロックモーレルは言います。
「これにより、わたくしたちはフェミニンな側面とマスキュリンな側面の両方を制限なく使用することができ、これらのダイヤルについて、クリエイティブ・チームを通常よりも多くの人に開放し、より多くのインスピレーションが得られるようにしました。その中の一人が私の妻で、テキスタイルとファッションへの情熱が彼女を日本の文化に導き、伝統的な布地と蓮の花が新しい文字盤のデザインに影響を与えました。」



Sashiko(刺し子)ダイヤルは、江戸時代に日本で開発された同名の伝統的な日本のステッチの幾何学的な線と立体性に敬意を表しています。妻であるマリー=アリ・デ・ロックモーレルが見つけて選んだ様式化された蓮の花に基づいた立体的な型押しパターンは、垂直に対して45度に設定された正方形を繰り返すことによって実現され、それぞれが6つのファセットで構成されています。ダイヤルに光が当たると、ロータスピンクが、純粋でほとんど砂糖のような色調と柔らかな藤色の間を行き来し、ブルーは春の澄んだ空の色から秋の灰色の色調に変化します。



ダイヤルの複雑な質感とは対照的に、ベルベット仕上げのリングは、インデックスの背景として「視覚的な静けさ」を与えます。アンタークティックのシグネチャーであるスポーティなインデックスよりもシンプルで巧みに仕上げられた非常に細長い台形型のインデックスは、新しいダイヤルにエレガントで洗練された雰囲気を添えています。またご希望に応じて、3,6,9,12時のインデックスを、スティール製インデックスの形状にぴったりと合うようにカットされたダイヤモンドにすることもできます。



La ‘Carte des Nuages’ (ラ・カルテ・ヌエージャス、文字通りクラウドマップ)ダイヤルは、ホワイトまたはグレーのマザー・オブ・パールの豊かな輝きを放ち、12時位置の「アンタークティック・カット」のダイヤモンドと11個のプリンセスカット・ダイヤモンドのアワーマーカーとうまく調和しています。ダイヤルの構成を特徴づける6本の細いギョーシェラインが表面に刻まれていますが、これは伝統的なギョーシェ技法を現代的かつ遊び心のある解釈でモダンに表現し、地図作成を微妙にほのめかせています。カキの貝殻の中心部で最も光沢のある部分から採取された、このモデルのダイヤルに採用されている極薄のマザー・オブ・パールのディスクは、壊れやすいため、めったにギョーシェ装飾が施されることはありません。
そのためには、ごく少数のメゾンでしか実現できない高度な専門技術が必要です。



SashikoとCarte des Nuages、両方のダイヤルには、これまでのアンタークティックSに見られた日付表示を排除していますが、特徴的なソードシェイプの時分針の特徴は残しています。細長いインデックスマーカーの「アンタークティック・カット」は、まったく新しいダイヤモンド・カットであり、ロンドンを拠点とするスタジオFuzion Ltd.のアドリアン・ビュッシュマン(Adrian Buchmann)によってチャペックのためにデザインされ、独自のチャペック・カットとして登録されています。

チャペックの規範と同様に、新しい文字盤は、デザイナー、クラフトマン、レアな技術をもつ生産パートナーなど、会社の持つユニークな「レアな人々」のコミュニティと、ブランドのスピリットに浸透するかのように、好みや欲求を吸収する友人、家族、コレクターによって生み出されたものです。チャペックは近代化された垂直統合以前に時計製造業界を支配していた水平分業の伝統で作業することにより、非常に小規模で専門的な生産者のスキルを利用して、このようなレアなダイヤルに命を吹き込みます。

「このように作業することで、完全に満足するまで反復と改良を行うことができます」とザビエル・デ・ロックモーレルは説明します。「サプライヤーだけではなく、私たちのパートナーも創造的なプロセスに貢献することが多く、新しいダイヤモンド・カットの場合のように、会話の途中で新しいアイデアが出てきます。」

アンタークティックSのダイヤルの下には、キャリバーSXH5が搭載されています。これはチャペック社が自社で考案し製作した最初の完全自社製ムーブメントで、2020年5月に発表されたアンタークティックのファースト・モデルに搭載されました。
7つのスケルトン・ブリッジからなる独特な構造からも、このムーブメントがフランソワ・チャペックが19世紀に製作したポケットウォッチにインスパイアされたものであることがわかります。特徴であるフリースプラング・テンプとリサイクルされたプラチナ製のエレガントで効率の高いマイクロローターなど、ウォッチメイキングにおける過去と現在の両方から最高のものが取り込まれています。オート・オルロジュリーの仕上げは、手作業で面取りされたインワード・アングルと最先端のレーザー・エングレービングを組み合わせて。光と闇、質感と滑らかさ、マットとポリッシュの美しいコントラストを生み出しています。



ジュネーブで開催されるWatches & Wonders 2023で発表されるアンタークティックSの新しいバージョンは、ジュネーブ、コラトゥリー通り18番地のチャペック・ブティック、すべてのチャペック指定販売店で入手できます。

========================================
Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。


工芸的なダイヤルとケースを用いたアンタークティックS。


「刺し子」は文字盤の12,3,6,9時位置のダイヤインデックスの有無が選べます。




ダイヤインデックスによってより華やかになります。


カルテ・ヌエージャス


山口氏の眼鏡を借りてイイね!とやっているザビエル。


「ラスト」バーゼルを感じる…


【仕様】
アンタークティック S 刺し子 “アジュール”
Antarctique S Sashiko“Azure”
[概要]
ステンレススティール製ケース
日本の伝統工芸「刺し子」をモチーフに製作されたダイヤル
完全自社製キャリバー SXH5
99本の限定生産

FUNCTIONS
-3針時・分表示センターセコンド

MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH5 : 自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約56時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ手作業による面取り サイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-ステンレススティール
-サイズ: 38.5(径)x 10.6(厚)mm
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

DIAL
-ライトブルーのフランケ・ダイアル
-日本の伝統工芸「刺し子」の刺繍パターン
-スティール製、ソード・シェイプの針
-メタルまたはダイヤモンドのアワーマーカー
-スーパールミノーバ

PRICE
-予価3,242,800.-(税別価格2,948,000.-)




アンタークティックS 刺し子“ピンク・ロータス
”Antarctique S Sashiko“Pink Lotus”
[概要]
ステンレススティール製ケース
日本の伝統工芸「刺し子」をモチーフに製作されたダイヤル
完全自社製キャリバーSXH5
99本の限定生産

FUNCTIONS
-3針時・分表示センターセコンド


MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH5 : 自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約56時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ手作業による面取り サイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-ステンレススティール
-サイズ: 38.5(径)x 10.6(厚)mm
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

DIAL
-ピンクのフランケ・ダイアル
-日本の伝統工芸「刺し子」の刺繍パターン
-スティール製、ソード・シェイプの針
-メタルまたはダイヤモンドのアワーマーカー
-スーパールミノーバ



アンタークティック S カルテ・ヌエージャス“ストーミー・グレイ”
Antarctique S Carte des Nuages “Stormy Grey”
[概要]
ステンレススティール製ケース
ギョーシェ仕上げのマザー・オブ・パール製ダイヤル
完全自社製キャリバーSXH5
50本の限定生産

FUNCTIONS
-3針時・分表示センターセコンド

MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH5 : 自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約56時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ手作業による面取り サイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-ステンレススティール
-サイズ: 38.5(径)x 10.6(厚)mm
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ
-ベゼル、ラグ、リューズにダイヤモンドをセット(合計0.95カラット)

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-時計側、最初の「C」型リンクにダイヤモンドをセット
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

DIAL
-マザー・オブ・パール製 裏側にグレイのコーティング
-グリッドラインをモチーフにした”Carte des Nuages”

ギョーシェ
-12時位置に独自の「アンタークティック・カット」されたダイヤモンドをセット
-プリンセスカット・ダイヤモンドのアワーマーカー(0.65カラット)



アンタークティック S カルテ・ヌエージャス“ミスティ・ホワイト”
Antarctique S Carte des Nuages “Misty White”
[概要]
ステンレススティール製ケース
ギョーシェ仕上げのマザー・オブ・パール製ダイヤル
完全自社製キャリバー SXH5
50本の限定生産

FUNCTIONS
-3針時・分表示センターセコンド

MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH5 : 自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約56時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ手作業による面取り サイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-ステンレススティール
-サイズ: 38.5(径)x 10.6(厚)mm
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ
-ベゼル、ラグ、リューズにダイヤモンドをセット(合計0.95カラット)

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-時計側、最初の「C」型リンクにダイヤモンドをセット
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

DIAL
-マザー・オブ・パール製
-グリッドラインをモチーフにした”Carte des Nuages”ギョーシェ
-12時位置に独自の「アンタークティック・カット」されたダイヤモンドをセット
-プリンセスカット・ダイヤモンドのアワーマーカー
-(0.65カラット)




【関連 Web Site】
CZAPEK Geneve:
https://czapek.com/

Noble Styling:
http://noblestyling.com/



[Czapek & Cie.社]
FrançoisCzapek(フランソワ・チャペック)は、チェコ生まれのポーランド⼈ウォッチメーカーで、ポーランド暴動に参戦した後、1832年、ジュネーブに逃れました。まもなく彼は自身のアトリエを開き、それから間もない1839年、同郷のAntoine Norbert dePatek(アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック)とのパートナーシップを結び、彼をウォッチメイキングの世界に誘いこみました。そのパートナーシップが終了する1845年、彼はCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を立ち上げ大きな成功を収めました。そして彼は、ナポレオン3世のお抱え時計師となり、パリのヴァンドーム広場にウォッチメイキングの歴史における最初期のブティックを開きました。また時計関連の書籍も著しましたが、残念ながら、その第2巻が発刊される前に亡くなってしまいました。
チャペックは、エクイティ・クラウドファンディングのおかげで2015年に優れたコレクションとともに復活し、その代表モデルは2016年11月、ジュネーブにて開催されたGrand Prix delʼHorlogerie(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)のパブリック・プライズを受賞しました。このコレクションは、1850年代のCzapekの作品からインスピレーションを受けています。美しいエナメル・ダイアルと7⽇間のパワーリザーブを持つ自社製ムーブメントが特徴のこのコレクションは、クラフトマンシップとデザイン、限定性が融合したものです。セカンド・コレクションは、サスペンド・トゥールビヨンとセカンドタイムゾーン機能が搭載されたモデルで、その1年後の2017年に発表されました。そして、チャペック社にとって初めてのクロノグラフ・モデルFaubourg deCracovie(フォーブル・ド・クラコヴィ)が2018年のバーゼルワールドで公開されました。2020年に同社は、チャペック社初の自社製ムーブメントを搭載しスポーティなブレスレットを備えたアンタークティックを発売しました、このモデルはマイクロローターの自動巻きを備えた3ハンドのモデルです。
チャペック社は、ジュネーブに本社を構えています。#wecollectrarepeople