ヴァシュロン コンスタンタン2024新作を飾るチタン製「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」

時計愛好家のためのタイムピース「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」～完全チタン製の技術的なタイムピース


コレクションを象徴するブルーダイヤルを備え、完全チタンで製作された新作「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」は、超薄型自社製キャリバー2160が搭載された自動巻きトゥールビヨンモデル。工具なしで換装可能な3本のブレスレット/ストラップ（チタン、カーフスキン、ラバー）が付属。




チタン製モデル「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」が加わり、ヴァシュロン・コンスタンタンは、コレクションをさらに充実させます。ケースからブレスレット、リュウズからベゼルまで、完全にチタンで製作されたこのモデルは、コレクションを象徴するブルーダイヤルを備え、超薄型自動巻きキャリバー2160を搭載しています。ダイヤル上の6時位置の開口部からはトゥールビヨン調速機構を鑑賞することができ、このムーブメントに搭載される22Kゴールド製ペリフェラルローターがキャリバーを巻き上げ、3日以上の快適なパワーリザーブをを保証します。
そのチタン製ケースと同様にムーブメントにも高いレベルの仕上げが入念に施され、「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」は旅を象徴するコレクションの精神を完璧に体現しています。このモデルの一体型のチタン製ブレスレット（フォールディングクラスプを装備）は、工具なしでブルーのカーフスキンまたはラバー付属ストラップ（グレード5チタン製インターチェンジャブル・フォールデングクラスプを装備）に付け替えることができます。





オーヴァーシーズとチタンの完璧な組み合わせ
頑丈で軽いチタンは非アレルギー性の特質を備え、スポーティで技術的な時計に理想的な金属素材です。1996年に発表され、その8年後にアップグレードされた「オーヴァーシーズ」コレクションは、19世紀初頭に新たな市場を求め発見の旅に導いたヴァシュロン・コンスタンタンのパイオニアの精神を体現します。チタン製の時計を加えることで、その発表以来技術的で大胆なデザインで際立つこのコレクションは、より一層スポーティな個性が光ります。メゾンが2022年に初めて外装を完全にチタンで製作したタイムピースは、「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン・スケルトン」でした。今年この完全チタン製モデルが、オーヴァーシーズ特有のブルーカラーをまとったダイヤルを備え、新たなバージョンで発表されます。



チタンの高い剛性により、この金属の表面に仕上げを施すにはグレード2と5のチタンしか使用できず、その作業には厳格さ、集中力、緻密さが必要となります。このことから、「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」のブレスレットのリンクの面取り部分は、細心の注意を払ってポリッシュ仕上げされ、バーティカルサテン仕上げが施されています。このバーティカルサテン仕上げはケース上面にも施されますが、ベゼルはサンドブラスト仕上げのリング上に円形サテン仕上げとなっています。このマットな仕上がりは、マルタ十字を想起させるベゼルの側面とコントラストを生み出し、このモデルの特徴づけるスタイルを与えます。半透明ラッカーを塗布したサンバーストサテ
ン仕上げのブルーダイヤルは、フランジ部分がベルベット仕上げされ、ダブルミニッツトラックを際立たせ、この「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」はチタンの美しい輝きを放ちながらも、日常生活で起こる不測の事態のために備えがあります。


精緻な仕上がりの超薄型キャリバー
冒険心をくすぐるこの時計は、6時位置にトゥールビヨンを搭載し高い技術も備えます。調速装置の安定した回転のリズムに沿って美しく舞っているようなこの機構は、ヴァシュロン・コンスタンタンの世界観における複雑時計の重要性を際立たせています。地球の重力がムーブメントの等時性に及ぼす影響を補正するために考えられたトゥールビヨンは、高い精度の証であり、旅に捧げられた時計でその意義が発揮されます。厚さ10ｍｍあまりのこのモデル「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」は、チタンの堅牢性を備えながら、手首にぴったりと軽くフィットします。厚さ5.65mmの超薄型自動巻きキャリバー2160により「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン」のエレガントさは一層際立ちます。
22Ｋゴールド製ペリフェラルローターは、80時間の快適なパワーリザーブを香箱に蓄え、このムーブメントは超薄型複雑キャリバー設計における、ヴァシュロン・コンスタンタンの高い技術を立証しています。



センターローターを持たないこの設計により、ムーブメント全体の入念な仕上げを鑑賞できる利点があります。ペルラージュ仕上げされたメインプレート、コート・ド・ジュネーブ仕上げと面取りされたブリッジ、入念にポリッシュ仕上げされたトゥールビヨン・バー、グレイン仕上げの歯車、面取りポリッシュ仕上げのネジなど、キャリバー2160とその188個の部品は、高級時計製作の技術的で希少な確固としたビジョンを提示します。2.5Hz（毎時1万8000回振動）で鼓動し、時・分、そして、マルタ十字を模ったトゥールビヨン・キャリッジ上のブルーの固定ネジでスモールセコンドを表示します。


インターチェンジャブルのブレスレット/ストラップを備えた汎用性の高い時計
このモデルは、コンフォートアジャストシステム付トリプルフォールディングクラスプを備えたチタン製の一体型ブレスレットを装備します。フォールディングクラスプに連結した固定リンクを伸ばすことで、手首の周囲に最大4ｍｍまでの余裕を持たせることができます。多様なシーンに合わせスタイルを変えるために、チタン製の一体型ブレスレットは、工具なしでブルーのカーフスキンまたはラバーの付属ストラップに簡単に付け替え可能です。これらのストラップは、同様に工具なしで換装可能なグレード5チタン製フォールディングクラスプが装備されています。




From Geometry to Artistry®
ヴァシュロン・コンスタンタンのタイムピースは、部品が集まった単なる集合体としての価値を超えています。手書きのデッサン、幾何学的なデザイン画、そしてこれらを技術的に発展させ、形状、色、テクスチャーからなるひとつの世界が生まれます。巧妙な機構の複雑構造はデザインと融合し、緻密なディテールにより優美さが吹き込まれ、職人の巧みな技で感情を掻き立てます。メゾンが製造するタイムピースは、形式的で数学的な研究に基づきながらも、職人の才能を最大限に表現し、その魂のこもったエレガンスを備えています。「オーヴァーシーズ」コレクションのスポーティでシックな精神は、完全にチタンで製作されたこの新作により、2024年のメゾンのテーマに沿って表現された芸術性という錬金術を見事に表現しています。


スタイル＆ヘリテージディレクター、クリスチャン・セルモニへのインタビュー
――ヴァシュロン・コンスタンタンが、初めてチタンをコレクションに採用したのはいつですか？
『チタンは、ステンレススティールより耐久性が30％高く、重さはその半分という、ヴァシュロン・コンスタンタンのスポーツウォッチのコレクションに理想的な特性を備えています。最初に採用したのは、2008年の「ケ・ド・リル」コレクションで、そして2009年には、「オーヴァーシーズ」の2つの自動巻きモデル（1つはクロノグラフ）のベゼルに採用されたのです。その翌年、この同じベゼルがデュアルタイムモデルに装備され、才能溢れる« One of Not Many »の一員である写真家と登山家のコーリー・リチャーズとのコラボレーションにより、新たな領域を切り開きました。彼を讃えた、デュアルタイムとクロノグラフ、2つの限定シリーズ「オーヴァーシーズ・エベレスト」は、コーリー・リチャーズが探検遠征で直面する過酷な状況下でも耐えうるように考えられました。2021年に発表されたこれら2つのモデルは、チタン製のミドルケース、ベゼル、プッシュボタンリング、そしてプッシュボタンを装備します。ここでは第一に、「オーヴァーシーズ」ウォッチのスポーティな面と耐久性を特に際立てることを目指しました。』



――限定エディションに採用され、通常の現行コレクションに用いられたことはなかったのですね？
『力強いデザインを備えたこれら2つのモデルは、ケースにまだ一部ステンレススティールも含み、150本限定生産されました。デュアルタイムモデルのプロトタイプは、コーリー・リチャーズが2019年にエベレスト遠征した際に同行しました。2022年ヴァシュロン・コンスタンタンの開発たちは、完全にチタン製の「オーヴァーシーズ」をメゾンの現行コレクションに加えることで、新たな次の段階に発展させました。それは、コレクションに初めて導入されたトゥールビヨン搭載のケルトンモデルで、トゥールビヨンのために開口部を設けたフルダイヤルを備えた今年の完全チタン製の新作に先立ちました。ケースの中には、変わらず超薄型キャリバー2160がスケルトンでない仕様で搭載されます。これら2つのモデルは、コレクションのステンレススティール製時計への非常に魅力的な代替案となるでしょう。その軽さと堅牢さにより、スポーツウォッチとしての特性を備えながらも、ヴァシュロン・コンスタンタンの名にふさわしい技術的なタイムピースです。それに加えて今後、スケルトンモデルとブルー文字盤モデルから、お客様は選択することができるのです。』

――チタンはスポーツウォッチに用いられることが多いですが、これらの初の完全チタン製モデルのために、なぜクロノグラフでなくトゥールビヨン搭載ムーブメントを選択したのですか？
『2つの限定エディション「オーヴァーシーズ・エベレスト」により、メゾンがこの様なモデルを既に提案した際、きわめて熱意をもって受け入れられ大きな成功をおさめました。そこで、他の方向性も試すことを考え、トゥールビヨン搭載の超薄型自動巻きムーブメント2160が選ばれました。ですが、差別化をするために、「オーヴァーシーズ」コレクションで初めてのスケルトン仕様を採用することを決め、キャリバーの素材の20％を取り除くために希少な技巧を必要としました。これにより、チタンにより軽量で頑丈な時計となり、スケルトン仕上げムーブメントにより構築感が添えられ、精度の証であるトゥールビヨン調速装置により技術性が高まりました。つまり、スポーティでシックな「オーヴァーシーズ」ウォッチのすべての特性を備えていたのです。これに続く今年の新作は、最初のモデルのデザインコードを踏襲しチタンを同様に採用しながらも、コレクションを象徴するブルーダイヤルを組み合わせた異なったスタイルを備えています。』



【技術データ】
オーヴァーシーズ・トゥールビヨン
リファレンス・ナンバー：6000V/210T-H032
ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック限定モデル

キャリバー・ナンバー：2160(ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発・製造)
ジュネーブ・シール：取得
駆動方式：機械式自動巻き、ペリフェラル・ローター
ムーブメント・サイズ：直径31mm (13½’’’) × 厚さ5.65mm
パワーリザーブ：約80時間
振動数：2.5HZ (毎時1万8000回振動)
部品数：188
石数：30
機能：トゥールビヨン
表示：時・分、トゥールビヨン・キャリッジ上のスモールセコンド（有色ネジ）
ケース：グレード5チタン
ケース・サイズ：直径42.5mm ×厚み10.39mm
・磁気から保護する軟鉄製ケース・リング
・サファイアクリスタルのシースルーケースバック
防水性能：5気圧（約50m）
文字盤：ブルーの半透明ラッカー、サンバーストサテン仕上げ
・ベルベット仕上げのフランジ部
・ブルーのスーパールミノヴァを施した18Kホワイトゴールド製インデックスと時・分針

ケース：グレード5チタン製（ポリッシュとサテンブラッシュ 仕上げの半マルタ十字リンク）
・グレード5チタン製プッシュボタン式トリプルフォールディングクラスプ
コ・ンフォートアジャストシステム
付属ストラップ：ブルーのカーフスキンレザー、グレーのステッチ、ブルーのラバー
バックル／クラスプ：付属ストラップ相互の換装が可能なインターチェンジャブルシステムを備えたグレード5チタン製フォールディングクラスプ

価格:予価22,440,000円 (税込み)
発売時期: 2024年05月予定

 

【お問い合わせ】
Vacheron Constantin
0120-63-1755（フリーダイヤル）

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[ヴァシュロン コンスタンタン]
1755年に創業したヴァシュロン・コンスタンタンは、270年近く一度も途切れることなく時計製造を続ける世界最古のマニュファクチュールであり、卓越した時計製造と洗練されたスタイルを何世代にもわたり熟練の職人により継承し、輝かしい遺産を守り続けてきました。メゾンが製造する時計は、控えめで気品豊かなスタイルに高級時計の素晴らしい価値が体現され、その一つ一つに、最高峰の職人技と極めて高度な仕上げを施し、ヴァシュロン・コンスタンタンならではの技法や美意識が表現されています。ヴァシュロン・コンスタンタンは、そのコレクションを通じて、比類ない伝統と革新の精神を実現しています。「メティエ・ダール」、「パトリモニー」、」「トラディショナル」、「オーヴァーシーズ」、「フィフティーシックス」、「ヒストリーク」、「エジェリー」はメゾンを代表するコレクションです。さらにメゾンでは、時計に精通した時計愛好家のために「レ・コレクショナー」のヴィンテージウォッチや、レ・キャビノティエ」部門を通じてユニークピースを提案する貴重な機会を提供しています。
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