ヴァシュロン・コンスタンタンの至宝「グランド・レディ・キャラ」の復活~4通りの着け方が可能な、時計とタッセルソートワールを組み合わせたジュエリー・ウォッチ

 From : VACHERON CONSTANTIN (ヴァシュロン・コンスタンタン )





様々なスタイルを楽しめるジュエリーウォッチ「グランド・レディ・キャラ」~ 煌めく輝きをまとって復活

 
46カラットを超える268個のダイヤモンドで構成。緻密なノウハウにより息が吹き込まれたタイムピースは、57のファセットを施したエメラルドカットダイヤモンドを時計に敷き詰め、ダイヤモンド、アコヤパール、オニキスで飾られたペンダントの煌めく装い。4通りの着け方が可能な、時計とタッセルソートワールを組み合わせた創造性を華麗に表現した息を吞むほどのジュエリーウォッチ。メゾンの長く豊かな歴史に刻まれる、ジュエリーウォッチとペンダントウォッチにおける創造性。



1755年の創業以来、ヴァシュロン・コンスタンタンは途絶えることなく、レディスウォッチとの親密な関係を築いてきました。初めてジェムセッティングが施されたタイムピースは、プライベートコレクションの1812年製のモデルに遡り、メゾンは当初から精緻な作りとエレガンスを兼ね備えたハイジュエリーにおいて高い創造性を培っていました。今日「グランド・レディ・キャラ」は、その輝かしい伝統に新たなページを刻みます。



1979年に発表された「カリスタ」を継承した1980年のアイコニックな「キャラ」のデザインを踏襲し、この新作は様々な着け方を楽しめます。45カラットを超えるエメラルドカットダイヤモンドを組み合わせ、施すことで誕生したこのタイムピースは、メゾンの自由な創造性と高い技術性を見事に立証した賜物です。




歴史への賛辞
1979年、ヴァシュロン・コンスタンタンは、レイモン・モレッティの革新的なデザインに相応しく130カラットのダイヤモンドをあしらった「カリスタ」により、時計製造の歴史を刻みました。ゴールドのインゴットから幾何学的な流れるような形を彫刻し、総重量140グラムのタイムピースを製作しました。一点物のこのタイムピースは、当時世界一高価な腕時計でした。このモデルを忠実に踏襲する「キャラ」は1980年に発表され、同様に18Kイエローゴールドのブロックから彫金され、合計約30カラット、108個のエメラルドカットダイヤモンドが煌めいていました。このアイコニックなタイムピースはインスピレーションを与え、この名を冠する独創的なデザインを備えるコレクションが生まれました。サテンストラップを装備したホワイトゴールド製「レディ・キャラ」は、2001年の第一回ジュネーブ・ウォッチグランプリにて、ジュエリーウォッチ部門で受賞しました。


(左から)「Kallista」(1979)、「Kalla」(1980)、「Lady Kalla Flamme」(2010)

9年後の2010年には、「レディ・キャラ」の30周年を祝って「レディ・キャラ・フラム」が発表されました。この時計は、ヴァシュロン・コンスタンタンが考案しGIA(米国宝石学協会)の承認を受けた、57のファセットを持つフラムカットのダイヤモンドの煌めきにより輝いていました。

2024年「グランド・レディ・キャラ」は、インスピレーションを受けた「カリスタ」(ギリシャ語の«kallista »は«最も美しい»の意味)の名称を讃えます。クリエーションスタジオの最初の構想から最後のポリッシュ仕上げまで、最上級のものだけを結集し、繊細な調整は、その卓越した技巧に匹敵します。貴石の澄み切ったクラリティを強調するために、57のファセットを備えたエメラルドカットダイヤモンドがこの新作のために選ばれました。



現代のテイストに合わせ若干スリム化された文字盤は、宝石セッティングの熟練石留め職人にによる丁寧な仕事によって、現代的なプロングで飾られています。針の進行を邪魔しないように、可能な限り低く抑えられたプロングは、ブレスレットとミドルケース上では貴石を際立たせる三角形に、またピラミッド型では光を受けて輝くメゾンの象徴であるマルタ十字をを形作っています。房飾りが付いたソートワールには、その輝きと丸みを重視して選ばれたアコヤパール、オニキス、ダイヤモンドが採用され、アールデコ様式と21世紀の現代を見事に融合しています。




手首を飾るジュエリー~エメラルドカットダイヤモンド、アコヤパール、オニキス
真正なるハイジュエリーの傑作である「グランド・レディ・キャラ」は、メゾンが大切にしてきた卓越性の伝承を体現しています。完璧に純粋な結晶素材を必要とするエメラルドカ ットのエレガントさは、美しさとのペアリングによりさらに高まります。131個のダイヤモンドは、色、透明度、輝きにおいて調和が生まれるよう、メゾンの宝石学者により緻密に厳選されました。エメラルドカットのシャープなエッジを考慮しながら、きわめて正確なジェムセッティングを行い、これらの貴石生来が持つ美しさを最大限に引き出します。溢れる光は、このデザインに独特の輝きをもたらしています。



メゾンのジュエリーの芸術は、可動式の装飾が添えられたソートワールでも体現されます。12カラットを超える15個のダイヤモンドがパヴェセッティングされ、GIA認定の2カラットを超える見事なセンターストーンがあしらわれています。変幻自在のジュエリーは、ブレスレットやネックレスにもなり、異なったスタイルを楽しめます。


ソートワールウォッチ、4通りの独創的な着用方法
時計とソートワールネックレスで構成される「グランド・レディ・キャラ」は、遊び心があり現代的で、手首とデコルテの間で自由自在に変身します。4通りの着用方法は、2世紀半以上にわたるメゾンの歴史を彩ってきた創造性と見事に呼応しています。ルビー、エメラルド、オニキス、ダイヤモンドがセッティングされたプラチナ製のペンダントをブローチにすることができる、取り外し可能な留め具を備えた1924年の女性用ペンダントウォッチのノウハウが生かされています。



1世紀後、今の時代の流れを汲み、メゾンは形態の可変性を4通りに倍増します。「グランド・レディ・キャラ」は、ダイヤモンドで全面がセッティングされた時計に加え、ダイヤモンドとアコヤパールの組み合わせがオニキスのビーズで際立ったソートワールにより、優美なジュエリーの対話が生まれます。



時計はブレスレットから取り外すことができ、ソートワールのジュエリー装飾品として着用いただけます。



時計を装着したソートワールは、女性たちが指先でそっとソートワールに触れ時刻を見ていた、20世紀初めのエレガントな振る舞いを想起させます。それを現代のスタイルと完璧に調和させるために、メゾンの熟練職人たちは「グランド・レディ・キャラ」が工具を一切必要とせず非常に容易に変身できるよう究極の技巧を用いています。




メゾンの年間テーマ「幾何学から芸術性へ」
ヴァシュロン・コンスタンタンのタイムピースは、部品が集まった単なる結集体としての価値を超えています。手書きのデッサン、幾何学的なデザイン画、そしてこれらを技術的に発展させ、形状、色、感触からなるひとつの世界が生まれます。



巧妙な機構の複雑構造はデザインと融合し、緻密なディテールにより優美さが吹き込まれ、職人の巧みな技で感情を掻き立てます。メゾンが製造するタイムピースは、形状と数学の研究に基づきながらも、職人の才能を最大限に表現し、その魂のこもったエレガンスを感じ取ることができます。新作が加わった「パトリモニー」コレクションのミニマリズムは、2024年のメゾンのテーマに沿って表現された芸術性という錬金術を見事に表現しています。





サンドリン・ドンギー(プロダクト&イノベーションディレクター )へのインタビュー
――ヴァシュロン・コンスタンタンのジュエリーウォッチの歴史について教えてください。
『ヴァシュロン・コンスタンタンは、芸術性、デザイン性、高い技術、そして社会の規範や慣習を汲み取りながら、女性からの期待に常に重きを置いてきました。18世紀末の初期の女性用懐中時計から現代の腕時計にいたるまで、メゾンが受け継ぐ伝統は、女性の期待に応えながらも、それぞれの時代の感性を取り入れるというその卓越した能力を証明しています。1755年の創業以来、ヴァシュロン・コンスタンタンのジュエリーウォッチにおける歴史は、熱い情熱と豊かな創造性、技術革新とノウハウで溢れています。メゾンのプライベートコレクションの
中には、ベゼルがパールで飾られ、ケースバックには繊細な彫刻が施された1812年の懐中時計があります。メゾンの豊かな創造性において特筆すべきもうひとつの時代がアールヌーボーであり、1901年のバレットの付いたこのペンダントブローチウォッチはその渦巻装飾がダイヤモンドで際立っています。1911年に発表された角が落とされたレクタンギュラ―型のモデルは、プラチナ製でダイヤモンドで飾られ、メゾンの尽きることのない創意を証明しています。』



――アールデコの時代はどのような影響を与えましたか?
『この時代は、ヴァシュロン・コンスタンタンが貢献した、豊かな創造性に特徴付けられます。1920年代、アールデコという表現はすぐには使われず、当時1925年様式と呼ばれており、メゾンは1925年パリで開催された現代産業装飾芸術国際博覧会以降アールデコ様式を取り入れました。
20世紀初頭に流行したエナメルが施されたチェーン付のハンター懐中時計は、幾何学的なフォルムとモチーフに変わっていきました。時計のシルエットも多様化し、無駄のない厳密なラインから、次第に楕円形や長方形、正方形または彫刻されたものとなり、その多くが対称的なフォルムで2つの色合いのジェムセッティングが施されていました。この時代は沸き立つ創造性で溢れ、1923年のヴァシュロン・コンスタンタンのモデルはこの流行を取り入れた顕著な例で、ホワイトゴールド製ケースにはダイヤモンドとサファイアがあしらわれた6角形の文字盤が備わっています。これらのジュエリーウォッチは、日常や華麗な社交パーティーなどいかなるシーンでも時刻が読み取れる必要があった女性たちのために、より控えめなモデルにも対応しました。メゾンは、1929年の18個のルビーのカボションが施されたホワイトゴールド製の“サプライズ”時計に代表されるように、複数の懐中時計を製作し続けました。』



――では、貴石が主役となるのでしょうか?
『その通りです。ベゼル、彫刻またはエナメルが施された模様の曲線を強調するために用いられるのではなく、装飾の一部として不可欠なものとなったのです。こうしてケースは可能な限りシンプルなものを採用し、その輝きを最大に引き出す方法で宝石の荘厳さを際立たせます。「キャラ」のラインは、ダイヤモンドの輝きを讃えるために創作されました。』




【技術データ】
グランド・レディ・キャラ
リファレンス・ナンバー: 1208J/118G-H094
予定価格:219,120,000円 (税込み)
発売中

キャリバー・ナンバー:1212(駆動方式クォーツ)
ムーブメント・サイズ:直径11.3mm (4’’’7/8) × 厚さ2.5mm
振動数:32.7 HZ
部品数:85
石数:6
表示: 時、分
時計のケース:18Kホワイトゴールド
ケースサイズ:19.4mm × 30.1mm/厚さ8.3mm
・12個のエメラルドカットダイヤモンドを全面にセッティング(約6.90CT)、プロングセッティング
・ストラップ相互の換装が可能なインターチェンジャブルシステム
文字盤:14個のエメラルドカットダイヤモンドを全面にセッティング(約1.54CT)、プロングセッティング
・18Kホワイトゴールドの時分針
ブレスレット:105個のエメラルドカットダイヤモンドを全面にセッティング(約24CT)、プロングセッティング


装飾品:18Kホワイトゴールド
サイズ:16.8mm × 30.1mm、厚さ8.3mm
・14個のエメラルドカットダイヤモンド(約10.82CT)とGIA(米国宝石学協会)の承認を受けた1個のエメラ
ルドカットダイヤモンド(2.00CT 以上)、プロングセッティング
・ストラップ相互の換装が可能なインターチェンジャブルシステム
ソートワール:白いシルクのネックレス
・112個のアコヤパール
・50個のオニキスのビーズ
・1個のオニキス
・16個のブリリアントカットダイヤモンド(約0.33CT)、ビーズセッティング
・長さ85CM
ソートワールのバックル/クラスプ:18Kホワイトゴールド
・88 個のブリリアントカットダイヤモンド(約0.67CT)、ビーズセッティング
・1個のオニキス
タッセル:18Kホワイトゴールド
・長さ51mm
・18個のブリリアントカットダイヤモンド(約0.31CT)、ビーズセッティング
・87個のアコヤパール
・1個のオニキスのビーズ
・1個のオニキス
・ストラップ相互の換装が可能なインターチェンジャブルシステム
ダイヤモンド総数:268個のダイヤモンド(約46.65CT)最小カラット数を保証
・中央の GIA(米国宝石学協会)の承認を受けた1個のエメラルドカットダイヤモンドを含む(2.00CT 以上)
ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック限定モデル



【お問い合わせ】
Vacheron Constantin
0120-63-1755(フリーダイヤル)