人生初のオフ会参加 by DWB

 By : Guest Blog

こんにちは。ゲストブロガーとして今回が2回目の投稿となります、DWBです。
初投稿の"独立系の現在”では予想以上のアクセス数があり、多くの方に読んでいただきました。
お読みくださった皆様には大変感謝申し上げます。

さて、私はこの度U25時計愛好家グループ“CWYE”によって開催された関東オフ会に初めて参加してまいりました。九州は福岡から東京まで(私にとっては)長旅となった今回の遠征。お互いに顔も本名も分からないメンバーの方々とお会いするわけですので、かなりの緊張感の中、今回の集合場所である巨大迷路のような東京駅へ向かったのです…。


[オフ会参加まで]

私がU25時計愛好家グループ”CWYE”(以下 CWYE)の存在を知ったのは、現在から半年以上前のことでした。リアルタイムに情報が発信されるSNS”ツイッター”を利用し、ブランドの公式アカウントをフォローするなど、時計に関する様々な情報を得て楽しんでいました。そうする中で偶然にも発見したのがCWYEだったのです。

技術系の学校に通う私ですが、何と言っても悩みなのが「時計という共通の趣味を持つ友人がおらず、マニアックな趣味の共有が極めて困難」である事。このような状況の中で、趣味を共通出来るコミュニティの存在は本当に素晴らしいものであると思うのです。

私がCWYEの魅力の1つだと思うのは、東京や大阪、名古屋などの各都市でオフ会を開催しているという事です。共通の趣味を持つ人が実際に会って、時計談義に花を咲かせる…。これこそ私の思い描いた理想郷ではないでしょうか!”離れ”に居る私は、テーブル上に所狭しと並ぶ時計と、それを囲むメンバーの方々の姿を、羨望の目で見つめ続けていました。
しかし、オフ会に行かずともメンバーの方々と交流できるのはSNSの最大の魅力でしょう。
お互いに情報を発信し合って相手を知り、理解することで、そこから人脈などを通じて新たな関係が生まれています。これは情報通信技術が発達した現代を生きる我々だからこそ可能な事です。CWYEの情報は1つの#(ハッシュタグ)によって繋がり、それを共有できる環境がある事は、我々の生活をより良いものにしてくれます。

私はメンバーの方々から様々な情報を得ていくことにより、結果的に多くの発見があり、沢山の良い刺激を受けました。自分とおおよそ同世代であるにも関わらず、実際に仕事として時計を修理・組み立てを行われている方や、雲上ブランドの作品をいくつも所有されている方など…。そんな方々と是非一度お会いすることができたなら、日々の生活だけに限らず人生までもに良い刺激を受けるかもしれないと思いました。

そう思い続ける中、オフ会に参加できる良い機会を得ました。開催地は東京。九州からは遠方かと思いましたが、私が夏季休暇期間中だった事もあり、すぐに参加を決めました。前述しましたが、参加されるメンバーの方々はSNS上で面識はあっても、実際にお会いしたことはありません。初参加の高揚感に勝っていたのは緊張感だったのですが…。

そんなわけで私は出発当日を迎えました。

 

[いざオフ会へ]

前置きが長くなりましたが、いよいよ出発です。約半年ぶりの東京。この都市の風景は来るたびに変化し、革新に満ちていると思いました。

集合時刻は18時。私は足早に1人で、ではなく2人で集合場所まで向かいました。というのも、オフ会参加日当日の午後からSNSで知り合った時計愛好家の方が、浅岡肇さんの時計製作に携わっている方と若い時計技師の方にお会いできる貴重な機会をつくっていただいていたのです。そこで若い時計技師の方にCWYEのオフ会を紹介したら、「飛び込みで参加してみたい!」という事になり、急遽参加が決定した、というわけです。

集合場所に到着したものの、早速迷ってしまいます...。我々は”イイ時計を着けている若者”を目を凝らして捜し、無事にCWYEのメンバーの方々とお会いすることが出来ました。また、今回のオフ会に取材に来られたウォッチメディアオンライン編集長のa-lsさんにもこの時初めてお会いしました。
因みに九州在住メンバーの参加は、私が初めてのことだったそうです。

お店に到着するや否や、各自が持参した腕時計をテーブル上に並べ始めます。他の方も感じられているかと思いますが、これは他人から見ると異様な光景です(笑)。まずは簡単な自己紹介をし、お互いを認識したところでオフ会がスタートしました。

●テーブルに並んだ時計の集合写真

所狭しとテーブルに並んだ時計を眺め、手に取りながら時計談義。メンバーの方々が所有されている時計は幅広い価格帯ですがどれも良いものばかりです。自らでお金を稼いで購入したものや家族から受け継いだもの、修理して再び蘇ったアンティークなど、そのカテゴリは実に様々です。

私が持参した時計は、母から受け継いだロンジン・クロノグラフ、曽祖父が大切に所有していたウォルサムの懐中時計、自分で修理したオメガのアンティーク、文字盤を自作した孔雀を描いた時計の、計4本です。中でも孔雀文字盤は好評をいただく事ができて、とても嬉しく思いました。

色々なこだわりの時計を見せていただきましたが、その中でも粋な一本、ウォルサムの腕時計です。古き良きアメリカ時計の象徴とも言えるムーブメントの装飾は、現代の高級機に引けを取らない美しい仕上がりでした。非常に状態が良く、後世にも残したい1本だと思います。私のウォルサムも、大切にしていきたいですね。

●ウォルサムの懐中時計と腕時計のツーショット

しかし、a-lsさんの時計コレクションには驚かされたものです。ケースの中から希少なモデルが次々と出てくるのですから!

●ランゲ&ゾーネのツーショット


皆さんの会話は時計だけにとどまらず、仕事に対する考えや将来的な話、ビジネスなど、聞いているだけでも為になるような話をされていました。各個人がビジョンを持ち誠実なお仕事をされていると思い、感心した次第でした。

余談ですが、私はこの日CWYEの九州担当の広報部員に任命されました。
現在CWYEでは大阪、東京の各都市に広報部の方がおり、時計店などにグループのPRをするなどの活動を積極的に行なっています。現在は会員の方が少ない九州を盛り上げていきたいと思っています。記念に委員長さんとリストショットをさせていただきました。

●ウブロ、孔雀のリストショット

最後にオフ会恒例(?)の参加者全員でのリストショット!活気に満ちた時計愛好家の方々と過ごした時間は一瞬でした。こうして私は人生初のオフ会参加を、最高の形で終えることが出来ました。

●全員のリストショット

 

[オフ会を終えて]

今まで、SNSの写真を羨望の目で見つめていたオフ会に実際に参加して実感したのは、シンプルですが、「オフ会は本当に心の底から楽しめるもの」である事です。共通の趣味を持った同世代の方々と、自分が大好きな時計について語り合う..。これほどに充実し、有意義な時間は他にありますでしょうか?

CWYEに入会して以来「人生が変わった」と言っても過言ではないくらい、多くのことを知り、良い刺激を受け、それを実際に人と会うことで初めて実感しました。従ってCWYEの存在には感謝してもしきれないのです。

私は、これからもこの最高のグループに貢献していきたいと思っていますので、これからも宜しくお願い致します。

最後までお読み下さいましてありがとうございました。