ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ オーナーの会」~第一回を開催 by yt_cayenne
By : Guest Blog11月初旬、都内某所で「オーヴァーシーズオーナーの会」を開催しました。
ヴァシュロンコンスタンタンのスポーツモデルとして人気のオーヴァーシーズですが、ノーチラスやロイヤルオークといったいわゆる"ラグスポ"と呼ばれるグループの中では少し影の薄い存在。
そんなオーヴァーシーズの良さを熱く語り合ってみたい!と思い、オーナーの方々にお声がけさせていただきました。
まずは本家オーヴァーシーズ。
オーヴァーシーズ・デュアルタイム・エベレスト(Ref.7910V)
いきなり「エベレスト」登場です。
こちらのモデルは2021年に発表された限定150本のモデルですが、現行オーヴァーシーズの原型となったプロトタイプを復刻したもの。
私がオーヴァーシーズの虜になったのも、登山家のコリー・リチャーズがデュアルタイムのプロトタイプを着用している姿を見て(もちろん写真ですが)一目惚れしたのが始まりでした。
デュアルタイム・エベレスト(Ref.7910V)と私のデュアルタイム(Ref.7900V)
インターチェンジャブルストラップは今でこそ普通になりましたが、オーヴァーシーズは先駆け的な存在。オーナーの皆様も様々なストラップをオーダーして季節に合わせて楽しんでいるようです。
また、世代別の顔があるのもオーヴァーシーズの特徴ですよね。
第一世代第二世代の顔が好き、という方も多いようです。今回は第二世代と第三世代、デュアルタイムが揃いました。
左から第二世代デュアルタイム(Ref.47450)、デュアルタイムエベレスト(Ref.7910V)、第三世代デュアルタイム(Ref.7900V)
オーヴァーシーズを語る上で外せないのが「222」。
ヴァシュロンコンスタンタン222周年を記念して1977年に制作されたこのモデルがオーヴァーシーズの原型になっていると言われています。
この日はなんと、時計愛好家・山田レオン氏の222コレクションにお目にかかれました。
オリジナル222(左:Ref.46004、右:Ref.46003)
写真左の222にはサウジアラビアの国章が入っており、大変貴重な個体である事が伺えます。
2022年にはこの222が復刻され話題を呼びましたが、なんと!オフ会直前でご納品となったそうでお持ち頂けました!
2022年発表のヒストリーク222(Ref.4200H)
ブレスの作りも、薄さも素晴らしく、復刻と言えども進化している印象。イエローゴールドの色も色味を抑えた上品なゴールドで圧倒的なオーラを放っていました。
新旧222が4本も揃うなんて、こんな素晴らしい事あるのでしょうか。
この場にいれた事を幸せに思います。
222ファミリー
「オーヴァーシーズの魅力は?」というテーマでのディスカッションになった際に、オーナーのみなさんは口を揃えて「目立たない事」と答えていました(笑)。
他の人気ラグスポに比べると気付かれる事はほとんどなく、シーンを選ばず使える事が魅力だと感じている方が多いようです。逆に気付いてくれる人は本当に時計を愛している人が多く、実際にこの時計から素敵な出会いがあったという方も。
三大雲上ブランドと言われながらもこの控えめな性格が愛される所以かもしれません。
他のブランドについても精通されている方が多かったのも印象的で、純粋に「時計愛好家に選ばれる時計」と感じました。
また、ヴァシュロンコンスタンタンと言えば世界最古のメゾンとして知られており、王族の時計を制作していたという歴史があります。この日の会でも、オーナーの特注に応えるビスポーク「レ・キャビノティエ」によってグリザイユ・エナメルで描かれたフェルメールのユニークピースや、ヴィンテージ・モデルが集まったのも(上の写真の2列目)、さすがヴァシュロンという感じです。
今回集まった時計たち
今回は初の試みでしたが、同じ趣向の仲間が集まれたことで、とても楽しい時間を共有できました。
残念ながら日程が合わなかった方もいらっしゃったので、次回は全世代・全シリーズ揃えて開催したいところです。
第二回、オーヴァーシーズ会もしくは、ヴァシュロン会も考えておりますので、お仲間の方々、是非次回の参加をお待ちしております。
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ヴァシュロンオーナーの集まりは少ないイメージですので、どんどん開催して交流の場を増やしていってください。