Manufacture Royale ロイヤル・ビスポーク@ジュネーブ

 By : CC Fan
既にニュースとして掲載していますが、マニュファクチュール・ロワイヤル(Manufacture Royale)がクライアントからのリクエストを基に、テーラーメイド(カスタム仕様)のタイムピースを製作するロイヤル・ビスポーク(Royal Bespoke)という取り組みをスタートしました。

ジュネーブのSIHH期間中にボー・リバージュ(BEAU-RIVAGE Geneve)ホテルで行われるクラノロジー・ラボ(CROWNOLOGY LAB)にて先行公開された様子をレポートします。
とは言っても、SIHHの後、ケンピンスキーホテルのカベスタンに寄ってから、21時前後にアポも取らずに押しかけたので閉まっていることを覚悟していましたが、幸運にも"別のアポイントを待っている"という状態だったので、お願いして実機だけ撮影させていただいて引き上げました。



今年のキービジュアル。









ブランドを代表するアンドロジーン(Androgyne)トゥールビヨンのユニークピースの例。
ケースや針のみならず、ムーブメントの構成要素の色も変更できるようです。







文字盤上に脱進機を可視化したGMTウォッチ、オート・ヴォルティージュ(Haute Voltige)のユニークピース。
驚くべきは文字盤や針だけではなく、可視化されたテンワの色までカスタムすることができることです。
昨年の展示で伺ったところ、アルミニウム製のテンワにアノダイズド(陽極酸化被膜)処理で色を付けているそうで、この製法であれば比較的自由に色が選べると思われます。





6秒と60秒の異速度ダブルトゥールビヨンを備えたミクロメガス(1770 Micromegas)のユニークピース。

結局のところ、究極の顧客満足を追求すると自分の好みを100%反映できるユニークピースに行きつくのかもしれません。
しかし、これは顧客側にも相応のセンスが求められなかなか"手強い"取り組みではないでしょうか。
個人的にはクラーレもチャペックも"小変更"レベルのユニークピースになりましたが、"なんでも自由にやっていいよ"というのが果たしてできるか…というのはわかりません。

最後に会場の様子でも。



いくつかのキービジュアル。





ルイ・モネ(Louis Moinet)は残念ながらすでに閉まっていました…



クラノロジー・ラボ。

遅くの訪問にもかかわらず、対応いただきありがとうございました!

関連 Web Site (メーカー・代理店・販売店)

Manufacture Royale
http://www.manufacture-royale.com/

Collection
http://www.manufacture-royale.com/collection/

Noble Styling Inc.
http://noblestyling.com/