BaselWorld 2019: バーゼルで見かけたちょっと気になる時計 その1

 By : KIH

今年のバーゼルには「Incubator コーナー」と呼ばれる場所があり、そこにはスタートアップかそれに近いブランドがブースというよりは、「屋台」を並べているようでした。

Incubator、という言葉は「保育器」というような意味があり、ベンチャーキャピタルなどの世界では、「育てる人、場所」のような意味でも使われます。

もちろん、なんとも理解できない時計も(あるいは、これは時計か? と思われるものも)ありましたが、気になる時計もいくつかありました。もちろん、Incubatorコーナーの外でもそのような人たちはたくさんいて、すでに名は知られているのにブースも出さず、いろんな知り合いに自分の時計を見せて歩いている人も大勢いました。

ちょっといくつか紹介していきたいと思います。

1つ目はこちら。
「Montres Karsten Frassdorf」
どうも見たことある人だな、と思ったら数年前のバーゼルで確か「Leroy」というブランドですごい時計を作っていたような・・・。

2015年のバーゼルでした。







当時のKarstenさん。

こちらが、確か鎖引き、エナメルダイヤル、ハンターケースで個人的には非常に期待しいたところでした。。







「あの時計はどうなったの?」と聞いたら、「株主の気が変わってプロジェクトは中止になった」そうです。
時々あるんですよね。時計ブランドの出資者にみんな流行か名声か趣味かわかりませんが、なりたがるんですが、結局時計が好きじゃない人が多いので(お金が好きだから時計を投資の対象としてしか見ていない人)、儲からないとすぐに気が変わって売れるものを作れ、できたらもっと売れ、となることが多いんです。私には縁のない話ですが。。。


早速時計を。




ちょっとダイヤル側に「見せる」トゥールビヨンが大きい気がしますが、よくできています。





Karsten Frassdorf氏ご本人。どっかで見たことある気がしたんですよね。

今回は、だれにもお金を出してもらわず、自分のお金で始めたそうです。それが一番かもしれませんが、それはそれで、売れないと生活に困りますよね。売れる時計のような気がしますけどねえ・・・。

今後注目したい独立系ブランドです。