JeweLuxe - シンガポールでの独立時計師ばかりの展示会報告 最終回 - クロックブランド
By : KIHさて、JeweLuxeイベント報告も最終回です。今回は、クロック、すなわち置時計ブランドをご紹介します。
まずは、ミラノから来た、Meccaniche Orologi Milano。
丸を基調にした美しいデザインですね。さすがミラノ。
インテリア雑誌にも載るほど。すなわち、オーナーの趣味に合わせて外見をカスタマイズするのです。基本的に「振り子時計」の形式ですね。あとは、輪列が見事に直線に。ギアの丸と輪列並びの直線との組み合わせがさすがはイタリアデザイン、と思わせます。
こういった、板張りの壁にも合わせられます。イタリアデザイン、見事です!
Website: www.mecchanicheorologimilano.com
続いては、ヨルグ イセック (Jorg Hysek)がデザインし、シンクレア ハーディング(Sinclair Harding)が作った、というシリンダー型のデジタルクロック。
Jorg Hysek氏の息子のキムさん。
Sinclair Hardingの Robert (ボブ)Brayさん。
このレバーを左右に動かして巻きます。8日間パワーリザーブ。
「時の柱」と名付けられた作品。
では、時間が変わるところをご覧ください。会場で相当いじられていたので、ちょっと不具合に見えるところもありますがご容赦ください。
よく見えません? だいたい、48,000(シルバー左)から51,000(ゴールド右)スイスフラン、です。意外と、ですよね。
Sinclair Harding さん、というか、ボブさん、相変わらず素晴らしいクロック作りです。
Website: https://www.clockmakers.com/
今回、このイベントには初めて参加しましたが、独立時計師に力を入れているシンガポールらしく、さすがだと思いました。もちろん、超有名人の重鎮たちは来ていませんでしたが、それでもスイス以外というテーマでの、わが日本を代表する菊野さんよような時計師たちの素晴らしい作品たちが一堂に集まるのは、バーゼル以外(バーゼルに出てこないAHCI会員やその他独立時計師だっていますし)ではここくらいでしょう。日本でもこういうイベントがあるといいのに、と切に思いました。みなさんはどう思われたでしょうか?
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