グランドセイコー 2021年新作総まとめ~実機画像レビュー#1

 By : KIH


さて、2021年もあっという間に終わりつつあるが、セイコーウオッチさんのご好意で、本年のセイコーならびにグランドセイコーの新作の実機を順次紹介していこうと思う。すでに今年前半に紹介済みのものもあるが、今回、あらためて今年の流れをまとめる意味で、再度掲載したものもあることをご了承いただきたい。


まず第一弾として、今年2月に発表されたグランドセイコーの新しいムーブメント、9SA5を搭載したSeries 9 及び140周年記念モデルと、同じデザインコンセプトで発表されたスプリングドライブを搭載したモデルを紹介しよう。

1.SLGH005
「白樺」の愛称で知られるこのモデルは、GPHGのメンズウォッチ部門での大賞や、グッドデザイン賞を受賞した。ダイヤルの質感は実機を見ると抜群である。もちろん、すでに入手された方も多いと思うが、あらためて実機を手にすると受賞もうなずける。

過去の記事:
https://watch-media-online.com/news/4008/
https://watch-media-online.com/news/4899/
https://watch-media-online.com/news/4968/




最新の9SA5キャリバー。今後の発展も期待される。


特に海外での人気がものすごいそう。確かに、筆者の海外の時計友達も多くが発表と同時に入手していた。このダイヤル細工の妙が海外でも通用するということだろう。秀逸である。

このモデルからインデックス形状が変わっていることに気づくだろう。特に12時のインデックスが特徴的だ。


2.SLGH007
こちらは、Series 9、140周年記念のプラチナケースモデル、「木目」をモチーフとした文字盤のモデルである。限定140本。キャリバーはSLGH005と同じく9SA5。

過去の記事はこちら:
https://watch-media-online.com/news/4037/


プラチナケースでこの文字盤は、手首での存在感は抜群だ。新しいデザインは、時針が太くなっていることにも注目。






3.SLGA008
ここから2つは、同じく140周年記念で同じデザインコンセプトながら、スプリングドライブのモデルである。

過去の記事:
https://watch-media-online.com/news/4693/


こちらは、「年輪」というイメージであるが、デザインは上記SLGH007と同根である。




世界限定140本。スプリングドライブは特に海外での人気はすごいようだ。


4.SLGA007
こちらは、ステンレスケース、世界限定2021本。文字盤模様は似ているが、モチーフは諏訪湖の水面である。キャリバーは、自動巻きのスプリングドライブ9RA2。

過去の記事:
https://watch-media-online.com/news/4693/




写真ではわかりにくいかもしれないが、見事に水面を表現した文字盤である。

最近のグランドセイコーは、文字盤に工夫を凝らしたモデルが多い。非常に日本的なデザインばかりで、日本人の心もくすぐるし、セイコーファンの海外のコレクターの心もがっちり掴んでいるようだ。

[実機画像レビュー#2]へ続きます。。。





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