グランドセイコー 2021年新作総まとめ~実機画像レビュー#4(最終回)
By : KIHさて、今回でグランドセイコーの2021年新作の実機レビューはとりあえず最後となる。しかし、今後も年内にいくつか新作の発表があるのではないか、という気がしている。。。
最後にお届けするのは、これも先月発表した少数限定モデルと、ニュースリリースは出ていないが、興味深いモデルである。
1.Elegance Collection限定モデル - 垂り雪(しずりゆき) - SBGY008
18Kピンクゴールドケース38.5㎜径、60本限定。ケースサイドには53個のダイヤモンド(計0.38カラット)
キャリバー9R31
信州の幻想的な冬景色「垂り雪」を表現した情緒あふれるデザイン。
プレスリリースはこちら。
2. Elegance Collection - SBGX347, SBGX349
これは、ユニセックスモデルと言ってもいいだろう。男性も女性もできるサイズ。今の時計として、非常に微妙な、ある意味「谷間」となっているサイズ、34㎜のグランドセイコーである。年寄なので昔の話をすれば、34㎜の時計を男性が普通にしていた時代があったのである。時計のサイズというのは、流行だ。小さい時計が売れる時もあれば、大きい時計が売れる時もある。それに、体格によって選べる時計が限られる場合だってあるだろう。この34㎜というのは、現代の欧米人男性には厳しいかもしれないが、日本人(註: 日本以外のアジアでは大きい時計の方が人気である)男性にとっては、「お、意外と」と思えるサイズだと思う。
そのサイズのモデルをさりげなく出しているグランドセイコーは流石だと思った。一応、グランドセイコーのホームページには、女性を中心とした宣伝ページがあるが、各モデルのページには男性がしている写真もある。
私も手首は細い方である。今でこそ、がんばって42㎜の時計も持ってはいるが、正直38mmとか、36㎜とかが懐かしい。34㎜も意外と行ける、と実機を腕にしてみて正直思った。これは、あり。
日付なし、年差10秒のシンプルな34㎜クォーツ、いいと思う。
SBGX347
SBGX349
34㎜は私の手首にはちっともおかしくない。
で、ここで私がしていた、SBGW259とのペアショットを。色も似ているし、どうだろうかと思って。
259は38㎜。十分日本人サイズだと思っていたが、この写真だと意外と大きい。これを見ると、34㎜という自分が持っていないサイズがますます気になってくる。
さて、数回に分けて2021年グランドセイコー新作の実機レビューをご覧いただいた。もちろん、限定モデルもあり売り切れているものもあるとは思うが、いま思い返してどれが一番印象に残っただろうか?
続けて、2021年セイコーの新作実機レビューをお送りするので楽しみにして欲しい。。
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