Patek Philippe 2017新作~実機レポート②

 By : KITAMURA(a-ls)
実機レポート①と銘打ったのに
https://watch-media-online.com/blogs/541/
 
「休憩にもほどがあるのでは」と(笑)、お叱りを受けての再開。
そうこうしているうちに、カミネさんの新作紹介レポートもスタートされましたので、
https://watch-media-online.com/shop_news/567/

重ならないようにきをつけつつ、まずはコチラから。




スプリットセコンド・永久カレンダーの 5372P。
これまで同じ機構のものでは5004や5204という、伝統的パテック王道フェイスのイメージが強いので、ムーンフェイズが上にあるこのデザインに軽い違和感を覚える向きもあるようだが、搭載キャリバーは、パテック・フィリップ初の自社クロノグラフ・ムーヴとして名高い、そう、あの名機5959で2005年にデヴューした「CHR 27-525 PS Q」ということを知ると、印象もだいぶ変わるのではないだろうか。
角型の5950シリーズや、レディースの7059を受けての、メンズ・ラウンドケースへの転身。
もともと小型・薄型にこだわったムーブメントゆえ、永久カレンダーモジュールを載せても38.3mm径というジャストサイズに収まっている。


モノプッシャー、60分積算。



”顔が違う”と言われ賛否両論だった5524 カラトラバも、入手に数年を待たなくてはならない人気機種になったように、このモデルもパテック フィリップの新しいジェネレーションを牽引するのではないだろうか。




そして5320G。
自動巻き永久カレンダー、センターセコンド、そして夜光仕様の30年代風ヴィンテージ針とインデックス。



パテック フィリップが”コンテンポラリー・ヴィンテージ・スタイル”と して発表した新機軸のパーペチュアルカレンダーである。

同じキャリバーを積む5496と比較してみても、そのデザインの振り幅の多様さがうかがえる。



クリーム色のラッカーダイヤルなど、懐かしさを感じさせる一方で、最新の工作技術の粋を極めた三段のラグなど、3世紀に近い歴史を持つパテック フィリップならではの造形美の凝縮。もしかしたらこのラグの三重のステップが3世紀分のジェネレーションを紡いでいるという比喩そのものなのかもしない。




続いては5396Rからの2種。



アドリア海あたりの欧州の海の色を思わせる様な独特の輝きと深みを持つ青文字盤を搭載した新作。

バーインデックスとダイヤインデックスの2種が発表されている。






青ダイヤルと言えば、5170Pにもブルーが登場した。
前任機5070が、最後にブルーダイヤルのプラチケースを出して、その歴史に幕を引いたことを思い出す・・・。





色味的には、5070よりも濃いブルーのように感じる。

5170ファミリーも、これが最後なのかどうなのか?
謎を秘めたブルーである。



さて、残す大きな括りは、
豊作だったレディースと、エナメルなどのワンオフ系、
そしてカミネさんもご指摘されていたキャリバー240の40周年バリエーションと、
いくつかのサプライズ・モデル!!
なのだが・・・、






ここでまたちょっと休憩(笑)