ヴァシュロン・コンスタンタン 「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド・モノプッシャー・クロノグラフ」~WATCHES&WANDERS 2022新作からの私的注目作その①

 By : KITAMURA(a-ls)


今月5日に幕を閉じたWATCHES&WANDERS 2022だが、形骸化したバーゼルワールドからの移籍参加組や独立系ブランドの隆盛を裏付ける幾つかの新参加などもあって、出展ブランドの総数はかなり増えた。そのため、ここまでWATCH MEDIA ONLINEで紹介した新作も実はまだ全体の5~6割ではないかと思う。
なので、まだまだ振り返り企画ができるような状況でもないのだが、発表当初から気になっていて、あとでフィーチャーしようと、あえて紹介から外してあった新作がいくつかある。
あまり先に引っ張ってしまうのも如何かと思うので、まだ道半ばではあるものの、私的な注目作品をいくつか挙げていきたいと思う。


その第一が、ヴァシュロンコンスタンタンの「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド・モノプッシャー・クロノグラフ」だ。

SIHHの時代から、ヴァシュロン・コンスタンタンはレ・キャビノティエ・コレクションとして、実験的ともいえる超絶な複雑機構のピースを数パターン提示してきた。だが今年は、すでに紹介したように、レ・キャビノティエ部門が、海と海にまつわる神話の世界に焦点を当てエナメルなどの文字盤技法を極めた新しいテーマの連作シリーズ"レ・ロワヨール・アクアティック(水の王国)"に注力したためか、純然たる複雑機構のレ・キャビノティエのピースとしては、この作品が唯一のものとなる。



個人的なイメージだが、ムーブメントの設計思想において、マニファクチュールとしてのヴァシュロン・コンスタンタンは群を抜いていると感じている。この作品はまさにそのことを実証しているかのような新キャリバーを積んでいる。
トゥールビヨンを前提としたモノプッシャー・スプリット・セコンドを搭載し、さらにミニッツ・リピーターを付け、その機構を直径33.3㎜、厚さにいたってはわずか10.4㎜の中に、698個もの部品として収めたのである。
その製作工程にどれほどの困難があったかは、このピースの"顔"に現れている。不可思議なアシンメトリーのサブダイヤルが3つ。輪列図を見ていないので断言はできないが、機械のコンポーネントを優先しつつ、それぞれを最善の位置に配置した結果、このようなフェイスになったと想像できる。
正直なところ、第一印象ではあまりしっくりこなかったこのフェイスだが、プレスリリースを読んで想像を逞しくしていくうちに、困難を可能にするための作業の結果として誕生したこの天命的な配材が、実に想いのこもったデザインに思えてきた。
例えるなら、まるであの岡本太郎が『心身がひっくり返るような発見をした。ものすごい、こちらに迫ってくるような強烈な表情』と評した、あの縄文文化の土偶群の表情にも似た、強烈な力強さを感じ始めたのだ。
しかもこの文字盤にも高度な工芸技法が存分に施されている。スイスのウォッチメーカーが縄文式土器を知っていたとは思えないが、念がこもるほど集中を傾けた造形の距離はしばしば近づくもののである。もちろんそれは妄想だけれど(笑)、個人的にWATCHES&WANDERS中で最も印象的なピースであったことは間違いない。
ではプレスリリース全文をお読みください。






「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド・モノプッシャー・クロノグラフ」~レ・キャビノティエ部門から誕生した傑作



新しい手巻きムーブメント、自社製キャリバー2757が時を刻むユニークピース「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド・モノプッシャー・クロノグラフ」は、ヴァシュロン・コンスタンタンが複雑時計で築いた偉大な伝統を受け継いでいます。オートオルロジュリーに対し、創意あふれるアプローチを貫くマニュファクチュールは、ひとつのトゥールビヨン・ウォッチにミニット・リピーターとスプリットセコンド・クロノグラフを組み込みました。複雑でめったにないこの組み合わせは、これまでは懐中時計の分野で使われてきましたが、基本的には特注で作られた1点物でした。今回発表するこのモデルは、その技術的な難しさに加え、美しいデザインやダイヤルの視認性にもこだわり製作されました。


レ・キャビノティエのこのユニークピースに、トゥールビヨン・ムーブメントで動く複雑時計の中にミニット・リピーターとスプリットセコンド・クロノグラフを組み合わせて搭載するという困難な挑戦に取り組んだのは、メゾンの熟練職人たちです。

ベースとなるミニット・リピーター・ムーブメントにスプリットセコンド機構を加えて一体化したこのキャリバーの構造には、技術的な偉業が表されています。トゥールビヨンとこれらの複雑機構の組み合わせは、懐中時計の分野では使われてきましたが、腕時計ではほとんど使われることはなく、ヴァシュロン・コンスタンタンが腕時計で初めて実現したものです。無駄のないダイヤルのデザインや視認性の高いクロノグラフ機能。トゥールビヨンが見えるのはケースバック側からのみで、ダイヤルは、オフセンターの時刻表示やクロノグラフの積算表示がセンターに軸を置く2本のクロノグラフ針を引き立てます。ミニット・リピーターの存在は、ケース左側に位置するミニット・リピーターのスライドボタンによって明らかです。美しいデザインと装飾に注がれた細部へのこだわりや配慮は、メゾンが2022年に掲げるテーマ「美の構造」を見事に体現しています。



2世紀に渡る専門技術
ヴァシュロン・コンスタンタンは、1819年にインディペンデント・デッドビート・セコンドとクォーター・リピーター機構が備わる懐中時計を製作しました。当時、初めてとなったこのタイプの時計は、メゾンのプライベート・コレクションに収められています。センター秒針が1秒刻みでジャンプしながら進むデッドビート・セコンドは、短時間の計測に重要な役割を果たします。時計職人は、この独立した秒の仕組みをギアトレインの追加によって作り上げ、18世紀の終わり頃にクロノグラフの原型と考えられる機構を開発しました。
そうした装置のおかげで、時刻表示を妨げずに秒針を停止することができるようになりました。スプリットセコンド・クロノグラフは、同軸に配された2本の秒針のうち、2番目の針だけを停止して中間タイム(スプリットタイム)の計測ができ、計測を再開すると2番目の針が1番目の針に追いつく機構です。スプリットセコンドが初めて導入された1831年の機構では1本針でしたが、1838年には2本針になりました。
ヴァシュロン・コンスタンタンは、これらの機構をさっそく当時の懐中時計クロノグラフに採り入れ、1889年に製作されたスプリットセコンド・クロノグラフを搭載した時計が、ブエノスアイレスの競馬愛好家に発送されたことが確認されています。




新しい手巻き自社製ムーブメント:キャリバー2757
ヴァシュロン・コンスタンタンの時計職人たちが開発した手巻きムーブメントのキャリバー2757は、698個の部品から成り立っています。このような部品点数の多さは、時計製造の複雑さを物語っています。グランドコンプリケーションの分野であっても、キャリバーはシンプルな設計のものが多く、これよりかなり少ない部品でできています。



時計職人たちは、この極めて高度な技術を駆使して、直径33.3㎜、厚さわずか10.4㎜というコンパクトなサイズのムーブメントに各種の複雑機能を組み込み、気品をもたらすことに挑戦しました。



毎時1万8000回(2.5 Hz)で振動し、約60時間のパワーリザーブを誇るキャリバー2757は、クロノグラフ機能による微小な時間の計測は5分の1秒刻みで行うことができ、計測値はミニッツトラック間の目盛りで読み取れます。ダークグレーのダイヤルは、スプリットセコンド・クロノグラフの視認性を最大限に高めるためにデザインされているのも特徴です。時分表示のサブダイヤルは左側にオフセットされ、クロノグラフの30分積算計は、ダイヤルに生まれたスペースを生かして2時位置に目立つように置かれています。さらに、6時位置のスモールセコンドが時計の作動状態を示すのと同時に、クロノグラフ機能用の2本のセンター秒針のために十分なスペースが確保されたデザインになっています。




高性能クロノグラフ
ムーブメントの構造、特にクロノグラフ機能は、まさに性能を追求したものです。多くの偉大な発明が過去のものとなってしまった時計製造の世界では、革新はしばしばキャリバーの動作を最適化することで成り立っています。このアプローチは、ムーブメントの開発から始まり、新しい素材の使用へと続いていきます。キャリバー2757にもこのアプローチが反映されており、スプリットセコンド・クロノグラフのプレートが特別に設計され、部品の綿密な配置によって効率性が確保されています。



キャリバーが薄いにもかかわらず、ボリュームが最適化されているのは、新しい素材が採り入れられているからです。輪列の歯車のいくつかは、チタンもしくはニッケル-リンで作られ、歯形はヴァシュロン・コンスタンタン特有の形状になっています。目的は、クロノグラフ秒針の針ずれが生じないように歯車の噛み合わせの改善にあります。



スプリットセコンド機構の一部レバーやインシュレーターには、超軽量で注油不要のシリコン素材が用いられています。このような重量と摩擦の抑制は、香箱から供給されるエネルギーの損失を軽減し、クロノグラフ機能が作動させた状態でも50時間というパワーリザーブを維持することができるのです。



短時間の計測には極めて高い精度が要求される機能のため、ヴァシュロン・コンスタンタンの時計職人たちは、クロノグラフとスプリットセコンド機構のそれぞれにコラムホイールを用いる構造を選びました。このクロノグラフでは、2時位置に設けられた1個のプッシュボタンにスタート、ストップ、リセットという3つの基本的な操作を担わせ、4時位置のプッシュボタンにスプリットセコンドのストップとリセットを割り当てています。



後者のプッシュボタンを押すと中間タイムを記録するスプリットセコンド針だけが止まり、クロノグラフ針の方は動き続けます。同じプッシュボタンをもう一度押すと、スプリットセコンド針がクロノグラフ針に追いつき、再び2本一緒に計測を続けます。
2種類のスケールもこの時計の技術的な特徴を強調します。ホワイトのスクリーンプリントで記されたタキメータースケールは、1000mの移動に要した60秒以内の秒数によって平均時速を計算することができます。レッドのテレメータースケールは、音速(秒速340m)と光速との差を利用して対象物までの距離を20㎞まで計測できます。




ミュージカルウォッチ
クロノグラフ機能に加え、ケース左側のレバーで作動するミニット・リピーターが搭載されています。任意の操作によって時刻を時、クォーター(15分)、分単位の音に変換して告げるミニット・リピーターは、ミュージカルウォッチに欠かせない機構です。このミニット・リピーターは、2世紀以上にわたるヴァシュロン・コンスタンタンの時計製造を語る上で欠かせない存在です。
ヴァシュロン・コンスタンタンにおける最初のリピーターウォッチへの言及として知られるのは、1806年に発表されたクォーター・リピーターを搭載するゴールド製の懐中時計でした。以来チャイムやリピーターウォッチは、メゾンにとって遺産の一部となり、数十年にわたり成長を続けているのです。



キャリバー2757もこの伝統を継承し、マニュファクチュールにおいて技術開発の恩恵を受けています。そこには、巧妙な求心性フライング・ストライク・ガバナーも含まれています。この機構は、ミニット・リピーターにおいて、連続するチャイム音の間隔を完璧に保ち、それぞれの音が明瞭に聞き取れ、耳に心地よく響くように調整します。この機構は、一対のウェイト(慣性ブロック)にあり、その非常に特殊な形状は、求心力によってブレーキの効果を生み、香箱から供給され、トゥールビヨンで調速された動力を均等に配分するように最適化されているのです。またこのオリジナルの装置は、作動音を発することなく完璧な静粛性をも保っています。



ケースバック側から見えるトゥールビヨンは、メゾンを象徴するマルタ十字を象ったキャリッジのデザインが特徴です。手作業で繊細に面取りが施されたブリッジに支えられたトゥールビヨン・キャリッジは1分間で1回転します。




卓越した仕上げ
直径45㎜、18Kピンクゴールド製のケースは、シースルーケースバックで、アリゲーターレザーストラップとゴールド製フォールディングクラスプが付属します。この時計は、技術的な偉業とともに、時計製造の仕上げの分野での傑出した専門技術が凝縮されています。
注目すべきは、個々の部品に手作業で施される仕上げと繊細な装飾です。それは、組み立て後は隠れてしまう部分にさえも及びます。面取り、ポリッシュ仕上げ、サテン仕上げ、フロステッド仕上げ、ペルラージュ、彫金、ビ-ズブラスト仕上げなどが施された部品の表面は、さまざまな輝きを放ち、それらがヴァシュロン・コンスタンタンのキャリバーに格別な魅力をもたらし、ブランドに内在する美の構造に貢献しています。
「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド・モノプッシャー・クロノグラフ」の場合、ムーブメントの組み立てや稼働、ケーシングなどはこの時計の3分の1にしか過ぎず、残る3分の2がムーブメントの装飾仕上げに費やされているのです。
まず、ヴァシュロン・コンスタンタン独特のブラックコーティングが施されたブリッジとメインプレートとのコントラストや金属の質感を強調した可動部品が、丁寧に形作られたキネティック・アートの表現を担っています。



ムーブメントのダイヤル側にある手作業による面取りと、側面のストレートグレイン仕上げやスケルトン加工されたブリッジは、サーキュラーサテン仕上げが施されています。アームを面取りした歯車は、研磨と艶出しが施され、特にチタン製の歯車は、特別な工具を要する複雑な作業になります。

18世紀のキャビノティエと同じように、組み立て、仕上げ、時間調整やケーシングまでの全行程を行う時計職人は、この並外れた時計のムーブメントのケースバック側に、特徴的な装飾を新たに生み出しました。
ブラック加工のブリッジは、くり抜かれた表面に非常に細かな粒子を使って手作業でサンドブラスト仕上げが施され、先端部は鏡面加工されています。艶と艶消しの効果を生かすこの絶妙な加工は、ムーブメントのミュージカル機構を際立たせます。
ストライク・ガバナーにはジャン=マルク・ヴァシュロンに敬意を表して、イニシャルのJ.M.C.が刻まれ、そして12時間に及ぶ入念な手作業で繊細に丸みをつけたトゥールビヨンのバーも特色です。トゥールビヨンのキャリッジはメゾンを象徴するマルタ十字のモチーフが象られています。直径45㎜、18Kピンクゴールド製のケースを用い、ブラックのアリゲーターレザーストラップを組み合わせたこの「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド・モノプッシャー・クロノグラフ」は、ヴァシュロン・コンスタンタンの創意あふれる古典主義において、複雑時計のへの精通と、そしてそれらを表現する巧みな技術が完璧に調和しています。





THE ANATOMY OF BEAUTY(美の構造)
ユニークピースの「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド・モノプッシャー・クロノグラフ」の特徴は、時計のあらゆる部品の非の打ち所がない仕上げや細部にまで行き届いた装飾へのこだわりです。隠れてしまう部品にさえも徹底して注がれる配慮は、ヴァシュロン・コンスタンタンが2022年のテーマに掲げる "Anatomy of Beauty(" 美の構造)を鮮やかに語っています。この並外れた労苦が求められる細部へのこだわりは、デザイナーの美的選択や好み、そして職人による入念な仕上げ作業によって表現されています。ヴァシュロン・コンスタンタンの時計のあらゆる部品は、たとえムーブメントの組み立てが終わると見えなくなる部品であっても、細やかな配慮が行き渡っています。鋭い目の持ち主は、ダイヤルに施された繊細なギヨシェ彫りの模様や宝石、ミニッツトラックにセッティングされた宝石を見逃さないでしょう。またブレスレットのリンクには、メゾンを象徴するマルタ十字が象られていることも見抜くでしょう。トゥールビヨン・キャリッジで秒表示に用いられる小さな青焼きのスクリューやミニット・リピーターのハンマーのミラーポリッシュ仕上げにも気付くはずです。今年発表された「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン -フライング・ダッチマン(さまよえるオランダ人)-」に用いられたプレートの面取りやブリッジの丸み仕上げに見られる職人の繊細なタッチを称賛し、稲妻に切り裂かれた荒海に翻弄される船を描いたミニチュア・エナメルの絵画を賛美するでしょう。ヴァシュロン・コンスタンタンでは、何ひとつとして成り行きに任せず細部への気配りこそが美の構造を繊細に形作っているのです。



【概要】
ヴァシュロン・コンスタンタンは、この「レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド・モノプッャー・クロノグラフ」によって、時計技術と洗練された美しいデザインとの融合を見事に成し遂げました。この時計の特徴は、トゥールビヨンが調速を担うキャリバーにミニット・リピーターとスプリットセコンド・クロノグラフを融合するというめったにない組み合わせです。
新たに開発された手巻きキャリバー2757は、700個近い部品で構成され、このような複雑機構が盛り込まれているにもかかわらず、マニュファクチュールの設計者は、わずか10.4㎜という薄型ムーブメントに作り上げました。このムーブメントは、追加されたクロノグラフの新たな機構に必要な性能と信頼性に関しては最も厳格な基準を満たし、クロノグラフ機構には軽量で摩擦係数の低いシリコン素材も取り入れられています。
その結果、クロノグラフ機能は50時間に及ぶパワーリザーブなど高精度を実現しています。同様の配慮はミニット・リピーター機構にも及び、それは、連続する音の音楽的響きを確実にするために搭載した求心性フライング・ストライク・ガバナーに明白に表れています。
手作業によるオートオルロジュリー仕上げや、部品それぞれの色や表面仕上げの優美な対比効果など、仕上げのタッチへの気遣いにも同じ考え方が反映されています。オフセットダイヤルによる完璧な視認性が特徴的なこの「レ・キャビノティエ」の時計は、ヴァシュロン・コンスタンタンが築いた偉大なジュネーブの時計製造の伝統を受け継ぎ、組み立てや仕上げは1人の時計職人に任されています。直径45㎜のケースは18Kピンクゴールドで作られ、アリゲーターレザーストラップが組み合わされています。
・時計技術と洗練された美しいデザインとの融合を見事に成し遂げたユニークピース
・機械式時計で最高峰に位置づけられるミニット・リピーターとスプリットセコンド・クロノグラフの2つの複雑機構を駆動する新しい手巻きムーブメント、自社製キャリバー2757を搭載。
・完璧な視認性をもたらすオフセンターの時分表示、クロノグラフの30分積算計、スモールセコンドの3つのダイヤルおよびスプリットセコンドのセンター針。



【技術データ】
レ・キャビノティエ・ミニット・リピーター・トゥールビヨン・スプリットセコンド
リファレンス・ナンバー :9750C/000R-002C
ジュネーブ・シール   :取得

キャリバー・ナンバー   :2757(ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発・製造)            
駆動方式  : 機械式手巻き
ムーブメント・サイズ :直径33.3MM×厚さ10.4MM
パワーリザーブ  :約60時間
振動数 :2.5HZ (毎時1万8000回振動)
部品数 :698
石数  :59
表示  :オフセンターの時、分、スモールセコンドによる秒、クロノグラフ、スプリットセコンド・クロノグラフ、30分積算計、ミニット・リピーター、トゥールビヨン
ケース :18K(5N)ピンクゴールド
ケースサイズ  :直径45MM×厚さ16.4MM
文字盤 :ダークグレー
時針、分針、秒針:ポリッシュ仕上げ18K(5N)ピンクゴールド
クロノグラフ針とスプリットセコンド針:マット仕上げ、ゴールドトーンのアルミニウム
ストラップ :ブラックのミシシッピ・アリゲーターレザー、手縫いサドルステッチ、ラージ・スクエア・スケール
クラスプ :18K(5N)ピンクゴールド製フォールディングクラスプ、ポリッシュ仕上げの半マルタ十字
付属ボックス :レ・キャビノティエ専用ボックス
ユニークピース  :時計裏面に《LES CABINOTIERS》、《PIÈCE UNIQUE》、《AC》の文字を刻印




【お問い合わせ】
Vacheron Constantin
0120-63-1755(フリーダイヤル)




[ヴァシュロン・コンスタンタン]
1755年に創業したヴァシュロン・コンスタンタンは、265年以上にわたり一度も時計づくりを中断したことがない、時計製造の分野で世界最古のマニュファクチュールです。何世代にも渡る名工たちによって培われた時計づくりの卓越した技術と洗練されたスタイルを途切れなく代々継承し、そこに根差す輝かしい遺産を守り続けてきました。メゾンが創作する時計は、控えめで気品豊かなスタイルに高級時計の素晴らしい価値が体現されています。その一つ一つに、最高峰の職人技と仕上げを維持しながら、ヴァシュロン・コンスタンタンならではの技法や美意識が表現されています。
ヴァシュロン・コンスタンタンを代表するコレクション「パトリモニー」や「トラディショナル」、「メティエ・ダール」、「オーヴァーシーズ」、「フィフティーシックス」、「ヒストリーク」、そして「エジェリー」などでは、つねに比類ない伝統と革新の精神が一体になっています。さらにメゾンでは、時計に精通した顧客の方々の難しい要望に応え、“レ・キャビノティエ”部門を通じて特注によるユニークピースの提案も行っています。
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