モリッツ・グロスマンが「セントラルセコンド」の世界限定パープルダイヤルを発表

 From : Moritz Grossmann (モリッツ・グロスマン )






モリッツ・グロスマンが「セントラルセコンド」の世界限定パープルダイヤルを発表



モリッツ・グロスマンはセントラルセコンドのバリエーションモデルとして世界限定25本のパープルダイヤルモデルを発表しました。腕元できらめく鮮やかなパープルダイヤルに、カジュアルシーンにも適したクーズーストラップを合わせました。
モリッツ・グロスマンは昨年ブランド初となるセンターセコンドモデル、セントラルセコンドを発表しました。


モリッツ・グロスマンのこれまでのモデルでは6時または7時位置のサブダイヤルで秒を表示していましたが、セントラルセコンドでは洗練された長い秒針が文字盤の中央に配置されています。



スチール製の針には暗所でグリーンに光る蓄光ハイセラム樹脂が充填されており、スポーティな印象に合わせデイリーユースに適したステンレススチールケースを採用しました。



グラスヒュッテの古典的な技法と現代の技術を併せ持った革新的なムーブメントを搭載したこのリミテッドモデルはSchönstesdeutschesHandwerk - 「最も美しいドイツの職人技」の理念を表しています。




世界限定25本のパープルダイヤル
鮮やかなパープルダイヤルは豊かな光彩をたたえ、均整の取れたインデックスや針のデザインが洗練された印象を強めます。繊細なサンレイ仕上げが施されたパープルダイヤルは、光の強さと見る角度により色合いを変え、美しくきらめきます。





ダイヤルカラーとコントラストを成すホワイトで印字されたアラビアインデックスと、一本ずつ丁寧に手仕上げされた自社製の針、そしてケースの細身のベゼルが調和し鮮やかなパープルダイヤルを際立てます。





蓄光塗料を用いて記されるアラビアインデックスに加え、時針と分針にも暗所でグリーンに光る蓄光塗料を含むハイセラム樹脂を充填しており、暗闇の中でも時刻をはっきりと読み取ることができます。




キャリバー100.11
セントラルセコンドに搭載されるキャリバー100.11の細部にまで、職人が丁寧に手仕上げしたパーツを見ることができます。プレートと地板に用いられるジャーマンシルバー特有の温かみのある色調をそれぞれ異なる仕上げを施したパーツの数々が際立たせており、ブラウンバイオレットに焼き戻したネジとも調和します。
秒針をセンターに配置し駆動させるために、ゼンマイの力は中間車を介して3番車から新たに設計された中央の2番車へと伝えられます。



ムーブメント全体の外観のバランスを整え調和させるため、ムーブメントのパーツは同じ高さへと揃えられました。そのためプレートと角穴車の厚みをそれぞれ調整しています。



最高水準の職人技は角穴車の歯の一枚一枚にも見ることができます。角穴車の歯先は十分に面取りされており、そのポリッシュ仕上げが美しい光沢を放ちます。さらに角穴車の表面には細やかなサンレイ仕上げも施されています。
これまでのグロスマン製ムーブメントとは異なり、キャリバー100.11の丸穴車はプレートに覆われ、角穴車の横には目を引く大きなサイズの新たな中間車があります。さらにムーブメント中央の秒針用の歯車も手作業で面取りされ、丁寧に磨かれています。



グロスマンが掲げるサービスコンセプトに則して、中央に位置する秒針のための新しい歯車は必要な際にいつでも取り外すことが可能です。バネが歯車の下にある溝にはめ込まれており、歯車を固定し正確でスムーズな運針を可能にします。ムーブメントが完全に組み立てられた状態でもプレートを外す必要はなく、ネジを回すことでいつでもこのバネを調整することができます。


グロスマン製プッシャー付き手巻き機構
自社で開発された独自のプッシャー付き手巻き機構には完璧な時刻調整のためのメカニズムが採用されており、リュウズを引いた際に異物がムーブメント内部へ入ることや、リュウズを押し戻す際に意図せず針が動いてしまうという問題を解決することができます。



リュウズを引き出すと時刻調整モードに切り替わり、時計は動きを停止します。手を離すとリュウズはバネの力で元のポジションへと戻りますが、そのままリュウズを回すことで時刻の調整が可能です。時計をリスタートさせるには4時位置にあるプッシャーを押し、それと同時に時計は巻き上げモードへと再び戻ります。




リミテッドエディション
パープルダイヤルのセントラルセコンドは世界限定25本のリミテッドモデルです。







【仕様】
セントラルセコンド パープルダイヤル
Ref. MG-003297
ケース :ステンレススチール
ダイヤル :パープルダイヤル、サンレイ仕上げ
針 :手仕上げ、蓄光塗料を含むハイセラム樹脂とともに仕上げを施したスチール
価格 ¥3,850,000(税込)
限定数 世界限定25本

ムーブメント :自社製キャリバー 100.11、手巻き、5 姿勢調整
[特徴]
グロスマン製テンプ/針合わせファンクション解除・時計リスタート用プッシャー/小型化したグラスヒュッテ式コハゼ装置(改良型戻し機能付き)/段差式テンプ受け、グロスマン製精密調整ネジによる緩急調整装置/表面処理をしない洋銀の3分の2プレートおよび支柱構造/3分の2プレート・テンプ受け・ガンギ車受けのハンドエングレービング/幅広く水平なグラスヒュッテ・ストライプ模様/個別に取り外し可能なクラッチ式巻き上げ機構/針合わせ用ストップセコンド機能/中央の秒針用歯車
・部品数 :198 個
・石数 :22石(うち1個はゴールドシャトンに使用)
・脱進機 :アンクル脱進機
・調速機 :質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ、ニヴァロックス1ヒゲゼンマイ(ブレゲタイプ80番、グスタフ・ゲルステンベルガー案に基づく)
・テンプ :直径:直径14.2mm 振動数: 18,000振動/時
・パワーリザーブ :完全巻き上げ状態から約 42 時間
・機能 :時、分、ストップセコンド機能搭載センターセコンド、グロスマン製プッシャー付き巻き上げ機構
・操作 :リュウズ ステンレススチール(巻き上げおよび時刻設定用)、プッシャー ステンレススチール(ムーブメントのスタート用)

ケースサイズ :直径:41.0 mm、厚さ12.00 mm
ムーブメントサイズ :直径:36.4 mm、厚さ5.30 mm
ケース :スリーピース、ステンレススチール
ダイヤル :シルバー無垢、パープルダイヤル
針 :手仕上げ、蓄光塗料を含むハイセラム樹脂とともに仕上げを施したスチール
風防 :片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル
ストラップ :ステンレススチール製ソリッドピンバックル付きの手縫い クーズーストラップ






【お問い合せ】
モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社
東京都文京区小石川4-15-9
Tel: 03-5615‐8185  Fax: 03-5615‐8186






[モリッツ・グロスマン]
モリッツ・グロスマンは1826年にドレスデンに生まれ、偉大なドイツ人時計職人たちにおいて先駆者とみなされます。若く才能に恵まれた時計職人であったグロスマンは、友人のアドルフ・ランゲの説得により1854年に自身の工房をグラスヒュッテに設立しました。評価の高い時計企業を運営する一方で、グロスマンは政治的・社会的な活動に努め、1878年にはドイツ時計学校を設立します。1885年にモリッツ・グロスマンは突然亡くなり、彼の死とともに時計マニュファクチュールも解体されました。
このモリッツ・グロスマンの伝統的な時計作りが2008年に復活しました。時計師クリスティーネ・フッターが、かつてグラスヒュッテの時計ブランドであった「モリッツ・グロスマン」に出会い、その商標を取得し、構想を練り、素晴らしく繊細な腕時計とともに残された120年前のグロスマンの遺産を受け継いだのです。そして、個人の時計愛好家からの支援によって2008年11月11日にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立されました。今日のグロスマンの時計師は、歴史的な部分を単に模倣するのではなく、新たな伝統を作り上げています。モリッツ・グロスマンは、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける「新しい時代の原点」を創り出します。
www.grossmann-uhren.com