【Only Watch 2023】チャペックが最新作「コンプリシテ」を公開 ～オープンワークのエスケープメントと卓越したエナメル技法の驚くべき組み合わせ

[ONLY WATCH] CZAPEK’S LATEST CREATION, 「COMPLICITÉ」


第10回Only Watch開催にあたり、チャペックは11月にジュネーブで開催されるチャリティーオークションに、最新作のユニークピースを寄贈します。



2016年にチャペックの名前が復活して以来、ジュネーブに本拠を置くウォッチ・メゾンはオークションの支援に尽力しました。2017年チャペックはOnly Watchに初出展し、注目を集めた出品作「ケ・デ・ベルク」のエナメル・ダイヤルは、大切な製造パートナーであるドンツェ・カドランの熟練のテクニックで製作され、その表面にはチャペックの特別な言葉である「Courage every second（いつも心に勇気を）」という「シークレット・センテンス」隠されていました。

それ以来、チャペックは、エディションごとに特別なカラーやデザインで創造性を発揮するというOnly Watchのルールに従うとともに、今回のモデルでは、チャペック社のOnly Watchでのモットーとなっている「シークレット・センテンス」がミニットトラック上に可視化されました。この創造性は、コレクターによる入札価格がオークションごとに一貫して上昇するため、慈善団体への影響が増大する結果となりました。Only Watchを支援する慈善団体であるデュシェンヌ型筋ジストロフィー協会（Association Monégasque contreles Myopathies -ALS）はチャペックのCEOであるザビエル・デ・ロックモーレル（Xavier de Roquemaurel）にとって特別な共感を呼び起こしています。彼の家族、友人、シェアホルダーはデュシェンヌ型筋ジストロフィーまたはALSの直接的な影響を受けています。



「時の流れは必ずしも私たちにやさしいわけではありません。私たちは皆、時には絶望的に感じるような非常に困難な状況を生きていることを気づくことがあります。」と彼は言います。「デュシェンヌ型筋ジストロフィーは誰でもどこにでも襲い掛かる可能性があります。『いつも心に勇気を』は、私たちの感情を共有し、痛みや困難な時期を経験しているすべての人々にサポートと励ましを提供するための私たちの方法です。」

2023年のクリエイティブ・ゲーム

チャペックにとって、2023 Only Watchのテーマは、複雑な創造性の頂点となりました。Only Watchの創設者リュック・ペタヴィーノ（Luc Pettavino）とデザインパートナーであるヨハン・ピッツァルディーニ（Johan Pizzardini）によって作成された第10回エディションのビジュアル・ブランディングは、モナコのコンベンションセンターの屋根を飾る、ヴィクトル・ヴァザルリ（Victor Vaserely）による有名なマルチカラーの作品であるヘクサ・グレース（HexaGrace）からインスピレーションを得たもので、今年のカラー・テーマは出品作にとりいれることができます。グラフィック・フォームは非常にエッジーで力強いカラー・ブロックが特徴です。



それに応えて、チャペックはすべての要素を活用し、卓越したエナメル技法と、12時位置に大型のディファレンシャル・ギアを備えた非凡なデュアル・エスケープメントを搭載したムーブメントを結びつけました。さらにOnly Watch出展という機会を利用して、コレクションに加わる最新作「プラス・ヴァンドーム コンプリシテ（Place Vendôme Complicité）」のファーストモデルとして発表します。ユニークピースであるこのモデルはスティール製で、文字盤はパートナーであるドンツェ・カドランが製作した、シャンルベ技巧を用いた驚くほどカラフルなエナメルリングで囲まれています。Only Watch 2023のすべてのカラーを組み合わせたエナメルの菱形パターンは、レマン湖の表面からインスピレーションを得たものでありながら、Only Watchのグラフィックにはない緻密な雰囲気も与えています。一方、”Courage every second”というモットーは、ダイヤルのミニットレールトラックに控えめにサインされており、ムーブメント側の受けに刻まれたもう一つの言葉、”A friendship story”は、この時計を見る人に、時計の背後にあるストーリーを探求し、後で発見できるよう誘います。

「Only Watchは創設以来、共有とコラボレーションという並外れた人間の物語であり、それは、私たちがチャペックで取り組むすべてのことに基本的な価値です。」とザビエル・デ・ロックモーレルは述べています。「それは創造性と共通の目的を持つ精神で時計業界全体を結びつけ、業界を超えて世界中の人々を結びつけています。私たちは再び参加し、この10回目のエディションでこれまで以上の成功を収めることを光栄に思っています。」





※オンリーウォッチ (Only Watch) 2023については下記もご参照ください：
https://watch-media-online.com/blogs/7247/ 



【概要】
プラス・ヴァンドーム “コンプリシテ” 「いつも心に勇気を」
Place Vendôme Complicité “Courage Every Second”

12時位置にディファレンシャルギアを備えたオープンワークのダブル・エスケープメント
Bernhard Lederer（ベルンハルト・レーデラー）との共同開発
Only Watchのカラーテーマをシャンルベ技巧を用いたエナメルで表現
ユニークピース

FUNCTIONS
-時・分・秒表示
-パワーリザーブ表示

MOVEMENT
-Czapek キャリバー SXH8 : 手巻き / ベルンハルト・レーデラーとの共同開発
-オープンワーク
-オープンワークのディファレンシャル・ギアによるダブル・エスケープメント
-約72時間のパワーリザーブ
-4つのゴールド製慣性ウエイト（マスロット）を備えたフリースプラング・テンプ
-2つのサファイア製ブリッジ
-6つのゴールドシャトン

FINISH
-手作業による面取り
-手作業による18のインワード・アングル

DIAL
-ドンツェ・カドランとの共同制作によるシャンルベ技巧を用いたマルチカラーのエナメルリング
-Only Watch 2023のカラーパレット
-チャペックのOnly Watchでのモットー”Courage every second”のサインがセットされた、ブラス製のフランジ
-部分的にスケルトン化されたソード・シェイプの針 先端にスーパールミノーバ

CASE
-ステンレススティール
-ケース : 41.8mm（径）12.4mm（厚）
-無反射加工がなされたサファイア・クリスタル

BRACELET
-アリゲーター
-スティール製のピンバックル

【関連 Web Site】
CZAPEK Geneve：
https://czapek.com/

Noble Styling：
http://noblestyling.com/





[Czapek & Cie]
チャペックは、19世紀のチェコ生まれのポーランド人ウォッチメーカー、フランソワ・チャペック（François Czapek）の精神を受け継いだ現代のウォッチ・メゾンです。183年にチャペックは、ワルシャワでの政治的混乱から逃れ、ジュネーブに亡命しました。そして1830年代に数々のビジネスを創業しました。1845年にCzapek& Cie.（チャペック時計会社）を設立したのち、彼はナポレオン3世の宮廷時計師となり、パリのヴァンドーム広場に最初期の時計ブティックを開きました。
チャペックの名前は、2015年にメゾンの歴史とクラフトマンシップを再興しようとする時計愛好家のグループによって復活しました。1850年代のチャペック製ポケットウォッチからインスピレーションを得た、ファースト・コレクションである「ケ・デ・ベルク33bis」は、2016年のGPHG（ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ）でパブリック・プライズを受賞しました。2020年同社は、初の自社製ムーブメントを搭載したスポーツシックなコレクションである、アンタークティックを発表しました。現在、チャペックの時計は、独特なデザイン、高品質の職人技、限定生産で知られています。ジュネーブに本社を置き、ラ・ショードフォンに自社工房を構えるチャペックは、”etablissage”（エタブリサージュ -水平分業）というコンセプトを現代的な方法で徹底的に守っています。