時計修理師の日常

 By : Daiwatokeiten
アンティークウオッチやビンテージウォッチの時計修理は
一体どのような感じで行われているか、気になりますよね?

私達にとってはいつもと変わらない日常的な光景ですが、
一般的にはなかなか見る機会が無いと思うので
今回は時計修理師の日常をちょっとご紹介。


アオコを付けた爪楊枝を使って汚れを取り



研磨材を使って細かい部分まで錆取り作業をして



生の鉄を旋盤で引いて螺子を作製して(この後もちろん焼き入れ焼き戻しします)



天真作製して



コハゼバネを作製して



ハカマを作製して



巻き芯を作製して



コハゼを作製して



金属の棒から



加工してプッシュボタンを作製して



ヒゲゼンマイの修正して



歯車の歪みを修正して



テンワの片重りを修正して



片振り修正して



穴石のストックの中から合うサイズの穴石を探し出して



嵌め込んで




折れたり、切れてしまったゼンマイを交換する為に



スイスから大量に持ち帰ってきたのは良いものの、
いまだ仕分け作業途中のゼンマイの中から合うサイズを探し出して交換して



ガラスを加工してサイズ合わせしたり



針の夜光入れをしたり



ブルースチール仕上をしたり等々・・・





勿論、各部品をバラした後
刷毛で手洗いをし、



顕微鏡でパーツの状態を1つ1つチェックします。

手洗いで落ちなかった汚れや油が樹脂化して固着した部品がある場合は
徹底的にキレイにし、




その後、超音波自動洗浄機で洗浄します。



やること、いっぱい!!!


こういった地味な作業の繰り返しが時計修理師の日常です。
お分かり頂けましたでしょうか?