SIHH 2018: モンブラン新作ライブ画像 - 探検、レース、そして美しいクロノグラフ。

 By : KIH

今年、モンブランは3つのコレクションで多くの新作を発表しました。逆に言うと、力を入れるコレクションを3つに絞った、ということでしょうか。しかし、それぞれにストーリーがあります。

ことしのブースは、天井に巨大なテンワがあるのは変わっていませんが、「山」を意識した骨組みが加わり、カンファレンスルームも、山小屋のような雰囲気になりました。



まずは、1858コレクション。ご存知、1858年はミネルバが創業した年。今年は160周年にあたります。周年記念として、いくつもの新作を発表しました。どれも力の入ったものばかり。おススメが多い年です。

1858の中でもテーマは「探検」。モンブランと言えば山、そして7大陸最高峰を連想し、この時計が生まれました。

1858 ジオスフィア。上と下に、北半球、南半球があり、時とともに回ります。7大陸最高峰が赤いドットで示されています。

このブンド(bund)ストラップが良く似合います。

このブロンズケースは1858個の限定となります。ステンレスのバージョンもありまして、そちらはレギュラーカタログモデルになります。







こちらは通常ストラップにしたところ。こちらがステンレスケース(レギュラーカタログモデル)ですね。








こちらは、1858 オートマティック クロノグラフ。NATOストラップ仕様。










レザーストラップ仕様。

裏にはモンブランが描かれています。






こちら、同じくブロンズケース。


裏は、チタンにして肌に直接ブロンズが当たらないようにしています。肌の弱い方にも問題なく使えます。




そしてこちらは、1858 オートマティック。シンプルで、薄型です。










NATOをはじめとして、ストラップに遊び心というか、実用性での選択肢が広がったと言ってもいいかもしれません。


そして弊職の一押し、1858 ポケット ウォッチ。チタンケース、60㎜、デュモルティエライト、という石でできた文字盤。100個限定。



ミネルバの美しい機械。


そして、方位磁針つき。


立てて置時計としても使えます。


レッドゴールド。限定16個。オブシディアン 文字盤。






ラストは、前作に比べやや小ぶりになった(40㎜)1858 モノプッシャー クロノグラフ 限定100個。プッシャーの位置が、往年のモノプッシャークロノグラフですね。ステンレスケースの仕上げもビンテージ調です。








来年以降にはきっと違う色が出てくると思いますが(緑はきれいだけど、しょっちゅう着けられない、と思う)、この裏スケのせいか、ポケットウォッチを除く1858 コレクションの中では、際立ってお値段が高いです。。。


しかし、「いつかはミネルバ」と思わず思ってしまう美しいクロノグラフです・・・。



続きましては、タイム ウォーカー コレクション。

タイム ウォーカー マニュファクチュール クロノグラフ。こちらもブンドストラップで渋いです。



ベゼル、プッシャーカバーはセラミック。








ローターはハンドルの形ですね。


こちらは、新作ではありませんが、タイム ウォーカー クロノグラフ オートマティック。


これもブンドストラップに乗せると、全く違うモデルのようです。









最後は、スター レガシー コレクション。
二コラ リューセック クロノグラフの新型。久々のマイナーチェンジですが、すっきりとして、ギョーシェ模様と日付窓がちょっとレトロな感じになりました。これも昔からおススメ。







さて、みなさん、いかがだったでしょうか。なかなか今まではややつかみどころのないコレクションでしたが(あれもこれも、という方向感)、今年はミネルバ160周年で1858の強化+探検心の復興、タイムウォーカー によるカーレース向けのモデル、そしてスターレガシーコレクションとして、新たな二コラ リューセック クロノ。3つのはっきりとした方向感が出されたのではないでしょうか。新CEOの色が出てきたのかもしれません。

今後も、モンブランブランドの時計の発展から目が離せません。総花的な男性(メインの)アクセサリーブランドですが、なんといっても「ミネルバ」工房を持っているのです。その力は侮れません。

#SpiritofExploration, #SIHH, #Montblanc

おまけ画像:
モンブランのアンバサダーを務めるヒュー・ジャックマンが会場に来ました!


日本で映画のロケをしたときに、息子さんと一緒に富士山に登ったそう。日本人にとっての富士山の存在を十分理解したうえで登ったというのがさすがでした。ちなみに、弊職は登ったことさえありません・・・。とはいえ、日本のことをああいう場で話してもらってちょっとうれしかったですね。