Another Piece of Manufacture Royale
By : CC Fan前々回、前回とマニュファクチュールロワイヤル(Manufacture Royale)のイベントの様子を書きました。
今回は他のコレクションとマニュファクチュール・ロワイヤルそのものについて書きたいと思います。
不慣れなデジカメを投入して大失敗した結果、写真が酷いのですが精一杯補正しましたのでご覧ください。
コレクションはOperaの蛇腹ケースのデザインを元にしたアンドロジーン(Androgyne)と、ブランドの元となった思想家で実業家のヴォルテール(Voltaire)がマニュファクチュール・ロワイヤルを設立した年に因むラウンドケースの1770があります。
アンドロジーンはマニュファクチュールムーブメントのMR02を搭載したアンドロジーンとMR06を搭載したアンドロジーン・オリジン(Andorogyne Origine)、アンドロジーン・ロワイヤル(Andorogyne Royale)があります。
どちらも手巻きでトゥールビヨンを搭載しています。
Andorogyne RG
アンドロジーンは非常に種類が多く、貴金属ケースだけではなくステンレスケースもラインナップされています。
Androgyne Royale Steel
こちらは、アンドロジーン・ロワイヤルのステンレスケース・ブルームーブメントモデルです。
おそらくPVDを使い、青色に着色したムーブメントそのものを見せる構造になっています。
私はあまりスケルトンは好きではないのですが、これは初めからスケルトン専用かつ見せることを前提とした設計なので好みです。
Andorogyne Royale Pure Glacier Steel
こちらは黒色ケース⁺灰色ムーブメントです。
赤色の針がかなり好みです。
アンドロジーン・オリジンも展示されていたのですが、写真を撮り忘れてしまいました。
続いて、1770コレクションです。
まずは1770 フライング・トゥールビヨンです。
1770 Flyng Tourbillon Steel Openwork
マニュファクチュールムーブメントMR03を搭載し、アンドロジーンと同様に貴金属ケースだけではなくステンレスケースモデルもあります。
続いて、1770 ヴォルティージュ(Voltige)です。
1770 Voltige
Voltigeとはフランス語で曲芸(飛行)の意味で、文字盤側にアクロバティックに配置されたテンプが揺れる様を表しています。
テンプの大きさは14mmと大きく、6振動/秒のロービートで揺れる様を楽しむことができます。
また、テンプを文字盤側に配置したため針の高さも他に類を見ない高さになっています。
自動巻きマニュファクチュールムーブメントMR05を搭載しています。
1770 Haute Voltige Steel
ヴォルティージュにデュアルタイムゾーン機能を追加したものがオート・ヴォルティージュ(1770 Haute Voltige)です。
デュアルタイムゾーンですが、プッシャーではなくリュウズ操作で直接時間帯変更を行えます。
自動巻きマニュファクチュールムーブメントMR07を搭載しています。
また、トゥールビヨンではガンギ車が紫色のシリコンでしたが、ヴォルティージュでは美観に配慮したのか銀色の金属が使われています。
最後は1770 ミクロメガスの色違いです。
1770 Micromegas Titanium
ミクロメガスはチタニウムケースモデルがあるのが個人的にかなり惹かれるポイントです。
マニュファクチュールムーブメントMR04を搭載しています。
ちなみに、ミクロメガス・レヴォリューションはMR08です。
マニュファクチュール・ロワイヤルが再興したのは2010年ですが、ムーブメントは番号の通り8種類もあり、ほとんどが自社設計・自社製造で、ミクロメガスのようなほかに類を見ないものも有しています。
なおかつ、具体的な値は差し控えますが同様の機構を持つ時計と比べても価格は抑えられ、品質も非常に高く作られています。
普通に考えればとても不可能ですが、これを実現するのが部品製造部門のテック・エボーシュ(TEC Ebauches)社です。
カッコいいプロモーション(?)ムービーがYouTubeで公開されています。
埋め込みが失敗するため、YouTubeのサイトでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BGIPo_1e6OI
テック・エボーシュは最新のオイルレスCNCフライスなどを多数保有し、とても名前が書けないような大手にも部品を供給しているパーツメーカーです。
ターゲットとしているのは大量生産より少数多品種の生産で、CNCマシンをただ買うだけではなく工作機器メーカーと共同開発しています。
生産本数が遥かに多い大手に部品供給しているため、CNCマシンなどの設備投資はマニュファクチュール・ロワイヤルの少数生産では考えられないような規模で行うことができます。
マニュファクチュール・ロワイヤルでは、仕上げは手作業で行い時計師がムーブメント全部を組み立てるのですが、部品の出来によって手作業への負担や歩留まりは大きく変化します。
テック・エボーシュの高度なCNC機械で製造した高品質な部品を使うことで、手作りの伝統は守りつつ価格を抑えた高品質な時計を作ることができるというわけです。
ミクロメガス・レヴォリューションとオペラはGouten氏とともに旅立ってしまいましたが、他のコレクションは見られるので是非ご覧ください。
ノーブルスタイリングギャラリーのほか、タカシマヤウォッチメゾンでも展示されています。
関連 Web Site (メーカー・代理店・販売店)
Manufacture Royale
http://www.manufacture-royale.com/
Collection
http://www.manufacture-royale.com/collection/
Noble Styling Inc.
http://noblestyling.com/
タカシマヤウォッチメゾン
http://watch.takashimaya.co.jp/
今回は他のコレクションとマニュファクチュール・ロワイヤルそのものについて書きたいと思います。
不慣れなデジカメを投入して大失敗した結果、写真が酷いのですが精一杯補正しましたのでご覧ください。
コレクションはOperaの蛇腹ケースのデザインを元にしたアンドロジーン(Androgyne)と、ブランドの元となった思想家で実業家のヴォルテール(Voltaire)がマニュファクチュール・ロワイヤルを設立した年に因むラウンドケースの1770があります。
アンドロジーンはマニュファクチュールムーブメントのMR02を搭載したアンドロジーンとMR06を搭載したアンドロジーン・オリジン(Andorogyne Origine)、アンドロジーン・ロワイヤル(Andorogyne Royale)があります。
どちらも手巻きでトゥールビヨンを搭載しています。
Andorogyne RG
アンドロジーンは非常に種類が多く、貴金属ケースだけではなくステンレスケースもラインナップされています。
Androgyne Royale Steel
こちらは、アンドロジーン・ロワイヤルのステンレスケース・ブルームーブメントモデルです。
おそらくPVDを使い、青色に着色したムーブメントそのものを見せる構造になっています。
私はあまりスケルトンは好きではないのですが、これは初めからスケルトン専用かつ見せることを前提とした設計なので好みです。
Andorogyne Royale Pure Glacier Steel
こちらは黒色ケース⁺灰色ムーブメントです。
赤色の針がかなり好みです。
アンドロジーン・オリジンも展示されていたのですが、写真を撮り忘れてしまいました。
続いて、1770コレクションです。
まずは1770 フライング・トゥールビヨンです。
1770 Flyng Tourbillon Steel Openwork
マニュファクチュールムーブメントMR03を搭載し、アンドロジーンと同様に貴金属ケースだけではなくステンレスケースモデルもあります。
続いて、1770 ヴォルティージュ(Voltige)です。
1770 Voltige
Voltigeとはフランス語で曲芸(飛行)の意味で、文字盤側にアクロバティックに配置されたテンプが揺れる様を表しています。
テンプの大きさは14mmと大きく、6振動/秒のロービートで揺れる様を楽しむことができます。
また、テンプを文字盤側に配置したため針の高さも他に類を見ない高さになっています。
自動巻きマニュファクチュールムーブメントMR05を搭載しています。
1770 Haute Voltige Steel
ヴォルティージュにデュアルタイムゾーン機能を追加したものがオート・ヴォルティージュ(1770 Haute Voltige)です。
デュアルタイムゾーンですが、プッシャーではなくリュウズ操作で直接時間帯変更を行えます。
自動巻きマニュファクチュールムーブメントMR07を搭載しています。
また、トゥールビヨンではガンギ車が紫色のシリコンでしたが、ヴォルティージュでは美観に配慮したのか銀色の金属が使われています。
最後は1770 ミクロメガスの色違いです。
1770 Micromegas Titanium
ミクロメガスはチタニウムケースモデルがあるのが個人的にかなり惹かれるポイントです。
マニュファクチュールムーブメントMR04を搭載しています。
ちなみに、ミクロメガス・レヴォリューションはMR08です。
マニュファクチュール・ロワイヤルが再興したのは2010年ですが、ムーブメントは番号の通り8種類もあり、ほとんどが自社設計・自社製造で、ミクロメガスのようなほかに類を見ないものも有しています。
なおかつ、具体的な値は差し控えますが同様の機構を持つ時計と比べても価格は抑えられ、品質も非常に高く作られています。
普通に考えればとても不可能ですが、これを実現するのが部品製造部門のテック・エボーシュ(TEC Ebauches)社です。
カッコいいプロモーション(?)ムービーがYouTubeで公開されています。
埋め込みが失敗するため、YouTubeのサイトでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BGIPo_1e6OI
テック・エボーシュは最新のオイルレスCNCフライスなどを多数保有し、とても名前が書けないような大手にも部品を供給しているパーツメーカーです。
ターゲットとしているのは大量生産より少数多品種の生産で、CNCマシンをただ買うだけではなく工作機器メーカーと共同開発しています。
生産本数が遥かに多い大手に部品供給しているため、CNCマシンなどの設備投資はマニュファクチュール・ロワイヤルの少数生産では考えられないような規模で行うことができます。
マニュファクチュール・ロワイヤルでは、仕上げは手作業で行い時計師がムーブメント全部を組み立てるのですが、部品の出来によって手作業への負担や歩留まりは大きく変化します。
テック・エボーシュの高度なCNC機械で製造した高品質な部品を使うことで、手作りの伝統は守りつつ価格を抑えた高品質な時計を作ることができるというわけです。
ミクロメガス・レヴォリューションとオペラはGouten氏とともに旅立ってしまいましたが、他のコレクションは見られるので是非ご覧ください。
ノーブルスタイリングギャラリーのほか、タカシマヤウォッチメゾンでも展示されています。
関連 Web Site (メーカー・代理店・販売店)
Manufacture Royale
http://www.manufacture-royale.com/
Collection
http://www.manufacture-royale.com/collection/
Noble Styling Inc.
http://noblestyling.com/
タカシマヤウォッチメゾン
http://watch.takashimaya.co.jp/
BRANDS :
MODELS :
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