H. MOSER & CIE.「ストリームライナー・センターセコンド」~ドラゴンの再来

 From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)




H. MOSER & CIE.:ドラゴンの再来

コレクターの間では「グリーンドラゴン」として知られるストリームライナー・センターセコンド マトリックスグリーンが、印象的な「パープルヘイズ」のダイアルを備えた新しいモデルを携えて待望の復活を遂げます。2020年に発売されたグリーンドラゴンは広く称賛を浴び、瞬く間にブランドを象徴する存在となりました。多くの需要があったにもかかわらず、H. モーザー は、受注を中断して、透明なラッカー仕上げのロゴや新しい自動巻きキャリバーHMC201の開発を含む、この時計の美しさや機能をさらに進化させることにしました。このアップデートはコレクターの期待を凌駕し、さらなる興奮を呼び覚ますことに間違いありません。



時、分、秒針。クラシックの定番である 3 針は時計の価値を高めるディテールであるだけに、極めて高度な専門技術を要します。調和の鍵となるのはバランスのとれた正確なプロポーションで、ストリームライナー・センターセコンドはその理念を完璧に示しています。直径 40.0mm、12 気圧防水のクッション型ステンレススチールケース、ラグのない完全な一体型ステンレススチール製ブレスレットにより、人間工学に基づくデザインとなっています。モーザーのケースならではの伝統的な形状にならい、ミドルケース部分はくぼみ、側面にはサテン仕上げ、ケース表面にはブラシ仕上げとポリッシュ仕上げが交互に施されています。トップ部分はわずかにドーム型になったサファイアガラスで覆われ、裏面も同じようにシースルー ケースバックです。一体型ステンレススチール製ブレスレットの曲線は、そのまま手首のラインに沿うように優雅なアーチを描いています。非常に複雑な構造のこのブレスレットは、有機的形態に基づくきわめて滑らかなラインを備えています。すべてのリンクは、可動するように連結され、縦方向のブラシ仕上げにポリッシュ仕上げの表面を組み合わせた穏やかな波のフォルムとなっています。真の技術的な偉業と言えるブレスレットは、洗練された巧みな技術の賜物でありながら、全体にしっくりと馴染む柔軟性も備えています。





バランスのとれたプロポーション、流れるようなフォルム、高級感のある仕上げ。ストリームライナー・センターセコンドは、すべてのパーツが完璧に調和しています。時計を愛する方であれば、ケースを美しく引き立てるマトリックスグリーンのフュメダイアルに見覚えのある方もいらっしゃることでしょう。オリーブグリーンの複雑な色合いが、モデルの放つ時代を超越したエレガンスを完璧なものへと高めています。このストリームライナー コレクションに「パープルヘイズ」と名付けられた、青みを帯びた鮮やかなパープルの新色が加わりました。グリーン、パープルのどちらのダイアルにも、クリアラッカー仕上げのブランド ロゴが秘密の署名のようにあしらわれ、2つのセクションに分かれた立体的な時針と分針には、スーパルミノヴァ® を注入した革新的なセラミック化合物であるグロボライト® のインサートが配されています。



ストリームライナー・センターセコンドの心臓部で時を刻むのは 100% スイス製の自社製機械式ムーブメント、HMC 201 自動巻きキャリバーです。このムーブメントは HMC 200 の後継にあたり、ブリッジに部分的にスケルトン加工を施すことでさらに開口部が広がって内部の機構がよく見えるようになり、現代的なアンスラサイトグレーの仕上げと相まって巧みな進化を遂げています。開口部からは、輪列、センターセコンドとラチェット式両方向自動巻きシステムの歯車を眺めることができ、ローターにはそれを妨げないように面取りが施されています。パワーリザーブは約3 日です。



まさに、疑う余地のない H. モーザースタイルの高級時計です。




技術仕様】
 ストリームライナー・センターセコンド

Streamliner Centre Seconds

リファレンス:6201-1200
[特長]
ステンレススチール モデル、マトリックスグリーンのフュメダイアル、一体型ステンレススチール製ブレスレット
予定価格:3,916,000円(税込)
日本入荷予定:2024年7月

リファレンス:6201-1201
[特長]
ステンレススチール モデル、パープルヘイズのフュメダイアル、一体型ステンレススチール製ブレスレット
予定価格:3,916,000円(税込)
日本入荷予定:2024年9月

(共通)
[ケース]
ステンレススチール製、わずかにドーム型になったサファイアガラス
・ケース直径:40.0 mm
・サファイアガラスを除いた厚さ:10.3 mm/サファイアガラスを含む厚さ:12.1 mm
・シースルー ケースバック
・「M」で装飾されたねじ込み式リュウズ
・12 気圧防水

[ダイアル]
サンバースト仕上げを施したマトリックスグリーンまたはパープルヘイズのフュメダイアル
・クリアラッカー仕上げの H. Moser & Cie. ロゴ
・アプライド インデックス
・グロボライト® インサート付きの時針および分針

[ムーブメント]
キャリバー HMC 201(自動巻き)
・ムーブメントサイズ:直径32.0 mm(14 1/4 リーニュ)/厚さ5.5 mm
・振動数:21,600 振動/時
・石数:27 石
・ラチェット式両方向自動巻きシステム
・H. Moser & Cie. の刻印が施された18K ゴールド製ローター
・パワーリザーブ:約 3 日間
・ハック機能
・シュトラウマン® ヘアスプリング
・モーザー ダブルストライプで装飾されたアンスラサイト仕上げ
・部分的にスケルトン加工が施されたブリッジ

[機能]
時針および分針
・センターセコンド

[ストラップ/ブレスレット]
一体型ステンレススチール製ブレスレット
・モーザーのロゴが刻印された3枚のステンレススチール製ブレード付きフォールディング・クラスプ




[H. MOSER & CIE.(H.モーザー)]
H.モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在約 90 名の従業員を擁し、18 個の自社製キャリバーを開発、年間に 4,000 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H.モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。Heinrich Moser の子孫たちに設立された Moser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH.モーザー、Hautlence、Agenhor SA という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。