SIHH 2019: モンブラン - ミネルバ工房を擁するハイエンド男性ライフスタイル ブランドの今年のテーマは「自然回帰」

 By : KIH
ミネルバがリシュモングループ傘下となり、モンブランの一部となってから早12年余り。今年はきっちりと時計部門の4つの柱をさらにはっきりとさせ、ミネルバとの統合を深化させてきていると感じた。

ともあれ、まずは今年のブースのコンセプトから - 「自然回帰」

昨年までの、天井から重たいトゥールビヨンの模型がぶら下がっているデザインから一変して(「自然」、ということではジャガールクルトのブースも似ているものを感じた)、グリーンな雰囲気。






では、早速4つの柱を見て行こう。各モデルの詳細についてはSIHH初日にエンバーゴが開け掲載したプレスリリースも参考にご覧ください。

1.モンブラン スターレガシー

そう、二コラ・リューセック クロノグラフはstarレガシーラインの重鎮なのです。「クロノグラフ」という言葉を作った、と言われている「二コラ・リューセック」という人物の名を冠したこのモデル、モンブランとしては最初の自社製ムーブを搭載したクロノグラフ時計で、デビューは2008年。今年はホワイトゴールド、レッドゴールドケースに、アンスラサイト ダイヤルモデルの登場。









モンブラン スターレガシー フルカレンダー





モンブラン スターレガシー オートマティック デイト




2. モンブラン ヘリテイジ プロダクトライン

モンブラン ヘリテイジ パルソグラフ
リミテッド エディション 100
モノプッシャー クロノグラフ キャリバー M13.21を搭載。そして、初のサーモンカラーダイヤル。




やはり、ミネルバの機械は美しい。見れば納得、というお値段設定にもなってます。


そして、モンブランはストラップさえ自社製。何しろ、メンズバッグなどの皮革製品も取り揃えており、フィレンツェに工房を持っています。そして、そこのストラップ生産が軌道に乗ったということ。モンブランにしかできない芸当です。このモデルだけでなく、全ての革ストラップは自社製です。



直径40㎜。いいところを突いてきます。




なんとなく、ビンテージ感の漂う盛り上がったクリスタル。




モンブラン ヘリテイジ オートマティック

サーモン カラー ダイヤル


ローズゴールドケース スモーク・カラメル カラー ダイヤル




シルバー ホワイト ダイヤル


いずれも直径40㎜。ちょうどいい感じですね。



そして裏にはミネルバのヴィルレ (Villeret)工房が彫られています。


モンブラン ヘリテイジ モノプッシャー クロノグラフ






こちらは直径42㎜で、やや大きめ。裏には同様にミネルバ工房が彫られています。


モンブラン ヘリテイジ GMT。




ヘリテイジ プロダクト ライン 実機に会えたモデルの集合写真。





3.モンブラン 1858 プロダクト ライン

モンブラン 1858 ジオスフェール リミテッド エディション 1858
昨年人気だったジオスフェールのグリーン エディション。左後方に昨年のエディション。北半球と南半球が逆に動く(反対側から見ているので当たり前ではあるが)機構はなかなかのもの。

ちなみにこちらの画像をみていただきたい。


1858本限定。



こちらは、モンブラン 1858 オートマティック クロノグラフ リミテッド エディション 1858
本格的NATOストラップで、「グリーン」を強調している。
こちらも1858本限定。




ブロンズケース、42㎜。




モンブラン 1858 オートマティック。こちらはステンレスケースだが、ブロンズケース、グリーンダイヤル バージョンは、1858本限定。



裏には「モンブラン」の山とロゴが彫られている。



ビンテージ風の革ベルトも渋い。40㎜。



モンブラン ヴィルレ 1858 ビンテージ クロノグラフ。




限定100本、しかし、美しい。。。







4.モンブラン タイムウォーカー

モンブラン タイムウォーカー マニュファクチュール クロノグラフ














こちらはわざとビンテージ感を出している。






そして最後に、メタモルフォシス (Metamorhosis)。今年はどんなの?

いつものように、12時位置のトゥールビヨンが太陽で、あなたは6時位置の大きな地球にいる。やや醜いかも知れないが、この状態では月が地球と太陽の間にあり、新月となり月は見えない。


ちょっと動かすと、三日月程度に?


そしてこの位置では満月が見える、と言うムーンフェーズ。


そして、これがメタモルフォシスーゼの瞬間をお送りして、このレポートを終わりにしたいと思います。




まさに、「Two Manufactures, One Passion」という言葉通りの、いい感じの2つの工房のコラボの進化、そして深化を感じた気がする。

また、SIHH初日の夕方、ヒュー・ジャックマン (Hugh Jackman)がモンブラン トークショーのホスト役で出ていました。








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