ヴァンクリーフ・ジュエリーの世界 ノアの方舟コレクション 

 By : Ay&Ty Style
近年はウォッチブランドとしても着実に根付いてきたヴァンクリーフ&アーペルだが、本業はもちろんジュエラーだ。機械式複雑時計のコレクション、ポエトリック・コンプリケーションを見ても、ひとつひとつにヴァンクリーフ&アーペルならではの世界観が設定され、煌びやかなジュエリーがそれを引き立てている。

今般、ヴァンクリーフ&アーペルがハイジュエリーの新コレクション「ノアの方舟」を発表した。
何世紀にもわたり芸術家たちが描いてきた創世の物語を独自に解釈し、約60組もの動物のつがいのクリップという形で表現したファンタジックなコレクション。

そして、本日から来年1月15日までの約2ヶ月間にわたり、銀座本店3階において、発表された錚々たるコレクションが一堂に並べられることとなった。ハイジュエリーのコレクションが日本のブティックで長期間にわたり展示されることは極めて異例といって良いだろう。しかもパリを除けば世界の都市に先がけての展示とのこと。
時計好きとしても見逃せない企画です!



インスピレーションの源となったノアの方舟の絵画。
これは洪水後に方舟を出た動物たちを描いたものだろうか。

ヴァンクリーフ&アーペルが動物をジュエリーに用いたのは今回が初めてのことではない。
むしろ、動物、昆虫を初めとする生物は、常に主なテーマの一つとして繰り返し用いられてきた。ヴァンクリーフ&アーペルでは、過去のハイジュエリーを顧客から買い戻し、メンテナンスをしてヴィンテージ品として販売しているが、今回の展示に合わせて、生物をモチーフとした過去のハイジュエリーも展示されている。

こちらは異型のパールをベースに制作されたダックのブローチ。



こちらはてんとう虫。羽の部分の赤と、斑点の黒は、ともにエナメル。
デザインの洗練さやジュエリーのセッティングは現行品に及ぶものではないが、今の作品にはないテイストは大きな魅力である。



今回の展示作品。



物語に忠実に、各動物は2体の例外を除いてツガイで制作されている。







例外はこちら。ジュエリーがミステリーセッティングされた豪華な2体である。



ユニコーン



フェニックス



先ほど紹介したヴィンテージのコレクションも同フロアに展示されていた。
こちらも大変に素晴らしいので必見です!





新作ハイジュエリーコレクション「ラルシュ ド ノエ」
2016年11月12日(土)〜2017年1月15日(日)
午前11時〜午後8時
 12月3日、4日及び年末年始はお休み
ヴァンクリーフ&アーペル 銀座本店3階
東京都中央区銀座3−5−6

(お問い合わせ)
ヴァンクリーフ&アーペル ル デスク 
tel 0120-10-1906
月曜日〜金曜日 午前11時から午後7時(祝祭日を除く)