アンデルセン 1980年から2020年の40周年を祝う4つのタイムピース その2つを公開
By : CC Fan独立時計師協会(Académie Horlogère Des Créateurs Indépendants - AHCI、通称アカデミー)の創設者でもあるスヴェン・アンデルセン(Svend Andersen)氏が自身の名を冠して設立したアンデルセン(ANDERSEN GENEVE)、1980年にアトリエをジュネーブのローヌ川沿いにオープンしてから2020年の今年で40周年を迎えます。
この40周年を祝い、4つのタイムピースが発表されるという情報がメールで届きました。
例によって日本語の情報はないため、意訳(抄訳)でブログと言う形でお伝えします。
一つ目、インビジブルセッティングしたバケットダイヤモンドベゼルを備えたワールドタイムウォッチ Tempus Terrae。
1950年代にルイ・コティエによるって開発された24時間リングと地図表示を持つワールドタイムウォッチを忠実に再現した作品です。
4時位置(アンデルセンの「A」ロゴ)のリュウズが通常の時計のリュウズで巻き上げと時刻調整を行い、2時位置(地球儀ロゴ)のリュウズで都市ディスクを動かして12時位置に現在の都市を設定したのち、時刻を合わせることで世界中の時刻を知ることができます。
都市の動きに時刻修正が同期するなどより複雑な機構もありますが、シンプルゆえに信頼性の高い機構でしょう。
文字盤中央にはアンデルセンを象徴する21カラットブルーゴールドにギロッシェを施したものが使われています。
これは金に鉄元素を加え、熱処理によってブルースチールと同様の構造色による青色を持たせたものです。
オーブンの揺らぎによって青色の風合いが変化するため、それぞれの文字盤は唯一の風合いを持つユニークなものとなります。
この素材を活かすために非常に困難なスケールという独自のギロッシェを用い、光の反射に力を与えています。
ブルーゴールド文字盤をできる限り輝かせるため、文字盤中央からは「ANDERSEN Genève」のロゴを排除し、シティリングのジュネーブの上に控えめな「A」ロゴを配置しました。
同じく「A」をかたどったアンデルセンハンドもアンデルセンのDNAの一つで、これらは可視性を高めるために可能な限り目立たないようにしています。
36個のバケットダイヤモンド(Dカラー、VVS 、2.25カラット)が固定する爪が見えないインビジブルセッティングでセッティングされたベゼルはこのクラシックな時計に繊細なタッチを加えます。
二つ目、コンスタンチン・チャイキンとのコラボレーションによるオートマトン「ジョーカー」のホワイトゴールドケース 20本限定
2017年にアンデルセンとチャイキンが力を合わせ開発された「オートマンジョーカー」は5Nレッドゴールドケースを備え20個限定で2018年にリリースされました。
前面にはユニークな方法で時刻とムーンフェイズを表示するジョーカーフェイス、背面にはオートマトンを備え、ボタンを押すことでユニークなポーカーのシーンを再現します。
2018年に発表された作品は世界中のコレクターやプレスから絶賛され、名誉あるGPHG2018のファイナリストに選ばれました。
その成功とコレクターからのホワイトゴールドケースの要望に答える形で2020年にホワイトゴールドケースバージョンが20個限定で発表されます。
現在取り組んでいる3つ目の時計は「ジャンピングアワー」のコンプリケーションで、今年の夏にお披露目できるでしょう!
そして2020年の終わりまでに4つ目、「スナップショット」が発表され、この記念すべき年を締めくくり、次のマイルストーンへと向かいます。
2030年の50周年です!
…いかがでしょうか。
独立時計師のさきがけであり、伝説的なアンデルセン。
業界への貢献は数えきれないでしょう。
40周年おめでとうございます!
www.andersen-geneve.ch
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