Ay&Ty Style in Geneva #3 -Audemars Piguet 2-

 By : Ay&Ty Style
SIHH2017におけるオーデマピゲの目玉がRoyal Oak Perpetual Calendar Black Ceramicであることは、ブースないの展示からも明らかでした。懐中時計のころからの歴代永久カレンダーモデルが一堂に展示。

永久カレンダーの腕時計自体は、オーデマピゲよりも先にパテックフィリップ等によりリリースされていますが、今となっては当たり前のうるう年インジケーターを初めて搭載したはオーデマピゲ。クオーツショック以前のヴィンテージピースは大変勉強になりました!



動画も撮影してきましたのでどうぞ!



1997年初出のRoyal Oak Chronographは今年が20周年のアニバーサリー。それを記念して、ダイヤルデザインが全面的にリニューアルされ、実に8種類のモデルが発表されました。


(オーデマピゲのオフィシャルサイトより)

3時、9時位置のクロノグラフカウンターを大きくして視認性が高められ、その代わりに6時位置のスモールセコンドが小さめになりました。これに伴い、従来は4時と5時の真ん中にあったデイトが若干5時側に寄っています。このデザイン変更を良しとするかは意見が分かれていますね。個人的には特にきになりませんでした。

左上のグレー/青はブティック限定のモデルで、チタンとプラチナのコンビ。プラチナが使われているのはベゼルとブレスレットのリンクで、これらの部分は通常のサテン仕上げではなく、ポリッシュされています。



良い色合い!





ブティック限定以外では、いわゆるパンダダイヤル(白地に黒)が人気になりそうですね。



ローズゴールドとブルーの組み合わせも良かったです。ブレスにすると重すぎるので皮ベルトタイプが便利。



クロノグラフに関しては、新たに自社ムーブメントが搭載され、裏スケになるのではないかとの期待もありましたが、従来のフレデリックピゲ1185ベースのムーブメントが維持され、裏蓋も金属のままでした。
個人的には、ライバルブランドを凌駕する自動巻クロノグラフムーブメントの開発を期待する反面、中途半端なムーブメントで価格が高くなるのでは無意味ですので、価格をほぼ維持したままアイキャッチングなフェイスリストを行なった判断は賢明だったと思います。

アイキャッチングといえば、昨年発表されて好評だったオフショアダイバーから、さらに買いやすいシンプルな3針モデルが登場。



このほか、メディアでも多く取り上げられているフロステッドゴールドのロイヤルオーク、エクストラシン15202のYGモデル、ミドルサイズの15450のブルー文字盤、ルテニウム文字盤など、ロイヤルオークに関しては、売れ線を中心にバリエーションが広がりました。
反面、前回も指摘したとおり、ロイヤルオーク以外のコレクションについては殆ど手がつけられておらず、新しいムーブメントや、あっと驚く新しさがなかったため、コアなファンには、もしかしたら物足りなさが残ったかもしれません。

オーデマピゲの新作をたっぷりと楽しんだ後は、会場内でランチ。
SIHHでは、ワイン等のアルコールを含め、フリードリンク、フリーフード。
ただし、今年は初めて最終日(1月20日)が一般開放デーとされ、その日だけはソフトドリンク以外は有料になったようです。



お料理はどれも美味しく、いろいろオーダーしたくなってしまいます。





デザートも最高でした!





ランチ後は、独立時計師のブースへ。