プロジェクトM、舶来時計と日本の漫画家をつなぐ架け橋

 From : BALL WATCH (ボール ウォッチ ) , Sinn (ジン )


プロジェクトM、
舶来時計と日本の漫画家をつなぐ架け橋



※本記事はゲスト・ブロガーの k.hillfieldさんからのNews投稿です。


90年代のバセロンコンスタンチン、ブライトリング買収前のKELEK、そして独立時計師ヴィアネイ・ハルターのデビュー作。それらを正規品の新品としてラインナップしている個性的な時計店が今回の舞台です。

店主には夢があり、その夢を「プロジェクトM」と名付けました。

そして先日、その夢は形となり、「松本零士 生誕80周年 特別記念時計」として、松本零士氏と舶来時計ブランドのコラボレーションが発表されました。 

松本零士氏は漫画家として銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトなどの作品が有名ですが、時計業界との関わりも深いです。同氏はブライトリングのコレクターであり、オメガのスピードマスターの限定モデル「フロム・ザ・ムーン・トゥ・マーズ」(2004年)などの製作にも携わりました。 

今回、松本零士氏とコラボレーションするのはBALL WATCHとSinnの2社です。
 

BALL WATCH

1895年からアメリカ、オハイオ州クリーブランドにて時計造りを開始し、1960年代まで一族経営、1990年代までアメリカに拠点を置いていましたが、現在はスイス、ラ・ショー=ド=フォンに本社を構えています。鉄道時計としての正統性を有するブランドです。
今回、松本零士氏とコラボレーションするのは、ブランドの代表モデルであるトレインマスターです。 

BALL WATCHの懐中時計はアメリカの鉄道の発展の歴史を支えました。

(1893年、人類が作った乗り物が、時速100マイル(160km/h)に到達しました。BALL WATCHが偉業を支えたその乗り物は、奇遇にもエンパイヤステート・エクスプレスNo.999という機関車でした。)

1959年、アメリカの鉄道時計として、懐中時計の代わりに腕時計が採用されます。その時に登場したのが、トレインマスターです。当時のモデルも現代同様、スイス製手巻きムーブメントを搭載していました。BALL WATCHは懐中時計に続き、トレインマスターによって、腕時計においても鉄道の歴史に大きな功績を残したのです。

鉄道時計としての歴史を継承するモデルが、今回、銀河鉄道999とコラボレーション。

白文字盤のモデルMOTHER EXPRESSは文字盤上のメーテルのレリーフ、そして黒文字盤のモデルNIGHT EXPRESSは松本零士氏の零士メーターを再現。

2モデルとも現代のBALL WATCHを象徴するテクノロジーであるマイクロ・ガスライトを搭載し、暗所でも抜群の視認性をほこり、裏側にはメーテルと銀河鉄道999のエッチングが施されたシースルーバック仕様となっています。

アメリカの鉄道の発展を支えた時計が、歴史を越えて、銀河を駆け抜けるーそんなロマンを感じさせてくれるタイムピースです。

【スペック】

トレインマスター MOTHER EXPRESS
ムーブメント:手巻き(BALLキャリバー RR2101)
機能:時分針、6時位置にスモールセコンド (針・文字盤に14 個の自発光マイクロ・ガスライト)
耐衝撃性:5,000Gs
防水性:30m防水
ケース:ステンレススティール製(直径44mm、 厚さ11.55mm)、シースルーバック
ストラップ:クロコダイル (スペアストラップ付属)

本体価格:345,000円・ 限定数:80本(12月1日午前零時より予約受付開始)



トレインマスター NIGHT EXPRESS

ムーブメント:手巻き(BALLキャリバー RR2101)
機能:時分針、6時位置にスモールセコンド (針・文字盤に14 個の自発光マイクロ・ガスライト)
耐衝撃性:5,000Gs
防水性:30m防水
ケース:ステンレススティール製(直径44mm、 厚さ11.55mm)、シースルーバック
ストラップ:クロコダイル (スペア用NATOストラップ付属)

本体価格:345,000円・限定数:80本(12月1日午前零時より予約受付開始)


 

Sinn

第二次世界大戦中、ドイツ軍にてパイロットを務めたヘルムート・ジンにより1961年創業。ブランドとして有名になったきっかけは飛行機のコックピット用の時計でした。
一貫した実用性の追求がブランドの特徴です。1960年代に西ドイツ空軍にモデル155が採用、現代でもドイツの特殊部隊にEZMシリーズが採用されています。そして現行モデルはすべてのモデルが、ドイツ工業規格に基づき製造されています。

今回コラボレーションモデルに選ばれたUシリーズは2005年に登場。ブランド初のダイバーズウォッチであるUボートシリーズの後継機となります。ドイツの現代の潜水艦に使われている「Uボート・スチール」が使われています。ダイバーズウォッチのISO規格をクリアするだけでなく、船級認証機関DNV GLの防水検査の認定証をも有します。
2008年にはクロノグラフのバリエーションU1000(EZM 6)が登場。水中でもクロノグラフのプッシュボタン操作可能であり、特殊なシリコンオイルが時計内部に封入されているため、水陸あらゆる環境において高い視認性を実現しています。

2本の時計には、松本零士氏の長年の夢である「いつか見てみたい宇宙からの地球」が文字盤上に表現されています。ベースモデルの針・インデックスの採寸から松本零士氏が行い、この時計のために新たに書き起こしたデザインです。(もともと松本零士氏は、ご先祖がドイツ人医師シーボルトと交流を持っていたこともあり、ドイツの文化には大きく影響を受けていたそうです。)

深海においても抜群の実用性を誇るUシリーズがベースの2本の特別な時計。深海を進み続けた先に、無限の宇宙へ続く扉があるとすれば、その扉を開くのはこれらの時計でしょう。

 
【スペック】

U1.S.E MOTHER EARTH
ムーブメント:自動巻き(SW220-1) 機能:時分針、センターセコンド、日付表示 防水性:100気圧防水 ケース:Uボート・スチール(PVD加工+テギメント加工1500ビッカース)製(直径44mm、 厚さ14.3mm)、スクリューケースバック ストラップ:シリコン(スペア用ナイロンストラップ付属)

本体価格:470,000円・限定数:80本(11月16日午前零時より予約受付開始)

 

U1000.S MOTHER EARTH
ムーブメント:自動巻き(SZ02)、特殊オイル66-228(-45℃~ 80℃での精度保証)
機能:時分針、スモールセコンド、クロノグラフ(クロノグラフ秒針、60分積算計、12時間積算計)日付表示
防水性:100気圧防水
ケース:Uボート・スチール(PVD加工+テギメント加工1500ビッカース)製(直径44mm、 厚さ18mm)、スクリューケースバック
ストラップ:シリコン(スペア用ナイロンストラップ付属)

本体価格:835,000円・限定数:80本(11月16日午前零時より予約受付開始)

 

 

プロジェクト詳細に関しては下記のサイトをご参照願います。
https://leijimatsumoto80th.com