ヴァシュロン・コンスタンタンの ヘリテージ・ウォッチ特別展を見る~銀座ブティックの展示は10月末日まで

 From : VACHERON CONSTANTIN (ヴァシュロン・コンスタンタン )



先日、開催の情報を掲載したヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ・ウォッチの展示にお伺いした。
https://watch-media-online.com/news/3653/




265年の歴史を誇るメゾンが厳選したピースだけあって、それぞれのモデルが持つ豊かなバックグラウンド・ストーリーや、現代にも通用するほどのスタイリッシュなデザインなど、計6ピースという比較的少ない展示ではあるが、博物館的な展示以上の充実が得られた。



まずは懐中時計のコレクション。


1827年製作のクォーター・リピーター懐中時計。
素晴らしいのは、径52 mmのケース裏面に施された見事なシャンルヴェ・エナメル装飾。現在も自社内にメティエ・ダール工房を持つヴァシュロン・コンスタンタンの、その超絶技巧のルーツともいえる作品だ。


この1856年製懐中も、彫金の職人技が際立っている。この技法は“ヴェルミチェッリ(” 燕の巣)と呼ばれるパターン装飾。

続く腕時計のコレクション。



ヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計のヒストリーは、トノーシェイプから始まった。
その伝統を継承する「マルタ」の偉大さを知る1915年製の最初期リスト・ウォッチ。



1935年にメゾンの150周年を祝し“ジュビリー”と命名されたヒストリカル・ピース。しかし後年に新資料が発見され、メゾンの創立年がさらに30年さかのぼることがわかったため、実質は"180周年記念"というエピソードを持つピース。


最後のショウケースに納められた2本は、"今年の新作"と言っても通用してしまいそうなくらいの、コンテンポラリー・ムードにあふれた作品。




1955年7月18日、ジュネーブで開かれた、アメリカ、ソ連、イギリス、フランスの四大国首脳会談の代表出席者8名に贈られた時計。裏蓋には、冷戦という緊張下にあって平和を願うメッセージ、「この時計が常にあなた自身とあなたの人民、そして世界平和にとって幸福な時のシンボルとなるように」という言葉が刻まれている。



2005年に創立250周年を祝して作られたカレンダー・ウォッチ。
この個体には“Museum”という刻印があり、最初からメゾンの博物館への収蔵が決まっていたもの。ダイヤルにはジュネーブ・シールの紋章が表示されており、この例外措置は史上初かつ唯一の事例とのことだ。



ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 銀座店での展示は今月末まで、以後、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 大丸心斎橋店、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 新宿伊勢丹店を巡回する。



【VACHERON CONSTANTIN EXCLUSIVE HERITAGE MEN’S PIECES】

ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 銀座店
日程 2020年10月10日(土)~ 10月31日(土)
営業時間 平日13:00~20:00、土日祝12:00~20:00(定休日なし)
場所 銀座ブティック 2階
東京都中央区銀座 7-8-8 Tel: 03-3569-1755
問い合わせ先 0120-63-1755

ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 大丸心斎橋店
日程 2020年11月4日(水)~ 11月8日(日)
営業時間 10:00〜20:00( 休業日は大丸心斎橋店の休業日に準ずる)
場所 大丸心斎橋店 本館6階
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 Tel: 06-6271-1231(代表)
問い合わせ先 0120-63-1755

ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 新宿伊勢丹店
日程 2020年11月11日(水)~ 11月30日(月)
営業時間 10:00〜20:00(休業日は新宿伊勢丹店の休業日に準ずる)
場所 伊勢丹新宿店 本館5階
東京都新宿区新宿3-14-1 Tel: 03-3352-1111(代表)
問い合わせ先 0120-63-1755
※ 今後の状況により、営業時間変更または臨時休業を実施する場合がございます。





【お問い合わせ】
Vacheron Constantin
0120-63-1755(フリーダイヤル)