ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・スプリットセコンド・クロノグラフ・エクストラフラット」～ストラップのステッチにまでプラチナを使用する"コレクション・エクセレンス・プラチナ"より発表

トラディショナル・スプリットセコンド・クロノグラフ・エクストラフラット
コレクション・エクセレンス・プラチナ
超薄型ムーブメント、自社キャリバー3500搭載の希少な複雑時計。ストラップのステッチにまでプラチナを使用する "コレクション・エクセレンス・プラチナ"より発表


「コレクション・エクセレンス・プラチナ」に新しいモデルが仲間入り。15本限定モデル、個別シリアルナンバー入りの「トラディショナル・スプリットセコンド・クロノグラフ・エクストラフラット コレクション・エクセレンス・プラチナ」です。時計の主要な部分がこの高貴な金属で作られ、プラチナとシルクによるステッチが施されたストラップが取り付けられています。直径42.5mmのケースは、エレガントで控え目なデザインに包まれ、ヴァシュロン・コンスタンタンの260周年を記念として開発された自社製の自動巻きムーブメント、キャリバー3500を搭載します。この超薄型ムーブメントは、水平カップリング・クラッチ機構に「摩擦」技術が用いられているのも際立った特色です。希少な複雑機構のスプリットセコンド・クロノグラフは、2時位置に配された専用のプッシュピースで操作します。



洗練された美しいデザインと機械式時計の精巧な技術との融合から誕生した「トラディショナル」コレクションは、多彩な複雑機構も特徴的で、今年は自社製の超薄型スプリットセコンド・クロノグラフ・ムーブメントによってその特色が強調されています。幅広い先進技術は、独特のデザインコードや、18世紀から受け継がれるジュネーブのオートオルロジュリーの伝統に敬意を表しています。主にプラチナ950で作られ、15本限定で個別シリアルナンバー入りのこのモデルは、高貴な系譜から派生した自動巻きムーブメントが搭載されています。



エレガントなデザインと卓越した技術を融合した「トラディショナル」コレクションには、ヴァシュロン・コンスタンタンが大切に守るオート・オルロジュリーの精神を体現しています。上質な美しいデザイン、プラチナの高級感、自社キャリバー3500の高性能が組み合わされた新しい「トラディショナル・スプリットセコンド・クロノグラフ・エクストラフラット コレクション・エクセレンス・プラチナ」は、この「トラディショナル」ラインの頂点に位置づけられます。





名声を誇るキャリバー
このスプリットセコンド・クロノグラフのためにヴァシュロン・コンスタンタンが選んだのは、マニュファクチュールの260周年を記念して2015年に発表されたキャリバー3500です。473個の部品から成るこのム ーブメントは、毎時2万1600回振動し、48時間のパワーリザーブが備わります。また、独特の設計により、超薄型の自動巻きムーブメントは、この種の複雑機構を搭載する世界最薄（5.2mm）のひとつに数えられ、時計全体の厚さも10.72mmに抑えられています。ま た、非球状の極薄ディファレンシャルの開発により、ムーブメントの厚さに影響を与えずに、パワーリザーブ表示を維持することができるように
なりました。



この自動巻きムーブメントはマルタ十字のモチーフを配した22Kゴールド製のペリフェラルローターを装備し、ボールベアリングにマウントされたこの異例のローターにより、全面に手作業で装飾が施されたキャリバー3500を隅々まで遮られずに見渡すことができます。また、自動巻きにペリフェラルローターを用いた構造は、ムーブメントの特別な薄さにも貢献しています。



このキャリバーは、2つのコラムホイールと水平カップリング・クラッチ機構を装備するオート・オルロジュリーのクロノグラフに敬意を払い、その歴史的構造を採り入れています。こうした古典的な構造は、「摩擦」技術を利用する水平クラッチ機構を含む数々の先進技術によってさらに強化されています。特許取得のこの改良によって、クロノグラフをスタートした時に起こりうる針の急な動きを軽減します。



したがってこのシステムは、クロノグラフ機能のスムーズな作動を可能にし、機構の耐久性の向上を保証します。
そして表示が「ドラッギング式」の60分積算計は、クロノグラフ機能の作動中に一般的にテンプに見られる振り角のロスを軽減します。クロノグラフ機能が停止した際にこのタイプの表示は、時間の表示がより見やすくなります。




スプリットセコンド・クロノグラフ　
スプリットセコンド・クロノグラフの使用は、2つの異なる対象の時間計測に理想的です。リュウズに組み込まれたプッシュピースを押すと、センターのクロノグラフ針とスプリットセコンド針の2つが重なったままで動き始めます。



2時位置のプッシュピースを押すと、スプリットセコンド針は停止し、クロノグラフ針のほうは計測を続行します。ここで第一の経過時間が読み取れます。2時位置のプッシュピースをもう一度押すと、スプリットセコンド針はクロノグラフ針に追いつき、再びクロノグラフ針と重なって一緒に動き続けます。この操作は、必要に応じて何回でもでき、同時に連続して計測を行うことができます。




コレクション・エクセレンス・プラチナ
時計コレクターから高い評価を受ける「コレクション・エクセレンス・プラチナ」は、プラチナ950で作られた特別な限定モデルで、ケースやベゼル、ダイヤル、リュウズ、フォールディングバックルがこの貴金属で作られているだけでなく、アリゲーターレザーストラップのステッチにもシルクとプラチナの縫い糸が用いられています。18Kホワイトゴールドの針とインデックスといった他の素材による時計の要素も、プラチナ同様ピュアで美しい世界が反映されています。
直径42.5のケースは、腕で存在感を放つ一方で、その無駄のないラインや控え目な表情のダイヤルは、この時計に紛れもない特別な個性を演出しています。



Classic with a Twist
ヴァシュロン・コンスタンタンは、過去の記憶を呼び覚ましながら、常に時代と密接に結びついた時計を創作してきました。何世紀にも渡り時計師やさまざまな職人、デザイナーたちがエレガンスを表す常套句として用いてきた「Classic with a Twist」は、歴史遺産や予想外のものを開拓する大胆な挑戦を賞賛した言葉です。



高度な時計技術と洗練された美意識が交差するヴァシュロン・コンスタンタンの時計は、時代を超えて揺るぎない魅力を放っています。タイムレスなるものは、伝統的な時計製作の規範に従うだけでは達成できるわけではなく、それぞれの時計の細部まで大胆なタッチで彩られていなくてはなりません。



表示スタイル、オフセット表示、全部品のそれぞれに即した面取り、手作業による仕上げ、複雑機構はこの高度な専門技術の一部に過ぎません。成果はそれぞれの分野で極めて個人色の強いものになって表れますが、その表現には、テクニックとスタイルが伝統の踏襲と型破りという、両極の絶妙な調和に集約されるのです。

Watches& Wonders2021で発表されたこの新しいモデルは、メゾンが掲げる「Classic with a Twist (伝統的でありながら遊び心がある）」と題した2021年のテーマの一翼を担い、伝統を称え、大胆で予想をはるかに上回る時計を発表するメゾンの一貫した姿勢は、ヴァシュロン・コンスタンタンの創作エネルギーを浮き彫りにします。



【技術データ】
トラディショナル・スプリットセコンド・クロノグラフ・エクストラフラット
コレクション・エクセレンス・プラチナ
リファレンス・ナンバー：5400T/000P-B637
ジュネーブ・シール：取得

キャリバー・ナンバー：CAL.3500（ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発製造）
駆動方式：機械式自動巻き、22Kゴールド製ペリフェラルローター
ムーブメント・サイズ　：直径37.66MM × 厚さ5.2MM
パワーリザーブ ：約48時間　　　　
振動数 ：3HZ（毎時2万1600回振動）
部品数 ：473
石数 ：47
表示 ：時、分、スモールセコンドによる秒（9時位置）、モノプッシャー・スプリットセコンド・クロノグラフ（3時位置に60分積算計）、タキメータースケール、パワーリザーブ（6時位置）



ケース :プラチナ950、直径42.5MM × 厚さ10.72MM、サファイアクリスタルのシースルーケースバック
防水機能 ：3気圧（約30M）
文字盤 ：プラチナ950、サンドブラスト仕上げ、4時と5時の間に "PT950"のホールマーク刻印、18Kホワイトゴールドのアプライド・インデックス

ストラップ ：ダークブルーのミシシッピ・アリゲーターレザー、アリゲーターレザーによるライナー、プラチナ950とシルクの糸による手縫いサドルステッチ
クラスプ ：ラージ・スクエア・スケール、プラチナ950製クラスプ、ポリッシュ仕上げの半マルタ十字




【お問い合わせ】
Vacheron Constantin
0120-63-1755（フリーダイヤル）