X-TREM-1 - StingHD Feel the burn!

 From : Christophe Claret (クリストフ・クラーレ)

X-TREM-1 - StingHD

Feel the burn!

X-TREM-1を発表して5年後の今、ウォッチメーカーはStingHDと協力しあい、大胆な機械的な"memento mori(メメント・モリ:死を忘れるな)"を立ち上げました。
これはわずか8ピースの限定版として作られます。 

技術的な強みは、この時計の重要な資産です。それは傾斜したフライングトゥールビヨンと、磁場によるレトログラード時分表示システムとを組み合わせたものですが、その美学はさらに進化しています。
黒色のPVD処理されたチタンケース、トゥールビヨンキャリッジ上のスカル、スティングレイレザーまたはパーソナライズされたストラップを備えた新作、X-TREM-1 - StingHDは、ライフスタイルの選択として反逆を主張します。
息を吹きかけることで、サファイアクリスタルに隠されたスカルのモチーフが明らかになります。
非常に魅力的です!

クリストフ・クラーレは、X-TREM-1をオリジナルからダークサイドへ展開します。
2012年に発表されたこのベストセラー作品は、今までにもさまざまな解釈の限定版が生み出されています。
今回、クリストフ・クラーレの時計製造の力と創造的でトレンディーなアメリカン・ブランドStingHDのシグネチャが結び付きました。
StingHDは、アクセサリーや革やその他の素材のハイエンドジュエリーを専門とするトレンドセッターであり、50年以上にわたってニューヨークから贅沢で繊細な作品を届けています。
X-TREM-1 - StingHDは、アバンギャルドなメカニックと自由な美学を融合させ、ナチュラルボーンの反逆を表します。


Ultimate technology

X-TREM-1は磁化システムを用い時刻を表示するトゥールビヨンウォッチです。
この賭けは大胆であり、少々常軌を逸したものとさえ言えます。実際に、どうやって、時計製造メカニズムの最大の敵である磁場を時計の中心に持ち込むのか?時計製造業界のすべての識者なら間違いなく言うことでしょう。しかし、クリストフ・クラーレはそれをやってのけたのです!ステンレススティール製の2 つの小さな球体―軽量化のために一部をくり抜いています―からなるシステムを用いました。胴部左右に設置された2 本のサファイアチューブの内側に納められ、ケーブルが引っ張る2つのミニチュア磁石が生み出す磁場に支えられて動きます。精度を保つため、1キロの引っ張り力を持つ、非常に電気抵抗の高い数百のダイニーマ繊維をポリエチレンのジェルでまとめたきわめて柔軟なコードが使われています。全体は髪の毛より細く出来ています(直径 4/100 ミリ)。コードの電気抵抗力は、6 年間使用する場合の状態を想定して、マニュファクチュール・クラーレで検査が行われました。

球体は2 本のチューブの内側に浮かぶように見え、その動きにいかなる機械的接続を持たず、時計のミステリアスな面を強調します。「イヴェルドン・レ・バンにあるヴォー州エンジニアリング・マネジメント高等学院(Haute Ecole d’Ingénierie et de Gestion du canton de Vaud 、HEIG-VD)とベッソン教授のチームとともに、この技術を開発しました。このシステムは完璧に完成しています。必要な機能以外のメカニズムにいかなる影響も及ぼさないように磁場システムを開発しました。」と、クリストフ・クラーレが説明します。

X-TREM-1 の « フローティング » 球体による表示システムだけが技術的な大成功と言われる所以ではありません。この作品の組立て、仕上げ全体が、常にクリストフ・クラーレが求める厳しい基準を満たしているのです。

3D カーベックスの地板とブリッジのために超軽量チタンが用いられました。 人間工学と軽量化がクリエーターをこの選択へ導いたのです。これほどまでに複雑なキャリバーは初めてである上、チタン製です。ケースの素材はチタンと組み合わせたホワイトゴールド、ピンクゴールド、プラチナの3 種類があり、モデル毎にそれぞれ8本の限定シリーズ製造です。フライング・トゥールビヨンはセラミック製のダブルボールベアリングを搭載し、その耐衝撃性を高めています。30 度の傾きを付けて、時刻の視認性をさらに高めています。手巻き式、動力はツインバレルを使用しています。トゥールビヨンの動き、すなわち時計の動きを妨げず、エネルギーを消費する時刻表示の使用を可能にするため、ツインバレルが選ばれました。


Deadly sophistication

クリストフ・クラーレは常に技術の限界を超えようとしてきましたが、さらに新しい領域として美しさを探索しようとしました。
この新しいモデルの最もすぐれた点は、6時に堂々と配置され、StingHDによって設計された黒色のクロムメッキされた魅惑的で恐ろしいアルミニウムのスカルで飾られた、大きな傾斜トゥールビヨンの存在です。
トゥールビヨン内にルビーのようなスカルを組み込み、この催眠的で魅惑的な光景を作り出すには、新しいトゥールビヨンケージの作成が必要でした。
これは、X-TREM-1 - StingHDの最も困難な技術開発でした。
印象的なチタン製の長方形ケースは、ブラックPVD処理のおかげで更に魅力を増しています。
以前のX-TREM-1で、時分を表示するための鋼製の球を収容していたサファイアチューブは、黒色のPVD処理されたステンレスのリングで装飾されたチューブに置き換えられました。

A rebel to its last breath

X-TREM-1 - StingHDは、細部まで反逆心に沿って作られています。
これらに夢中にならない方は決していないでしょう。
クリストフ・クラーレは、サファイヤ・クリスタルに特別な化学処理でスカルを表現しました。
普段は隠れていますが、息を吹きかけることで、スカルが現れます。
もう一つの要素は、X-TREM-1 - StingHDが手のひらの周りを包み込むように優雅さを放つという事実です。
このモデルには、StingHDがデザインした2本のストラップが付属しています、1本は黒いスティングレイレザーで、もう1本はその所有者がパーソナライズすることができます。
さらに、プレゼンテーションボックスには、ルビーの目を入れた黒いダイヤモンドのスカルで飾られた手作りのブレスレットが含まれています。
これは、この時計の着用者に時間が刻々と刻み込まれており、人生にしっかりと付着していなければならないことを思い出させるエレガントな方法です。
一時的なものと永遠のものとを分けるのにほんの数時間しかないのであればどうでしょうか?
答えは、X-TREM-1 StingHDの8人の幸運な所有者だけが知ることができます。







X-TREM-1 – STING HD Technical Specifications

ムーブメント:
キャリバー FLY11 - 機械式手巻きムーブメント
直径: 26.6 x 46.4 x 11.94 mm
部品数: 432
石数: 66
パワーリザーブ: 50時間以上
ダブルバレル: ひとつはムーブメント計時輪列用, もうひとつは表示機能用
脱進機: トゥールビヨンと表示機能は動力が互いに独立し、表示が計時に影響を与えることなくパワーリザーブと効率を最大化します

トゥールビヨン:
- スイスレバー脱進機
- 振動数: 3 Hz (21,600 vph)
- トゥールビヨン回転数 1回転/分
- 30度傾斜したフライング・トゥールビヨン、セラミック製のボールベアリングふたつによる支持、円錐形のピニオンによるトルク伝達
- 天然ルビーの眼を備えたブラッククローム仕上げのアルミニウム製スカル

機能:
-2本のサファイヤシリンダーチューブ内部を23mm移動する軽量な球体によるミステリアスな時分表示 - コードが時客のキャリッジをけん引
- トゥールビヨンケージによる秒表示
- ムーブメント巻き上げ表示
- 12時位置の統合されたプッシャーによる1時間ごとの時差修正

地板:
- 30度の傾斜が付いたカーベックス
- 地板とブリッジはマイクロブラスト仕上げのチタニウム
- スケルトン歯車の巻き上げ輪列・ラチェット

特徴:
- 機械式ムーブメント中に磁場を使用
- 表示とムーブメント間に機械的接続なし
- 巻き上げと時刻設定はケースバックの"Bow(弓)"で行う

ケース:
カーベックスシルエット レクタングル
サイズ: 40.80 x 56.80 x 15 mm
防水: 3 ATM / 30 m / 100 ft

MTR.FLY11.160-168

素材:
ブラックPVD グレード5 チタン
赤色のスーパールミノバのサイドライン
赤色の数字表示
ブラックPVD ステンレススチールのリング
息を吹きかけることでサファイヤ上に浮かび上がるスカル

ストラップ:
ふたつのストラップが付属、ブラックスティングレイストラップとパーソナライズストラップ
完全にマッチした手作りのブラックダイヤモンドとルビーの眼を備えたスカルブレスレットが付属

8本の限定生産

関連 Web Site (メーカー・代理店)

CHRISTOPHE CLARET
http://www.christopheclaret.com/

Noble Styling Inc.
http://noblestyling.com/

※日本語のプレスリリースが出ていなかったので、私の方で英→日の翻訳を行いました。
※一部2012年のX-TREM-1発表時のプレスリリースより引用