A. Lange & Söhne

 By : Daiwatokeiten
ドイツ時計と言えば、A. Lange & Söhne



創始者フェルディナンド・アドルフ・ランゲは



両親の離婚によって知り合いの商家に引き取られ、
ドレスデンの技術学校に通う傍ら
ドレスデンに工房を構えていた時計師ヨハン・クリスティアン・フリードリッヒ・グートケスの元で
時計製作の見習いとして働き始めました。

当時、ランゲは15歳。
才能をいかんなく発揮し、優秀な成績で見習い期間を終え、
ドレスデンに工房を構えていた時計師ヨハン・クリスティアン・フリ-ドリッヒ・グ-トケスの元で
時計製作の見習いとして働き始めました。
その後、パリ近郊で工房を開いていたオ-ストリア出身の時計師ヨゼフ・タデウス・ヴィンネルの元で
修業を開始。
ソルボンヌ大学で物理学・天文学を学び、
ドレスデンに戻った後にグートケスの共同経営者となりました。
当時、時計生産の中心だったスイスやイギリスに対抗する為に
グラスヒュッテの地域振興を目的とした事業計画書をザクセン政府に送り、
1845年、承認を得てA. Lange Dresdenを創設しました。

1868年には息子のリヒャルトが共同経営者となり、工房名もA. Lange & Söhneに変更。
その後、第2次世界大戦が終わる前夜、本社屋が崩壊され、
1948年の共産化による接収によって社名が消滅するなど
幾多の苦難に見舞われますが、
2001年12月7日、復活を果たしたA. Lange & Söhne は
ある意味ちょっと珍しい歴史を持つメーカーです。

そのA. Lange & Söhneのアンティークウオッチの中で最上級品として名高い1A

オリジナルボックスも



ペ-パ-も



補修用のガラスも



フルオリジナルです。





数年前までMunichで開催されるフェアに出向くと
BOX付のA. Lange & Söhneをそれなりに見かけましたが、
近年、めっきり数が減り、
コンディションの良いハイグレ-ドをなると尚更・・・


海外のサイトなどでは見かけますが、
文字板もケースも機械も、すべてコンディションが良く、
付属品もフルオリジナルとなると珍しいですね。