時計愛好家のためのヨーロッパ(オメガミュージアム編) by k.hillfield
By : Guest Blogパリ編、ジュネーブ編に引き続き、本日は時計愛好家のためのヨーロッパ(オメガミュージアム編)について書かせていただきます。
オメガミュージアム
オメガミュージアムはスイスのビール/ビエンヌにあり、オメガファンにとっては聖地のような場所で、珍しいモデルも含め、多くのモデルをここで見ることができます。
予約は不要で、入場料無料です。(日曜日と月曜日は定休日)
ビール/ビエンヌはチューリッヒとジュネーブの中間にあり、それぞれから電車で約2時間です。
●ジュネーブからのビール/ビエンヌを目指す。沿線にはジュネーブ、ヌーシャテル、ビール/ビエンヌ、チューリッヒなど、時計の歴史の舞台になってきた地名が並ぶ。(著者による撮影。)
ビール/ビエンヌ駅から、歩いて10分ほどのところに、オメガミュージアムがあります。スウォッチやオメガの建物に囲まれています。
●ミュージアム外観 2013年春訪問時。(著者による撮影。)
●ミュージアム外観 2017年夏訪問時。コンステレーションの指輪と撮影。(著者私物。)
入口からオメガの世界観が表現されています。
展示スペースは2階にあり、螺旋階段を上ります。
●展示スペースへ続く螺旋階段と世界観を表すオブジェ。(著者による撮影。)
そして展示スペースでは、オメガの時計と、その世界観を存分に楽しむことができます。
ここでしか見られないレアモデルもたくさんあります。
●コンステレーション「オブザーバトリーダイヤル」(1954年)。通常モデルの裏蓋に書かれているコンステレーションが、文字盤にクロワゾネ(有線七宝)で描かれている。当時盛んであったであろう天文台における精度コンクールにおいて、優秀な成績を収めていたオメガの歴史を想起させる文字盤。(著者による撮影。)
●上記モデルの90年代のモデル。こちらも文字盤上にクロワゾネで天文台が描かれている。(著者による撮影。)
●右の黒文字盤はスピードマスター・アポロ13号モデル(1995年)。このモデルも限定モデルとして現在も高い人気だが、その横の白文字盤のモデルはさらに珍しい。白文字盤はプロトタイプと言われているが、2007年のアンティコルムによる「オメガマニア」に出品されたこともある。(著者による撮影。)
●スピードマスター アラスカプロジェクトプロトタイプ。(著者による撮影。)
●1970年代に造られたスピードマスターLCD(中央)他。(著者による撮影。)
●1950年前後に造られたトリプルカレンダーのモデル。ヴィンテージのマーケットでもコンディションが良いものは少ない。(著者による撮影。)
●ジェームズ・ボンドとシーマスター。1990年代後半に発売された人気モデルです。(著者による撮影。)
●それぞれ1950年代中盤に造られたオリンピック記念モデルのシーマスター。(著者による撮影。)
●オメガと言えば、オリンピック。東京オリンピックにも期待。(著者による撮影。)
この博物館ではオメガのあらゆる時計―スピードマスター、シーマスター、コンステレーション、そしてそれ以前の懐中時計を含め貴重な時計をたくさん見ることができます。そしてそれぞれの時計のもつストーリーをも知ることができます。
スイスのご旅行を検討される際は、ぜひ一度は訪れていただきたい博物館です。
●お土産。右はポストカード。(著者による撮影。)
オメガミュージアムについて(日本語)
https://www.omegawatches.jp/ja/planet-omega/heritage/museum/
次回の時計愛好家のためのヨーロッパは、ビール/ビエンヌよりローカル線に乗り換え、ラ・ショード・フォンに向かいます。ラ・ショード・フォンの国際時計博物館訪問記について書かせていただきます。
おたのしみに。
【関連記事】
時計愛好家のためのヨーロッパ(パリ編)
https://watch-media-online.com/blogs/1044/
時計愛好家のためのヨーロッパ(ジュネーブ編)
https://watch-media-online.com/blogs/1100/
COMMENTS
コメントを投稿する
※ 匿名(ニックネーム可)での投稿も可能となっております。