AHCI ピタ・バルセロナ: モリノス・オービタル 間もなく受注開始!

 By : KIH
AHCI会員のピタ氏が時計を作るピタ・バルセロナ。日本でどれくらいの人がその「大したもんだ」をご存知でしょう。私もよくわからない時にはあまり注目していませんでしたが、CEOのダニエル氏が日本に半分くらいいるので、よく見せてもらって触ってみると、あらら、すごい機構じゃないですか。リューズなし。裏蓋を回して時刻調整。それで防水。ピタ・バルセロナだけですよ、5000m防水のダイバーウオッチを作っちゃったのは。特許の数もすごいと思いますが、出してる時計もすごいです。

さて、今日の本題。

今まで、何度かここでも登場したこのモデル。CEOのダニエル・ヒメネス氏が新年会でしていたり(写真はSalonQPのものを一部使いましたが)、その前は昨年のロンドンのSalonQPでピタ・バルセロナのブースにしっかりと置いてあったり、その「モリノス・オービタル」が7月12日からついに受注開始です!

まずは、正面から見て下さい。



針がありません。針の動きを、針を使わずに歯車の動きで表します。で、上の写真では一体何時を指しているかと言うと、4時1分くらいですかね。

まず、何時か? これはここにご注目。
 

内側の歯車のスポークの1本に「黒ダイヤ」が埋め込まれています。これが「時」を表しているのです。すなわち、この写真だと、「4時」ですね。

では、何分か?


こちらも、歯車のスポークの1本についた「黒ダイヤ」が教えてくれます。すなわち、微妙ですが、正時をちょっとすぎたくらいですね。

ということで、最初の写真は、「4時00分」を示しているということになります。


Planetary Gearと呼ばれる、この文字盤上に見える機構は、日本語では「遊星歯車機構」と呼ばれることもありますが、中心にある太陽ギアと、その周りを回る遊星ギア、という組み合わせです。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば簡単に時刻がわかると思います。

ピタ・バルセロナの他の時計と同様、リューズはなく、時刻は裏ぶたを回して調整します。

基本モデル(クラシック・エディション)のケースは、904Lステンレス! 316Lではありません。最近、高級機で見るようになった904Lステンレスです。

限定71ピース。大きさも39㎜と、日本人にも手ごろな大きさです。



文字盤インデックス: 黒ダイヤモンド
ダイヤル面: DLC
防水: 3気圧
大きさ: 39㎜ x 11㎜

キャリバー: Pita W6.6、両方向回転自動巻き
25石
スイス・レバー 脱進機
28,000v/h
パワーリザーブ: 42時間
精度: 2秒/日

価格: 7,750ユーロ(ウェブサイトで日本円表示もできます)

その他、各種カスタマイズ受け付けます(コスト、時間、エキストラでかかります)!

Pita Barcelona
pita@pita.es
(日本語OKです)